3月6日(水)は森の中へ。昔「烏合の衆」の野鳥カメラマンたちが土石流のように押し寄せて更地にしてしまった場所は、踏みつけに弱い絶滅危惧種のノウルシやチョウジソウは少なくなりました。でも、ノカンゾウは強くて畑のように新芽が出てくる場所もあります。根元から摘んでも、その後もどんどん伸びていくぐらいですからね。
まだ落葉の下から顔をのぞかせている程度でしたが、子どもたちでも見つけられる状態だったので、いつでも出来るノビル掘りはパスして、ひたすらノカンゾウ摘みとなりました。おいしい春の到来です。
「おひたしの王様」のノカンゾウですが、おひたしにするとどれぐらいの量になるのか、想像できる子なんていません。「こんなに採った」と見せにくる子でやっと一人前程度…。土手へは行かずに、ノカンゾウが毎年出てくる場所を何か所か回ることにしました。ちょうどいい機会なので、子どもといっしょに洗って、ゆがいて、おひたしや酢味噌和えを作ってみるといいと思いますよ。
出始めなので早い者勝ちです。学校ではどんな「生きる力」を教えているのか知りませんが、食べものを自分で見つけて採って食べる、これは生きもの本来の「生きる力」ですよね。本当は土の中に隠れている白い部分から採りたいところですが、子どもたちがやると根ごと抜いちゃいますからねぇ…。ハサミやカッターを使って土の中から切りとる人もいるようです。
ムラサキケマンかな。ノウルシの新芽も出はじめていました。これはどっちも食べちゃだめだけど…。
コンデジのズームではブレブレですが、ハシビロガモもいましたね。
帰りにちょっと様子を見にいったサクラソウ自生地のノカンゾウはこんな感じです。近いうちにアマナの花も見られるでしょうか。