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-6年半ぶりに投稿

大恐慌!?その382 米雇用一段と悪化、日本不動産回復は早くて2010年

2009-02-27 00:12:30 | 世界経済

色々ご紹介したことがあるが、時間がなかなか取れないので、手短に。

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先ほど発表の米週間失業保険申請数は、前週比3.6万増の66.7万。継続受給者も11.4万増の511.2万。 さらに悪化のペースは加速。詳しくは、

http://www.calculatedriskblog.com/2009/02/weekly-claims-continued-claims-over-5.html

 

さて、個人的にも良くウォッチしている日本の不動産市場だが、底打ちは早くて2010年、ただ2010年も既発の商業不動産担保証券(CMBS)の満期が集中するリスクがあるという(※1)。

※2で英中銀総裁は世界経済は昨年10・11月に「がけから落ちた」と述べたという。普通は目の前にがけがあることは、落ちる前に気づくはずだが、そのことへの言及はなかったか。

 

※1 国内不動産相場は底打ちまでに3─4割下落=ラサール

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36707420090226

・・・

80─90年代のバブル崩壊後に東京のオフィス価値は約6割下落したが、不動産の価値が経済予測と切り離された「批准法」で評価されていた当時と違い、現在は市場メカニズムに基づくDCF法が導入されており、日本は「成熟市場」とみなすことができる。「歴史的に、成熟した不動産市場では山から底までの下落率が30─40%で、日本もピークからの下落率は30─40%になる」と述べた。同社は直近の国内不動産相場のピークは07年末だったと分析している。

国内不動産相場の回復見通しについては「景気後退の深さや長さ次第」として明確な言及は避けたが、景気予測としては「個人的には09年の回復は期待できないと考えており、10年の回復に妥当性があるとみている」と述べた。ただ、既発の商業不動産担保証券(CMBS)の満期が2010年に集中するため「借り換えや追加資本の投入ができないファンドがつぶれ、銀行からの差し押さえや強制売却で不動産価格がさらに下落し、景気にマイナス影響を与える可能性もある」と述べ、景気回復シナリオに不確実要素があることも指摘した。

・・・

 

 

※2 世界経済は昨年10・11月に「がけから落ちた」=英中銀総裁

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-36707820090226

英イングランド銀行(中央銀行)のキング総裁は26日、世界の経済情勢について昨年10月と11月に「がけから落ちた」との見方を明らかにした。議会委員会で証言した。・・・・


2 コメント

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Re:色々ご紹介したことがあるが (投資蚊)
2009-02-27 02:25:10
そうですね、よくもここまで悪い材料ばかり出てくるものだと。
(予想はしていたものの)
もう経済指標云々ではなく、如何に経済の崩壊を防ぐのか?
最近はこちらの方で悪い頭を悩ませている次第です。
日本の場合だけを考えれば、対外債務ゼロの強みを生かし、「政府発行通貨」を国内限定で流通させる。(当然、世界の金融マフィアが黙ってないでしょうね)
あるいは、国民が日本国債を買い支えるとか。
こんなことぐらいしか思いつきませんww。

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Re: 色々ご紹介したことがあるが (world_2050)
2009-02-27 12:56:53
そうですね。着実に最悪のシナリオを歩んでいる気がします。色々な悪循環が既に連鎖反応を起こしてしまっているので、全体としてどうにも手の施しようが無い様に感じられます。米政府の対応は、しないよりははるかにましでしょうが、焼け石に水感がありますね。金融機関対応も、抜本策は結局打たないまま、ずるずると行きそうな感が高まっていますしね。。。
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