某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「Valder Fields」-Tamas Wells

2007年10月08日 | ♪海外 -男性


「Valder Fields」-Tamas Wells
アルバム「A Plea En Vendredi」より
2006年

溜息が出るほど清らかで、美しく、無垢で、そして哀しい・・・ 
私の今年のBest Songはこれで決まり!
(もっとも昨年のリリースのようですが<おいおい(^^;)


<Tamas Wells>

レコード会社のコピーより
"2曲目の名曲「Valder Fields」を聴けば分かるように、Tamas Wellsの音楽は、この世のものではないような極上の美しさと、その裏側に底抜けの悲しみを湛える”
セールス用のある種の誇張言葉という事を差し引いても、この内容には偽りはないと言えるでしょう。

(セールスコピーの続き)
”悪流通ゆえに日本では全く知られることがなかったものの、2年ぶりの2ndアルバム『A Plea En Vendredi』によって、Tamas Wellsはついにここ日本でも「発見」されることとなった。
 前作リリースから6ヶ月後、彼は地域医療の仕事でメルボルンからミャンマーに、そこで本作のメロディーを書いた。さらに数ヶ月後、メルボルンに戻り、バンド・メンバーとともにレコーディング。その時レコーディングされたマテリアルは数時間分にも渡ったが、そこから厳選され、余分なものが削り落とされた結果、11曲のシンプルな名曲が残った。

 アコースティック・ギターとピアノを中心とした、とてもバンドサウンドとは思えない、シンプルでアコースティックなサウンドは、その潔い美しさゆえに、その天賦の歌声を引き立てる。Tamas Wellsの歌声は、「ニック・ドレイク・ミーツ・シガー・ロス」と地元のプレスで評されるが、むしろ「天国に一番近い音」と言われるシガー・ロスの歌よりもさらに純潔だ。

 2曲目の名曲「Valder Fields」を聴けば分かるように、Tamas Wellsの音楽は、この世のものではないような極上の美しさと、その裏側に底抜けの悲しみを湛える。本当に素晴らしい歌は人を操る。現実と非現実のはざまを行き来し、まるで三途の川を渡る疑似体験のようですらある、特別な聴取体験を約束する、歴史的名盤の誕生”

・・・そんな感じ。

 オーストラリア出身で、現在あのミャンマーでエイズに関わる地域医療に携わっている、異色のアーティストだそうです。この8月には日本でのギグもあったらしい・・・。知らんかった!残念!

私はプロフィルにも書いていますが、一番好きで人生にも影響を受けたのはBreadの中心人物だったDavid Gatesです。彼の音楽は良く聴くとわかりますが、背景にクリスチャン的な道徳観/世界観が感じられます。私はJohn Denverなども好きなのですが、彼らは共通して、歌詞の中にははっきりとは表現していませんがそんなバックグラウンドを持っているのは明白だと言えます。

このTamas君にもそんな世界を感じます。だから私が彼の世界に強く惹かれるのはきっとそんな理由からだと言えます。

まぁ音楽に理屈はいらないので、早速この曲を試聴してみて下さい!
(Youtube) 「Valder Fields」-Tamas Wells
(MySpace)
「Valder Fields」-Tamas Wells


私はいつのまにか、静かに涙がこぼれていました・・・

A Plea En Vendredi

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