某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「Blessed」from "Made in England" - Elton John

2005年12月07日 | ♪海外 -男性

「Blessed」by.Elton John/Burnie Taupin
from the Album"Made in England"「メイド・イン・イングランド」 (1995年)

(「Full Moon」の回でElton Johnの事に触れたので、今回はEltonについてちゃんと採り上げます)

選曲は、本当は一番好きな「Slyline Pigeon/スカイライン・ピジョン(*)」にしようと思っていましたが、でもそれをやめてこれにします。"(* これはシングル盤Daniel/ダニエル"ののB面(カップリング)曲でした)
それはEltonの同性婚に関連します。

エルトンは確か"女性"と結婚しています。私の記憶ではオーストラリア人でレコーディング関係のエンジニアだったと思います。でもそれは(これも記憶によると)あっと言う間に破綻/離婚したはずです。だからそれは"偽装婚"だったのかな~?と、彼がGayと認めた時に思ったモンです(^^;。でもこのアルバムのこの曲を聴いたときそれは違ったんだなぁ、とちょっと反省したんです・・・

エルトンの曲は詞はBurnie Taupinがデビュー以来(一時的には離れましたが)すっと書いていますが、そういう意味では歌詞の内容は事実上彼の心情を吐露する内容を表現していると思って間違いないと思います。そう言う意味で、彼の人生を重ね合わせてこの曲「Blessed」を聞くと、とても、とても切ない悲しい曲に聞こえてきます。

エルトンは、まだ見ぬ架空の我が子に語りかけます・・

♪ まだ 僕の想像の中にいる 我が子よ
君を心から歓迎(祝福)するよ
君の瞳は緑色? それとも見たこともないようなブルーかな?
君のためならば 夜空の星だって 取ってあげるよ
何だってしてあげるよ・・・
だから・・
僕が 歳を取りすぎて 君と 一緒に散歩したり
君の成長を 見届けられなくなる前に 現れて欲しい・・・

でも君はまだ僕の空想の中だけなんだね・・ ♪
(注:意訳です)

今思えば、女性との結婚ももしかして(彼はGayであっても)子供は欲しかったんだろうな~、と考え直しました。多分きっと今でも自分の子供は欲しいんだろうな・・・(?)。そう言えばふと考えたけど、Gayであって子供を最初から諦めているカップルと、普通の男女ながら不妊で悩んだ末に、結局子供を授からないご夫婦はどちらが哀しいのだろう・・・。男女の方が"可能性"にすがる分だけより長く、辛いのかもしれないな。

それはともかく、何れにしてもエルトンは"創作"行為の中で、それを昇華するという選択肢があっただけ恵まれていると考えるべきなのかなぁ・・・?

何だか難しい話になってきちゃった(^^;)。話を換えようっと(笑)。

エルトンは「音楽家の希望の星」だと思います。それは一貫してPianoベースの作曲法を続けて40年近く膨大な曲を生み出し続けているのだから。これは、創作に行き詰まったミュージシャンに偉大なる希望を与える事実だと言えます。彼は"コード進行に変にこだわらなくとも、珠玉のメロディの在り方は無限なんだ"と身をもって示しているかのようです・・・。ちょっとしたテンション音/コードメロディに沿わせるセンスは天才的!。きっとコード進行以前にメロディが溢れ来るタイプなんでしょうね。天才です(^^)。

"Blessd"man, he is.

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