某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「山ざくらのうた」-さだまさし-

2006年03月20日 | ♪国内 -男性


「山ざくらのうた」-さだまさし
作詞/作曲:さだまさし 編曲:石川鷹彦

アルバム「
さだまさしが歌う唱歌・童謡集」より-2000年-


さださんの作品の素晴らしさは今更語るまでもありません。でも、今回このアルバムとこの曲を取り上げたのは、でもそんな中でも割と一般の認知度が低い曲でありアルバムじゃないのかなぁ・・・??と思い、より多くの方に知って頂きたいと思ったからなんです・・・

このアルバム自体は、さださんがかつて童謡・唱歌を歌ったアルバム「にっぽん」と「にっぽん2」という2枚のアルバムがあり、その中から厳選したコンピ盤でもあります。更に頭と終曲にさださんが作られた2曲が添えられて収められています。ジャケットの絵は、さださんの親友でもあられる原田泰治さん描かれています。

 

で、この 「山ざくらのうた」です。
アルバムではラストの曲となっています。

かあさんが 好きだった
 山ざくらの 花は
今年も 里より少し遅れて
 きれいに 咲きました・・・

新しいランドセル 小川に 映ります
ネコヤナギの芽が ふくらんで
 春は 静かに 咲きました

たらの芽を 摘み乍ら あなたに 手を引かれ
歩いた 山の深みどりは 今も 変わらない
草笛は なつかしい ふるさとの唄

  あたたかな あたたかな あなたのような
  膝のぬくもりが 私にも 持てるるでしょうか
  ささやかな しあわせ 来るでしょうか

かあさんの 好きだった
 山ざくらの 花は
今年も 里より少し遅れて
 きれいに 咲きました・・・

 

さださんの名曲を挙げたらキリがありませんが、でもこの歌の世界はちょっと異色かもしれません・・・(?)。誰でも、きっと都会育ちの方でも心の中に持っている「ふるさと」への郷愁感みたいなものに訴える名曲です。数あるさださんの名曲の中でも、私にとってかなりのフェバリット曲です(^^)。メロディ的には全然悲しくないのに、なんだか涙が出るときがあります(^^;(母もまだ健在なのですが・・・(笑))。そうそう、この曲は、オリジナル・アルバム『逢ひみての』にも収録されていますよ。

このアルバムさだまさしが歌う唱歌・童謡集」ですが、唱歌・童謡・叙情歌というと、どういう訳だか、メロディだけじゃなくイントロまで指定されているかのような同じアレンジばかりなのが私にはずっと気になっていました・・・。でもこのアルバムは、メロディも、さださんの歌う日本語もきちんとした美しいものですが、更にアレンジが過去の"お約束パターン"から離れ、オリジナルでとても美しく編曲されています。今まで「耳タコ」状態だった?(笑)あの曲達が、また新鮮に聞こえるアルバムです(^^)。

一家に一枚のお勧めアルバムです

1.ふきのとうのうた(さださん作のオリジナル)
2.早春賦
3.仰げば尊し
4.おぼろ月夜
5.さくら
6.花
7.荒城の月
8.この道
9.シャボン玉
10.みかんの花咲く丘
11.夏は来ぬ
12.ゆりかごのうた
13.椰子の実
 14.浜辺の歌
15.浜千鳥
16.赤とんぼ
17.小さい秋みちけた
18.里の秋
19.故郷
20.紅葉
21.叱られて
22.冬景色
23.ペチカ
24.通りゃんせ
25.山ざくらのうた(さださん作のオリジナル)
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