10月24日(日)は、埼玉昆虫談話会が運営する加須市大越昆虫館へ。「交流会 ミツバチの話とハチノコ、イナゴ試食会」です。ワンダースクール関係の3家族8名を含め、参加者は5家族16名でした。
たか爺は今年も飼育ケースを持参。底にキッチンペーパーを敷き、昆虫ゼリーと水を含ませたティッシュペーパーをセットしてあります。この画像では蜂がよく見えませんが、まずはオオスズメバチのオス蜂を10頭いただいてから、参加者の受付担当です。
受付後、さっそく「オオスズメバチと記念撮影」をしていた子ですね!? 大人でも意外と知らない人が多いけれども、ハチの毒針はメスの産卵管が変化したものなのでオスにはありません! 念のため。
メイン講師はもちろんたか爺の蜂の師匠のsundogさん。試食用のハチノコを準備中です。
ハチノコは3種類。手前はクロスズメバチ、奥はモンスズメバチで、味付けの薄いものと濃いものです。幼虫の間は糞をしないので、糞を出した後の前蛹と蛹を使い、味付けは醤油・酒・砂糖・塩・生姜だったかな?
試食中ですね。
お味のほうはいかがだったでしょうか?
師匠の料理の腕前も年々上がっているようで、薄味のモンスズメバチでも蜂臭さがなくておいしかったです。たか爺は昔、巣盤から抜き取ったばかりの蛹をそのまま生で食べてみたことがありますが、一瞬でプチュっと溶けて皮も残らない感じ!? でも、少し蜂臭さは残ります。
そういえば、イナゴは忘れちゃったみたい…。
スズメバチの標本を見てもらいながら解説中。
標本はツマグロスズメバチ以外の6種類です。
せっかくなので、昔子どもたち用の配布資料として作った「秋が瀬のスズメバチたち」から引用しておきます。「日本にいるスズメバチは3つのグループにわけられます。大がたのスズメバチのなかま、クロスズメバチのなかま、ホオナガスズメバチのなかま。ぜんぶで16種類。大がたのスズメバチのなかまは、オオスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ、ツマグロスズメバチのぜんぶで7種類。みんながいつも行っている秋が瀬公園には、南西諸島にしかいないツマグロスズメバチいがいの6種類がくらしています。エサになる虫が多いからかな」。
次にミツバチのお話を。ニホンミツバチはもちろん「虫」ですが、セイヨウミツバチは「家畜」になるんだって!?
蜂蜜も試食させていただきました。
左からスーパーで販売されているもの、ニホンミツバチ(2021.10 久喜市産)、同左(2021.9 野田市産)、同左(2021.8 発酵 岩槻区産)、セイヨウミツバチ(2021春 百花 宮代町産)、同左(2020 アカシア 宮代町産)、同左(2018)の7種類ですね。
どの蜂蜜がお好みだったでしょうか?
これはサブ講師の方が子どもたちと。
縁側でなんだかとてもいい雰囲気でしたねぇ~。
オオスズメバチの頒布タイムです!?
もちろん、師匠が自らの手で確認済みのオス蜂たちなのでご安心を。長生きしても3~4週間だと思いますが、大切に飼ってあげてください。
羽化したばかりなのでまだ飛べません。
つかめなくてもツンツンはできますよね。
庭へ出て。
蜜蜂の巣箱を。
残念ながらニホンミツバチたちは、設置して間もなく逃げてしまったようです。
これは終了後、昆虫館を見学されていったご家族ですね。
師匠はこれから川向こうの茨城県でオオスズメバチの巣の回収作業があるとのこと。「見学していく?」とのことでしたが、帰りが大変になりそうなのでやめておきました。オギの穂ももう少し集めておかないといけないし…。残念…。
最後に、『子どもと自然大事典』よりたか爺が担当した「ハチと子ども」をリンクしておきます。もう廃版になってしまいましたけれどもねぇ…。