オバマ政権発足直前の1/10に発表された景気刺激策の有無による失業率推移の変化をあらわしたグラフと、実際にこれまでたどった軌跡を比べると、オバマ政権の失業率に対する見方が、著しく楽観的であったことがわかる(※1のグラフの薄青が刺激策なし、濃青が刺激策ありの予想推移で、赤が実態)。現政権が実態を完全に掌握できていたわけではないことがよくわかる。この楽観的な視点からスタートしたため、その後のストレステストも、悲観シナリオも含めて楽観的なものとなってしまった。本日6月の雇用統計が発表され、失業率のさらなる悪化が予想されている。
政府の刺激策の効果は7月から始まる3Qで本格的に発揮される、とのことの様なので、今後の推移が要注目である。当初の目論見では3Qで失業率増加はピークアウトの見込みであるが、過去のレセッション終了後の推移等を踏まえると、これも楽観的にすぎる可能性が高い。
※1 Unemployment Forecast: Too Much "Hope"
Click on graph for larger image in
We now know that this forecast was terribly optimistic.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます