永続のページ別館

愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

伊那フォーラム3

2008年06月11日 | 経営品質
◆◆ 朝食

8日の朝は、沖縄教育出版の川畑さんが、朝食を一緒に食べようとおっしゃるので、7時前に伊那のホテルをチェックアウトし、駒ヶ根の川畑さんが泊まっているホテルまで移動しました。

個室で、川畑さんと息子さん二人と秋山さんと私の計5人でいろりを囲んでの、なんとも贅沢な空間でいただくことができました。先日に行ったフィンランドの話なども聴かせていただき、話も濃いものでした。



◆◆ 初日の振り返り

8日の朝には、くぬぎの杜という伊那食品工業さんの研修施設で初日の振り返りがあり、ここに参加させていただきました。

振り返りではグループでディスカッションする時間がありましたが、その中に加賀屋さんがいました。ラッキーです。ミスター情熱の鋭い視点での話が聴けたので参考になりました。講師の大嶋さんのこともよく知っており、その変化まで説明をしていただけたので背景がよく理解できました。

昼食では出された弁当をいただく前に、トイレに行こうと廊下を歩いていたら、川畑さんとすれ違い、とんでもないことになりました。

「気持ちいいから、外で食べようか」

「はいっ!」

弁当を持って外へでたら、そこへ
大久保さん
高野さん
鬼澤さん
原伸介さん
西川さん
原さん(ローソン)
清水さん(ローソン)
久保さん
が合流してきました。

みなさん、「なんで、あいつがいるんだ?」と思ったに違いありません。
一緒に食事をしたいと思っている人はたくさんいるのに、なんで私が。
私自身が驚きました。

大ラッキーです。
川畑さんに感謝します。いろいろな場に連れ出していただけるので、出会いが広がり、学びが拡がります。


◆◆ 語録

例のごとく語録を箇条書きします。7日と8日の午前、午後、そして、パネルディスカッションの問いに対する回答という時間軸を無視して個人別の記載にします。



◆◆ 大嶋啓介さん

・『全ての結果は心の状態が決める』

・脳のソフト(思考)をプラスに変える要素
 1.言葉 2.動作 3.表情
 この三つで心の状態がかわる = 人生を変えるヒケツ

・組織を変革させるキーマーン
 1.新人
 2.ダメな人、今うまくいつていない人
 3.外部の人



◆◆ 久保華図八さん

・コミュニケーションのとりづらい人、モチベーションの低い人とこそ、コミュニケーションをとる必要がある

・すぐに結果のでることは、すぐに壊れる

・出会っているのに、自分の人生につなげていない人がいないか?
 (出会いをつなげているかどうか)
 出会いを求めているか?
 いい出会いがあることを期待して準備しているか?
 (確かに、おばあさんは毎日、川へ言ったので桃太郎に出会ったのです)



◆◆ 鬼澤慎人さん

講師に対し、変わったきっかけは?という質問があったことについて

『横田さんにその質問をしたら、なんでそれをきくの? どう役にたつの? と言われてしまいますよ』

確かに、他人のキッカケ・転機を聴いても、同じ経験をできるわけではないので、自分を高めるために実施している勉強会の趣旨から考えると無意味な質問です。

ついつい聴きたくなる質問ですが、目的に照らして何が必要な質問であるかを考えさせられました。さすが鬼澤さんです。



◆◆ 横田英毅さん

・『より高く』と思った人だけが高い場所にたどりつける

・鬼が金棒より小さいのが問題。 重たいので、振り回さなくなる
 上手な使い方を伸ばす(鬼を大きくする=人間力を大きくする)

・人は内側から動機付けされる。
 その人の行動はすべて自分が選択したもの

・議論して人間関係が壊れない組織をつくること
 (JCを例に)給与を支払う関係ではないので好かれる人に人がついてくる。
 だが、企業はこうなっていない。

・小さい組織は強みはあるけど寄りかかっているだけで磨きをかけていない。
 (強み:理念の浸透のしやすや、チームワークの構築のしやすさなど)
 
・サービス担当が説明することの意義
 安全に安心という価値を付加することになる。
 (サービスの費用のアンケートで、やや高い・適当からやや安いに見事にシフトした)

・ES、CSを追求して業績が上がってこないところは、どこかがおかしい。

・人生は舞台
 私たちはその舞台で
 自分の個性を演じている

・伊那食品には感動という花粉がとんでいる。

・大久保ファミリーのコンサートを見ていて、7人の子どもを育てることをした奥様のことを考えると涙がでた。(視点が深いですね。思いをはせる良い例だと思います)



◆◆ 川畑保夫さん

・常に信頼という財産を増やす努力をしているか

・注意されたら『ありがとう』で終わる。
 注意は意を注ぐこと=思いを注ぐこと

・悪いところを見ると良いところが見えなくなってしまう

・彼ら(障がいのある社員さんたち)の存在が我々の力を強めてくれる

・弱いところ、小さいところを大切にしていくと全体がよくなる

・どんな人も可能指数は200%
 社会といっしょで、会社も多様性があった方がよい

・毎日が祭り(イベントではない)
 祭りは内からエネルギーが出てくるがイベントは仕掛ける。


◆◆ 高野登さん

・人が違えば伝え方(言い方)が違う(23ヶ国に従業員がいる実感)

・責任を追及するのか原因を追究するのか

・(ガーデンパーティーの感想について)
 場の温度が高い、というか磁場が違う

・組織が大きくなったとき『信頼関係の質』が問題になる

・社員に迷いを生じさせない仕組みが必要

・『想いが先にあるから仕組みが活きる』


◆◆ 大久保寛司さん

・思いは
『深さ』『強さ』『透明感(ピュア)』
 で違いがでる。
 (確かに、伊那食品工業のみなさんは、この定義にはまっていると思います。)

・人は理解されたときに激変する。
どれだけ理解をする側に回るか、理解を求めている相手の気持ちを察することこそ人間力である。どこまで、遠くまでその思いを届けることができるか。その幅が人間の幅である。
(思いやりとは、思いをやることですからね。どこまで思いをはせる(飛ばす)ことができるかは、確かに人間としての差にでてきそうです)

・表情と違い『目の輝きはつくれない』

・4社(沖縄教育出版さん、伊那食品工業さん、ネッツトヨタ南国さん、リッツ・カールトンさん)とも共通しているのは横の連携。みんな自分の守備範囲を決めず助け合っている。(たしかに。結の文字の似合う会社です。)

・みんな、一人ひとりの自ら考える力が強い。

・職場に笑顔とありがとうのある組織は強い(目の輝きとイコール)

・制度、仕組みはそれだけでは機能しない。想い・風土がないとうまくいかない。
 → 見えないところの結果が見えるところにでる →見る力がいる


◆◆ 塚越寛さん

・貧しかった自分たちがここまでこれたのは、社員だけでなく、みなさんのおかげ
だから『なんとか気持ち表そうよ』これだけ伝えてきた。
『感謝の気持ちを表す』 → これが目的としてブレなかった

(大久保さんのいう『深さ』『強さ』『透明感』の話と見事にリンクしました。)

・どんなに小さくても経営者としてやるべきことはキチッとやる

・毎年少しずつでも成長していく仕組みをつくる必要がある

・経営とは知らしめること
 たから、わかりやすいことばでキチッと伝えること。言ったはずは×。
 「何のためにやるのか」これを伝える

 「何のために」を伝えずに行動指示してしまう会社が多い(大久保さん)
 (これって、すごく大切に気がしました)



◆◆ 人が輝くためには(ディスカッションのしめ)

・川畑さん
 競争しない ・・・ 自発性、チームワーク

・塚越さん
 末広がりでゆったりとやる。
 一人ひとりの成長なくして会社の成長はない

 年度末の面接できくこと
 「この一年でどれだけ人間的に成長しましたか?」

・横田さん
 どうなりたいか?
 これを明確にすることが大切

 目に見えない部分(質的なもの)について想うこと
 (ものさしをつくる)

・大久保さん
 まず自分が輝くこと。 → 人の輝きを引き出す人になる。


◆◆ 感謝

今回の情報をくれた人見さんに感謝します。
企画をしてくださったみなさんに感謝します。
会場でこまやかな対応をしてくれたみなさんに感謝します。
講師のみなさんに感謝します。
伊那食品工業のみなさんに感謝します。