「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

相変わらずの「なんちゃって民主党議員」たちへ~新人議員のつぶやき②~

2008-03-05 20:57:48 | つぶやき
以前このブログで地元では民主党を名乗らない議員のことを書いたと思います。

彼らの理屈は「地域ではいろいろな利害関係から党派色を出すと角が立つ」というものです。

こんな理屈は取り上げる価値もないのですが、彼らの存在が「白アリ」のごとく民主党の屋台骨を揺るがしかねないと思うので、あえて触れさせていただきます。

この「なんちゃって民主党議員」の特徴の一つとして、「できない理由をたくさん並べる」というものがあるのでは?と・・・

例えば「そうはいっても実際は難しいよねぇ~」とか、頼みごとをしても「いやぁ~それは直接先方に当たれば大丈夫だよぉ~」ととにかく自分が動かなくてもいいように仕向けようとする。こちらが反論しようとすると急に語気を強めて来るのもまた彼らの特徴である。(それも私のような新人議員に対してのみ。要するに言いやすい人にのみ。もう一つはそれが酒の席の場合が多いこと、更には声はでかいけど自信がないせいか舌絶が悪いことも特徴)

地方議員が国会議員にデカイ顔ができて、やたらと「タカる」ことばかりしたいのなら与党に行け!と言いたい。実際のところ彼らは選挙の時に対立軸作りやすくしたいがために民主党員になっているだけなのだから。政策を議論する集団に単なる「食客」はいらない!政党はパトロンではない。(パトロンでしかない政党もあるけど・・・)

エレベーター設置について~新人議員のつぶやき①~

2008-02-28 21:28:25 | つぶやき
開会中の蕨市議会3月定例会には、蕨駅エレベーター設置工事設計委託料1,919万円の予算が提案されています。

このブログでも再三取り上げましたが、昨年9月定例会では同じ予算が補正予算として提案され、民主クラブを含む4会派反対により否決した経緯があります。

何度も申し上げるように、エレベーター設置そのものには賛成です。その証拠に昨年5月の植木祭りの際に、「蕨駅にエレベーター設置を求める市民の会」の皆様の陳情に署名をさせていただきました。このこともこのブログで何度か申し上げた通りです。しかし、この陳情にも書いてあった「蕨市の責任においてエレベーターを設置する」ことが「JRの出してきた見積もり通りにお金を払う」ことだとはどうしても思えなかったのです。全国のほとんどの自治体で民間企業であるJRの駅舎内のエレベーター設置・維持管理費を負担していることも、この件が話題になるまでは知られていなかったのではないでしょうか?例えるなら、愛知県がトヨタ自動車から恩恵を受けているからと言って、愛知県が税金でトヨタ自動車の工場や社屋にエレベーターを付けるでしょうか?和光市にホンダの工場があるからと言って和光市がエレベーターを付けたりするでしょうか?そんなわけありません。しかし、何故かJRに関しては、「市が税金払って当たり前」と思っている人が大多数のようであります。未だにJR=国鉄と言うイメージが強いのでしょうか?

「京浜東北線の他の駅はどこもエレベーターが付いている」という主張もあります。確かに、改札内はほとんどの駅にエレベーターが付いています。しかし、改札外についてはまだ設置がなされていない駅も複数あるのです。もちろん、それで蕨駅にエレベーターが無くてもいい理由にはならないので、こうした論を述べることはしません。しかし、「ほかの駅にはエレベーターが付いている」と言うのであれば、こうした事実にも目を向けて欲しいものです。こうした話をすると「ごちゃごちゃ言うな!とにかく着けろ!」と言う精神論に持っていかれることがほとんどなのですが・・・。

ある人からは「早く着けちゃえばいいのにぃ~」と言われたことがあります。自分の税金を使う話なのに随分と気楽なものです。ある支援者の方からも「エレベーターも付けれなくて何が福祉だ教育だ!」とお叱りを受けたことも数知れず。蕨市の財政状況は夕張市ほどひどくなくても、一歩間違えば財政健全化団体に陥らないとも限りません。今回は西口1基分のみJRが設置費用の3分の1負担してくれます。しかし、その後永遠に既設のエスカレーターと併せて年間1千万円以上の維持管理費を負担していくのです。これは西口だけの金額です。東口にもエレベーターは必要です。事故が起きた場合の管理責任等を考えれば易々と「わかりました。エレベーター着けます!」とは言えません。少なくとも私には・・・。
「今困っている人がいるからエレベーターを着けろ!」と言う人の中で、もし仮に10年、20年先に蕨市の財政が困窮した時に「それでもエレベーター着けて良かった」と胸を張って言える人が何人いるでしょうか?「のど元過ぎれば熱さを忘れる」と言うことわざがあります。しかし、のど元を通る熱さを想像する力が乏しいのもまた人間なのでしょう。

しかし、現実と言うものがあります。全国のほとんどの駅で地元自治体負担でエレベーターが設置されている現状では、これ以上の歩み寄りが困難であるのもまた事実です。JRが設置のみとはいえ3分の1費用を負担するというのも例外的なことです。(あくまでも彼らの「マイルール」に従えばの話ですが・・・)先日も超党派の「蕨駅のバリアフリー化を求める議員の会」がJR本社に出向き費用負担につき要望をしました。結論は平行線です。(そら見たことか!と言う声が聞こえてきそうですが・・・)私の所属する民主クラブとしても早急に結論を出す必要がるのではと考えます。

いま必要とされている行政サービスとコストの関係。そしてそれを説明することがどれだけ難しいか。そんなことを考え続けた半年であったように思います。

「市民の会」の皆様、共に活動をされていた蕨市共産党蕨市議団の皆様は私が署名をしたことにつき、ネガティブキャンペーンを張らずにいてくれました。この場を借りて御礼申し上げます。「エレベーター設置そのものには賛成」という私の意見を忖度していただいた結果であると理解いたします。

さぁ!明日も駅頭だ!「何でエレベーター設置に反対したの?」「あんた署名したんじゃないの!」という意見をぶつけられることを期待して!