「ミドリ色の屋根」-ルネ(・シマール)Rene Simard
作詩・さいとう大三/作曲・村井邦彦/編曲・馬飼野康二
-The Melody Maker-村井邦彦の世界(2007年)より
本当はいろいろ取り上げてみたいのだけれど時間が無くて書いていない特別なアルバムが沢山あります。そんな一つが平尾昌晃さんや永六輔さんなどのコンポーザー関連のコンピレーション・BOX SETなんです。
そんなコンポーザー関連のコンピ物の中で一番リリースが新しいのがこの5枚組のアルバムです。言うまでもなくあの村井邦彦さんの作品集です(なお一枚は最新録音のインストものです)。村井さんはコンポーザーとしてもビジネスマンとしても成功した、音楽界でも希有な才能の持ち主だと思います。巷間言われることですが、この方がいなかったらユーミンもYMOもきっと存在しなかったことでしょう。
氏の作品ではハイファイセットの「幸せになるため」をはじめ大好きな曲が沢山あるのですが、ここではオーソドックスな(ひねりのない?)曲を選んでみました(笑)。東京音楽祭と言うキーワードも懐かしい、有名な楽曲ですね。カナダの少年だったルネ・シマール君が歌っていました。いかにも音楽祭向けの曲調ですが、それはそれ、今聴いてもなかなかの名曲です。
ところでこのルネ君は今でもカナダでは現役の人気シンガーだそうです。でも私にとって衝撃だったのは同じカナダのスターのルネ君の妹のこと。それも彼女が長年マネージャーに”性的な虐待”を受けていたことをカミングアウトしたことです・・・。たしか彼女はルネ君と同じく、幼くしてショービジネス界にデビューしたので幼時から虐待を受けていたことになります!今年(去年?)カナダのニュースを見ていたら衝撃を持って大きく取り上げられていました。そして、その時、ルネって今でも大スターであることも実感したのでした・・・(^^;
それはともかく、このアルバム(正直、習作レベルの作品が皆無とは言い切れませんが・・・(^^;)でもおしなべてその高い音楽性と独自性は唯一無二の世界だと思います。音楽ファンは必携のアルバムです。私はこの作品集を聴いてみて、あらためて村井さんがいかにオリジナリティを大切にしていたかを再確認できました。
PSジャケットの背景は村井さんのロスの自宅だそうです。
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ナタリーとルネの記事を興味深く読ませていただきました。ナタリーのことについて、書かれているサイトはあまりなかったので少し驚きながらも嬉しかったです。
ルネのファングループ passion rene simard au japon のサイトをお手伝いさせていただいています。このサイトは、メンバーでないとみることができませんが、このグループと記事のニュースを紹介するブログもありますので、現在のルネやナタリーの様子など興味がありましたら、是非お越し下さい。ナタリーもいろいろとありましたが、現在は元気を取り戻し、今月25日には、10年以上ぶりで新しいアルバムを発売することになりました!この記事も読むことができますよ。なお、ナタリーの裁判がおこなわれたのは、2004年のことになります。では、また!
ここですので、いらしてくださいね!
もっとも私はルネの妹さんのお名前もろくに知らないくらいですのちょっと恐縮ですが。。。今度一度ご訪問させ頂きます(^^)