たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

初夏の森で虫さがし-3

2014年06月18日 | 夏の森で虫さがし

S20140614rimg3531 S20140614rimg3538

 6月14日(土)は、とある「ホタルの観察会」で越生町へ。2家族6名に付き合ってもらって、来年度用の事前調査みたいなものです。集合場所はなかなかいい雰囲気で、狭いながらも駐車場あり、男女別のちゃんとした水洗トイレもあり。と、ここまでは良かったのですが…。
 ケースごしに撮ったオスのヘイケボタルの光です。ゲンジは0でヘイケが1桁台…。まあ、これは仕方のないことですが、観察場所が私有地でイノシシ避けの電気柵まではりめぐらされていては、ワンダースクールでは使えませんよねぇ…。
 今年のゲンジは早すぎてすでに終わってしまったのか、それともまだこれからで、出たがりのヘイケが先に出てきただけなのか、ホタルのみぞ知るですが、寄居のホタルのほうはどうでしょうか? 毎年新井さんがちょくちょく下見に行ってくれているので、当日の連絡の際に参加予定の方たちへは大まかな状況をお知らせすることはできますが、当日の状況はまったくわかりませんからねぇ…。

S20140615p6151269bym S20140615rimg3541onagabacisp

 6月15日(日)は、「親子でワンダー」で秋ヶ瀬公園。集合場所近くの朽木に来ていたオナガバチの仲間を見てもらっているところです。メスが見られなかったのは残念でした。この日の写真も、ほとんどアシスタントのまさパパにお任せです。
 年間予約では午前午後ともに30名ずつまでいきましたが、当日の連絡の時点では参加者20名ずつ。なぜか定員内におさまるようにはなっております!? で、実際は午前の部が7家族14名、午後の部が5家族13名。午前は小学生中心でしたが、午後は幼児中心だったので、ちょうどよかったかな。

S20140615p6151280syokamorioyakobym S20140615p6151293syokamorioyakobym

 モンスズメバチの女王蜂と、オオスズメバチの女王蜂を見てもらっているところです。午前はモンスズメバチの働き蜂⇒モンスズメバチの女王蜂⇒オオスズメバチの女王蜂と流れ的にはベターでしたが、午後はオオスズメバチの働き蜂のみで、たか爺としてはちょっと残念でした。
 樹液に来ていたクワガタは、高い場所の裂け目にもぐりこんでいたもののみで、あとはみな朽木から見つかっていましたね。 

S20140615rimg3545syokamorioyako S20140615p6151311syokamorioyakobym

 午前中にゴマダラチョウを捕まえた子と、キアゲハを捕まえた子です。テングチョウを捕まえていた子もいました。側溝で溺れかけていたゴマダラチョウも救出。くるくると丸められたなが~い口や、テングチョウの頭の先がとんがっているところ、よく見てもらえたでしょうか? 午後には、木の上のほうの樹液に、アカボシゴマダラとコムラサキが来ていました。
 そういえば、期待していたゼフィルスの仲間は見られませんでしたねぇ…。

S20140615rimg3548syokamorioyako S20140615rimg3546oomizuao

 午後には、羽化して間もないきれいなオオミズアオが見つかりました。他の場所では羽がボロボロになって死んでいたものも。きれいなのがチョウできれいじゃないのがガなんて、失礼でしょ!?
 昼間に活動するカノコガやトンボエダシャクを見つけていた子どもたちもいました。そういえば、そろそろ夜の下見にも行かないといけないんだけれども、今年は1人じゃなぁ…。なかなか腰が上がりません…。

S20140615p6151319syokamorioyakobym S20140615rimg3557kisujitorakamikiri

 写真はオオミズアオを見てもらっているところです。
 草地には、ショウリョウバッタの幼虫たち。エントツドロバチの観察中には、大きなイモムシを抱えて飛び上がれないハチたちも…。巣に運びこもうとして何度もチャレンジしていましたが、途中から姿が見えなくなりました。肉団子作りに作戦変更?
 ピンボケですが、キスジトラカミキリを見つけてくれたお母さんもいます。ハチのようでハチじゃないカミキリムシです。

S20140615rimg3549syokamorioyako S20140615p6151329syokamorioyakobym

 水が戻った側溝には、やはりトウキョウダルマガエルたちが戻ってきていました。午後には大きなメスも捕まりましたね。夜にはマムシやヒバカリも見られるかな?

S20140615p6151305bym S20140615p6151340syokamorioyakobym

 最後は、水が戻った池です。田んぼとよく似た環境になるため、予想通りホウネンエビやカイエビの耐久卵が孵化して、うじゃうじゃと発生していました。以下の写真はみんなピンボケですが、証拠写真ということで…。

S20140615rimg3561honenebi S20140615rimg3585kaiebi

 ホウネンエビとカイエビです。この時期にしか見られない本当に不思議な生きものたちですね。元々田んぼの生きものなので、今週末の「どろんこ田植え体験」の際にも、カブトエビといっしょに見られるかもしれません。

S20140615rimg3596haiirogengoro S20140615rimg3573kogamusi

 ハイイロゲンゴロウたちもやたらと泳ぎまわっています。コガムシを捕まえていた子もいました。アメリカザリガニと、まだホウネンエビよりも小さな赤ちゃんザリガニたちも捕まっていましたね。

S20140615rimg3599aburazemiyocyu S20140615rimg3603aburazemiyocyu

 まだニイニイゼミの声も聞いていないのに、駐車場への帰り道では、気の早いアブラゼミの幼虫が。この日無事に羽化できたのかな?

S20140615rimg3606nanafusimodokiyocy S20140615p6151355bym

 ナナフシモドキの幼虫です。もう1枚のほうは、「ピョンピョン虫」のハゴロモの仲間の幼虫たちの観察中ですね。

 梅雨の晴間の暑い日となり、午前と午後に練馬から2往復で2時間ずつ開催すると、さすがにやっぱり疲れます。頸椎の椎間板ヘルニアを悪化させないためには、「上を見上げちゃダメ」って言われてもねぇ…。この時期はそうもいきません。長靴で昨晩は1時間半、今日は4時間歩いたわけで、ただでさえ梅雨時は調子がよくない腰椎の椎間板ヘルニアのほうも、なんだかねぇ……。
 翌16日(月)はリハビリデーだったので、少し楽になりましたが、この夏もまだ始まったばかり。なんとか乗り切らないとね。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初夏の森で虫さがし-2 | トップ | 初夏の森で虫さがし-4 »
最新の画像もっと見る

夏の森で虫さがし」カテゴリの最新記事