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子供の小遣いと日本文化

2019-10-10 17:10:57 | 日記
まだ学生(東大)らしいが、西岡壱誠という方が、興味深い論を述べている。
ご本人は、世界を正しく見る教養講座と称しているようだ。
まあそんなこともあるかな、とも思えたので紹介したい。

◆子供の小遣いが独自の日本文化を生み出す
 氏によると、欧米では子供が欲しがるものを親が吟味して買い与えるのが普通で、
 子供自身にお金を管理させるシステムの国は稀だそうだ。
 日本ではお年玉をはじめ、月々のお小遣いを子供に直接渡すという風習があります。
 これは、子供に自分で何を買うのか決めなさい、ということで、お金の使い方の勉強でもある。
 日本の子供たちは、小さいころからお金を使う訓練をさせてもらっているということだ。

 子供が自分の意思でモノを買うことができるということは、子供が需要家や投資家になるということだ。
 当たり前のようだが、これは結構すごいことで、お菓子メーカーもおもちゃメーカーも、大人目線だけで商売していては、
 子供という需要家・投資家に見放されてしまう。
 子供が本能的に楽しい、おいしい、と感じるモノが選ばれるため、子供目線でのモノづくりが必要ということだ。
 そして、多くの場合、大人よりも子供の方がそういった感性も好奇心も豊かなものだ。
 大人より、よほど目が肥えているのだ。

 こうして日本では子供向けの大衆文化が花開いたという訳だ。
 驚くほど安い値段なのに、非常に趣向が凝らされた駄菓子や、世界で一番売れているカードゲーム遊戯王、ポケモン・
 ドラクエなど世界的に有名なゲームをはじめ、アニメやマンガなどのクールジャパンと呼ばれる文化が開花したのは、
 子供自身が需要家・投資家であったからなのだ。
 こういった論法で、氏によれば日本独自の文化が生まれ育つのは、子供が自由にお小遣いを使えるからだそうだ。

 なるほどねえ。
 世界の小遣いの風習までは知りませんが、大人(常識者)が反対したり評価をしない商品開発をすることで、子供(真の需要)
 の求めるモノが出来るということなんでしょうか。
 いろいろなところで、応用できる場面もありそうですね。
  

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