◎続々と続報が届いています
米国南部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」の被害は30日さらに拡大し、米メディアによると、ミシシッピ州だけで死者は100人を超えた。
他の州でも計十数人が死亡している。救援活動が進むにつれ、さらに多くの犠牲者が確認されるとみられる。被害額も過去最大だった1992年のハリケーン「アンドルー」を上回る恐れが出てきた。
カトリーナはフロリダ州を先週通過した後、29日にルイジアナ州に再上陸。同州のほか、隣接するミシシッピ、アラバマ両州に大規模な浸水や建物の倒壊などの被害をもたらした。すでに熱帯低気圧になったが、被災地の水は引かず、停電も4州の計100万世帯以上で続いている。
アパートが濁流にのみこまれ、30人以上の死者が出たミシシッピ州ビロクシーの市長は昨年12月のインド洋津波を念頭に「これは我々にとっての津波だ」と述べた。同市の当局者によると、最終的な死者数は「数百人」に達する恐れもあるという。
ルイジアナ州ニューオーリンズでは30日、堤防の一部が決壊し、浸水地域は市内の80%に広がった。一部地域では宝石店や衣料店への略奪行為が相次ぎ、制止しようとした警察官が銃撃される事件も起きた。
救助チームは各州でヘリコプターなどを使って、孤立した被災者の救出に全力をあげており、犠牲者の遺体の収容には今のところ手が回らないという。
AP通信によると、損害保険の支払額は100億~250億ドル(約1兆1000億~2兆8000億円)に達する見通しで、13年前のアンドルーの210億ドル(約2兆3000億円)を上回る恐れもある。
テキサス州の在ヒューストン日本総領事館によると、邦人の被害情報はない。
一方、ブッシュ大統領は同州クローフォードでの夏休みを2日早く切り上げ、31日にワシントンに戻り救援活動を陣頭指揮する。
米国南部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」の被害は30日さらに拡大し、米メディアによると、ミシシッピ州だけで死者は100人を超えた。
他の州でも計十数人が死亡している。救援活動が進むにつれ、さらに多くの犠牲者が確認されるとみられる。被害額も過去最大だった1992年のハリケーン「アンドルー」を上回る恐れが出てきた。
カトリーナはフロリダ州を先週通過した後、29日にルイジアナ州に再上陸。同州のほか、隣接するミシシッピ、アラバマ両州に大規模な浸水や建物の倒壊などの被害をもたらした。すでに熱帯低気圧になったが、被災地の水は引かず、停電も4州の計100万世帯以上で続いている。
アパートが濁流にのみこまれ、30人以上の死者が出たミシシッピ州ビロクシーの市長は昨年12月のインド洋津波を念頭に「これは我々にとっての津波だ」と述べた。同市の当局者によると、最終的な死者数は「数百人」に達する恐れもあるという。
ルイジアナ州ニューオーリンズでは30日、堤防の一部が決壊し、浸水地域は市内の80%に広がった。一部地域では宝石店や衣料店への略奪行為が相次ぎ、制止しようとした警察官が銃撃される事件も起きた。
救助チームは各州でヘリコプターなどを使って、孤立した被災者の救出に全力をあげており、犠牲者の遺体の収容には今のところ手が回らないという。
AP通信によると、損害保険の支払額は100億~250億ドル(約1兆1000億~2兆8000億円)に達する見通しで、13年前のアンドルーの210億ドル(約2兆3000億円)を上回る恐れもある。
テキサス州の在ヒューストン日本総領事館によると、邦人の被害情報はない。
一方、ブッシュ大統領は同州クローフォードでの夏休みを2日早く切り上げ、31日にワシントンに戻り救援活動を陣頭指揮する。