
土塩層
3月13日(木)は深谷市の荒川河川敷まで。里山体験プログラム「化石でワンダー探検隊」の事前調査に行ってきました。今回は土塩層と楊井層です。

まずは午前中に利用する土塩層へ。
春休みなので、ご家族で行ってみたい方用に少し詳しく書いておきますが、あくまでも自己責任にてお願いしますね。迷っても責任は持てませんので…。
車は天神グラウンドの駐車場のユーディケー深谷工場側に停めます。ナビ検索の場合は、すぐ近くの川本図書館が分かりやすいかもしれません。目的地の土塩層へは、左奥に見えている対岸の竹林を目指します。

階段のあるところから河川敷へ下りて踏みあとを歩くと、すぐにこの道に出ます。ヘタをするとここまででもうくっつきむしの洗礼は受けちゃうかも!? この道を下流側へ向かってください。

振り返るとユーディケー深谷工場。この建物が帰りの目印になります。

この柵の右側から先へ進みます。


この木も帰りの目印ですね。


ロープが張ってある場所から、多分洪水対策用に掘られたと思われる水路へ下ります。

昨年は水路を越えた場所のほうが歩きやすかったのですが…。今回は水路の中に踏みあとがあったのでこちらから。赤い矢印が目印となる竹林ですね。


目印の竹林の近くに水路から上がった形跡があるので、ここを上ります。

土塩層はもう目の前ですが、あとは藪漕ぎ必須…。

実生の木はハリエンジュなので棘だらけです。触らないよう要注意! あと、地面を這っているクズの蔓やツルヨシに足をとられないように気をつけてください。

土塩層に到着です! 新第三紀中新世中頃(1000万年ほど前)の泥岩層ですね。

駐車場からは20分以上かかります…。

それにしても、ここまで河床が露出している光景は初めて見ました! 普段は乾いて白くなっている部分だけしか出ていません。

当日は子どもたちが奥まで行ってしまわないよう、要注意だなぁ…。

残念ながら当日は、前日までの雨で荒川の水量が増え、左端の半島のように出っ張った部分を残してすべて水没してしまいましたけれどもねぇ…。

土塩層はこんなに広がっていたんだぁ~。

ここは何か大物でも出たのかな!?

戻ります。赤い矢印が帰りの目印になるユーディケー深谷工場です。


念のため水路へ下りる場所には目印も付けておきました。

この実生はニワウルシでしたね。
土塩層での化石探しは、寒いけど冬から春にかけてがお勧めですよ。というよりも、草が生い茂る夏から秋はやめておいたほうが無難かな。マムシやヤマカガシも多そうだしねぇ…。楊井層へと続く。