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某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「Faces Of The Harp」-Harp Musicのコンピレーション

2006年12月03日 | ♪インスト・New Age

 
Faces Of The Harp (Harp音楽のコンピレーション)
Celtic & Contemporary
-NARADA-

突然ですが
私はハーピストなんです!
でも胸張って言えるほど上手くないし、初心者だし、更に男(おじさん)だし(笑)。
でもね、最近小さいIrish Harpを独学で始めたんですよ!

まぁグランド・ハープはドレスアップした麗しの美女のものでしょうが、トラッド系のハープは男も多いです。元々アイルランドでは男の吟遊詩人はHarpを携えていたそうですしね。そもそもHarp自体が歴史上紀元前から存在する楽器なので、元々は男性が演奏するものだったのでしょう。先般お亡くなりになってしまったチーフテンズのデレク・ベルさんも、このアルバムに収録されていますがこの方も男性でした。

Harpは女性、それも美女のものというイメージが作られたのはクラシック界から来ているのでしょう。そう言えばクラシックのソロの器楽の女性って”ルックス重視”なのはクラシックの暗黙の了解ですよね・・・。でもこれって、音楽にとって何か嘘臭いなぁ~。そりゃ容姿が美しい方が良いとは思うけど、でもそれって音楽にとって何か嘘臭い感じがする。本音と建前みたいな2面性を感じるな。こういうところは、私がクラシック界で感じる苦手な側面のひとつです。

このアルバムは文字通りCeltic & Contemporary と多彩な種類のHarpやアーティスト、演奏スタイルが満載です。それぞれの世界では有名な方が集められたアルバムです。特に大好きのなのは1曲目かな。これはAmazonで試聴できるのでお試しあれ!きっと皆さん好きだって言ってくれると思います(^^)。

それはともかく、私もミニハープを買い求め(入手が大変だった・・・)
ただいま独学中で~す(^^)

私のHarpの腕が上達したらここに演奏をUpします。
でもいつになるやら~(笑)。

 

PS.南米でHarp(ハープ)がArpa(アルパ)なのはそのスペルを見るとルーツは一緒だった事が伺われます。”H"は発音上無声音となり易いので、それで伝承上”アルパ/Arpa”になったんだろうと思われます。

Faces of the Harp: Celtic & Contemporary

Narada

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Songs of St. Patrick



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Be in My Heart-Celtic Hymns &

Ave Maria Press

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「PASTORALE」-Tingstad & Rumbel

2006年11月23日 | ♪インスト・New Age


 PASTORALE」-Tingstad & Rumbel
 Eric Tingstad : Guitar(ギター)
Nancy Rumbel : Woodswinds(木管楽器)

1997年

ふたリが織りなすギターと木管楽器の
アンサンブルがひたすら美しい!

多分、質においては世界で一番音楽カタログが充実しているはずの日本において、残念ながらありそうで実は少ないのが”クラシック物ではではない器楽系のアルバム”ではないでしょうか・・・?と言っても、もちろんピアノとかアコースティック・ギターとかは沢山あるし、他にもハープ(アルパ)とかリュートとか探していくとちょろちょろ見つかります。でも一部を除いてこのジャンルの殆どがメロディを中心に聴かせるインスト物だったりします。イージーリスニング系?いわゆる「予定調和」的な内容で、実際に聞かずとも内容を予想できるものが多いです(^^;

この点において、アメリカのNewAge系のジャンルは一日の長を感じます。私が持っているこのジャンルはほとんどアメリカ発のアルバム。ここに紹介するこのベテラン・コンビもアメリカ発。リリースは、今や、いつの間にかBluenote系列となってしまったNARADAレーベル発です。

最近あまり時間がとれないのであまり詳しくかけません・・・興味がある方は彼らのオフィシャル・サイトをご訪問下さいませ。Amazonとかでも試聴できますのでおためしあれ!

Tingstad & Rumbel


Eric Tingstad
 
Nancy Rumbel


全くの余談ですが、
私は一音楽ファンとして下記に同意致します。
ちゃんとした対価を支払って音楽を楽しみたいな~
(NARADAに書いてあったものです)

Each year, the recording industry loses billions of dollars to all
forms of music piracy. It is not a victimless crime. Illegal
downloads and music piracy set in motion a chain reaction that hurts
everyone  from honest customers and retailers, to artists,
songwriters, producers, studios, musicians, engineers, publishers,
record companies, manufacturers and delivery services thousands of
people have lost their jobs.  . 

Pastorale
Narada

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Leap of Faith
Cheshire

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Paradise
Narada

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American Acoustic
Narada

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Acoustic Elegance: Ultimate Collection
Narada

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「Brian's Song」-Michel Legrand

2006年11月19日 | ♪インスト・New Age


Brian's Song」-Michel Legrand
ブライアンズ・ソング」-ミシェル・ルグラン
アルバム:オリジナル1972年


  1.ブライアンズ・ソング 
2. 恋のテーマ 
3. ザ・ディープ・ブルー・C 
4. これからの人生 
5. ピカソ・サマー 
6. 愛のささやき 
7. おもいでの夏 
8. 嵐が丘 
9. 美しき愛のかけら 
10. 風のささやき 
11. アイ・ウィル・セイ・グッバイ 
12. イッツ・グッド・トゥ・ビー・アライヴ

今の内ですっ!

いうまでもありません。あのミシェル・ルグランです。でもこのアルバムは今後再度CD化される事はまずないでしょう・・・。このCD化も世界初(2004年)。手に入れるなら今のうちです。さらにボーナス・トラック付だし。それにしてもこのBell/ベル・レーベルのロゴがなつかしいっ~っス。当時はCBS/SONYからのリリースだったなぁ。パートリッジ・ファミリーなんかも思い出すし(笑)。

 

最近プライベートで忙しくて落ち着いてBlogの更新ができません(^^;。それはともかく、この曲には特別な思い出があります(内緒だけど(笑)。これは映画のテーマでした。この映画見てないけど(笑)。いや正確にはTVでやったのを見たような気がするけど内容を覚えてない。

各曲を聴いて思うけど、この人の場合、作曲した側イメージと一般の人の曲に対する印象って結構違っているような気がする。それは「風のささやき」を聞いた時とても強く感じた。慣れればこのアレンジも好きになったけど、最初は「えっ」という感じだっなぁ~(笑)。

この曲やアルバムを当時知っていた方、
入手は今のうちです!

ブライアンズ・ソングス
ミシェル・ルグラン
BMG JAPAN

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ル・メイユール・ドゥ・ミシェル・ルグラン
ミシェル・ルグラン
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント

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ジ・エッセンシャル・ミシェル・ルグラン・フィルム・ミュージック・コレクション
ミシェル・ルグラン,ミシェル・ルグラン,フレミッシュ・ラジオ・オーケストラ
ヴェリタ・ノーテ

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「涙のトッカータ」-ポール・モーリア

2006年11月06日 | ♪インスト・New Age


涙のトッカータ」-ポール・モーリア
Toccata」-Paul Mauriat
by.G.Rolland(=この人は彼の楽団員の一人)
(オリジナルVerは1973年。このアルバムは再録音Ver)

完璧!

この楽曲、音楽的に完璧だと思います。メロディやそのコード進行、楽器編成や良く練られたアレンジメント、音響的な意味での”サウンド”。たかだか3分そこそこの曲に音楽のエッセンスが凝縮された名曲だと思います。

ポール・モーリアさんが死去されました・・・。徐々に表舞台に出てくる機会が減っておりましたのでもしや・・・とは思っておりましたが、やはりとても残念です。私は今までの感謝の気持ちを込めて、この方とこの曲を取り上げてみます。

今回の逝去に際して、きっと著名な”音楽評論家”と言われる方々は沈黙のままなんだろうなぁ~。いやそもそも通好みのメディアもこの話題、さらっと流すだけでしょう。その理由は簡単。きっと、この人やこの手の音楽を表立って取り上げると、何だか自分(達)がレベルが低く見られるような、そんな妙なプライドがあるんだろうな。私はそんな人達が大嫌い。もっとも、私がこんな拙いBLOGを書いているのは、そんな人達に対する反抗心もかなりの比重を占めていたりする。私は音楽メディアを信用していない。

彼らがこの人を正面から評価しづらいのは「万人向けのわかりやすい」音楽だったからだ。でもね、この人、いつも「イージーリスニング」というジャンルで十把ひとからげにされているけどそれはちょっと違うぞ。この人の音はいつも斬新だった。ちゃんと聴けばすぐわかる。他のオーケストラは、単にメロディをストリングスを乗っけてそれこそ「イージー」なサウンドばかりだったけど、この人の音楽は、細かい試みが沢山あった。創作の手法自体は決して「イージー」ではない。

この曲、(自作ではないが)クラシカルな隙のないメロディ、凝った弦の掛け合い、ブレイクに入るドラムの意外性(再録Ver)、またこの手の音楽だからできたダイナミクスの違う生楽器を音像上一体化して新しいサウンドにしている(ギターと多層の弦)。またこの人はシンセ・サウンドも割と早くから取り入れていたし、一方チェンバロとかハープとかも効果的に採用していた。更に更に、音響的には楽器をパンニングさせて左右に振ったり、その他言葉では上手く言えないけど、とにかく常に新しい試みを伴いながら、音も素晴らしいサウンドをしていた。創作上決して「イージー」ではない音楽だった。

つまり彼の音楽は
単なる「イージーリスニング」ではなく、
唯一無二の
”ポール・モーリアMusic”だったのだ。

そして

その聞き易い音楽までに至る
”創造”の才能を
もっときちんと評価されるべき人なのだ。

みんな「イージーリスニング」という言葉/ジャンルに惑わされて、この大事な本質を見失っていると私は思う。

この人の功績としては、日本の歌謡界には多大なる影響を与えたのは厳然たる事実。筒美京平さんや萩田光雄さんなどは明らかにこの人を参考にされたと思う。いや70年代の歌謡曲のアレンジャーは殆ど影響されていたと言って過言ではないと思う。いつの時代も、こういうタイプの音楽を正面切って評価するメディアは少ない。でも少なくともこの人の音楽は、静かに、そして大きな裾野を伴って今まで多くの人に多大なる影響を与えてきました。でもなにより、理屈抜きで楽しめる素晴らしい音楽を送り続けてくれました。

ポールモーリアさん、今までありがとうございました。
心からのご冥福をお祈り致します。
実は20年前に亡くなった私の親友もあなたの音楽が大好きでした。
もし天国で逢ったのなら是非あなたの音楽を生で聴かせてやって下さい・・・

合掌

ポール・モーリア全集~オリーヴの首飾り
ポール・モーリア
USMジャパン

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恋はみずいろ~ベスト25
ポール・モーリア
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント

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決定盤!!ポール・モーリア/スーパー・ヒット ベスト(CD 特典DVD)
ポール・モーリア
ポニーキャニオン

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ベスト・オブ・ポール・モーリア
ポール・モーリア
ユニバーサル インターナショナル

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「Pachelbel in the Garden」-Solitudes

2006年10月10日 | ♪インスト・New Age

 
Pachelbel in the Garden」-Solitudes
「パッヘルベル・イン・ザ・ガーデン」-ソリチュード

2003年作品/Canada
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パッヘルベルのカノンの究極の一枚!
例え食事を抜いてでもこの盤を手にしてください!
なぁに、ご飯を一日抜いた位では人は死にゃぁしません(^^;
でも代わりに一生モノの音楽が手に入ります

私は世界一の「Pachelbel 's CANON/パッヘルベルのカノン」の愛好者(注:自称)である(笑)。初めて知った学生の頃より今までどれくらいこの曲を聴いて来ただろうなぁ・・・

・オリジナルのクラシック形式による様々な指揮者や楽団の演奏
・歌モノにアレンジされたもの
・器楽でアレンジされたもの
・シンセサイザーなどで、独自の解釈で演奏されたもの
・いわゆるヒーリング系といわれるジャンルで演奏されたもの
etc、etc・・・・

中には、白鳥英美子さんとかクレオ・レーンとかもあったし、ちょっと聴いただけでは完全に別物だったけどよく聴くと原型がこの曲だったPet Shop Boysの"Go West"(オリジナルのビレッジ・ピープルバージョンはちと違うけど/以前の記事ご参照下さい)とかありとあらゆるタイプのバージョンを今まで聴いてきたつもりです(^^)

でやっと結論がでました
この曲を一番理解して一番Pachelbel の意図通り、
そして美しく表現しているのはこのアルバムです!
間違いありません(^^)

このアルバムの制作は、このblogでも何度か取り上げているカナダのレーベルSolitudes/ソリチュードです。2003年の作品ですので、息子のGordon Gibsonの制作となっていますが、これが実にすばらしい!もっともこのレーベルのイメージから「ヒーリング」だの「環境音楽」だのと先入観を持つ方は多いかもしれませんが、そんなキャッチは一度無視して、音楽のみの集中して見てください。ジャンル分けはリスナーには邪魔になるだけ。売る側に便利な、勝手な決め事。リスナーには所詮関係ない事です(^^;。このアルバムは無名の演奏家?かもしれませんが、でもその辺の指揮者の肩書き(ブランド)だけで売れているまるで機械演奏のような味気ないクラシック・アルバムよりは遙かに、純粋に"音楽"していますよ~(^^)。

全7曲/バージョン収録されています。もっともオリジナルの曲の形式は7曲目だけで、後の曲はこの曲の一部や又はこの曲からインスパイアされた曲となっています。なので厳密にはCANON曲集とは言えません。でももしパッヘルベルが生きていたならきっと絶賛するであろう、彼が描きたかった世界が7つのバージョンで展開されています。どの曲も決してオリジナルの魅力を損なうことなく、いや新たな魅力で一杯です。おっと、このレーベルなのでもちろん鳥のさえずりや水の音がミックスされていますが、それが全く音楽の邪魔にならず、いや既に音楽の大事な楽器のように見事に溶け込んでいます!

ストリングスの音色(*)はまるで春の夜風のような甘美さです
その響きはまるで"満開の夜桜に薫る春風"
思わず溜息が出ましたヨ

こんな美しさにはそう出会えるものではありません・・・

(*)7曲目の「Flourishing」

ところで私が思うこの曲の魅力は、まずこの曲がとても美しいことが第一。そしてこの曲は聴くたびに自分の感情・気持ちをフラットにしてくれます。沈んだ気持ちの時も、気持ちが高ぶっている時でも、必ず気持ちをリセットしてフラットな気持ちにしてくれます。"感情のリセット地点"へ導いてくれる曲なんです(^^)。そして前にも書きましたが、あくせく生きている時間をふと止めて、我にかえしてくれるような不思議なほど静謐なパワーを感じます。

それとこの曲、楽譜が、シンプルですがでもとても美しいです(^^)。この譜面を見るたび、それはまるで宇宙の原理原則や摂理となにか結びついているかのような?、ある方程式に導かれているかのような完璧な構築物にさえ見えます。神秘的です・・・。Bachなんかでもそう感じる事がありますが、でもこの曲はまた格別。

この曲が好きな方は食事を抜いてもいいから絶対この盤を手にしてください。一食抜いたくらいでは死にません。でもこの音楽は間違いなく一生モノです。本気で内容を保証します。

1st Violin:Marie Berard
2nd Violin:Carol Fujino
Viola:Douglas Perry
Cello:Bryan Epperson/Simon Fryer
EWL.Flute&Clarinet:Jeff Goodspeed
Flute:Leslie Allat
Oboe&English Horn:Lesley Young
Guitars:Michael Francis/Greg Stone
Harp:Sharlene Wallace
Piano&MIDI Keybords:Michael Maxwell
Soprano:Debbie Fleming
Alto:Suba Sankaran
Tenor:Dylan Bell
Bass:Tom Lillington

Nature Sound Digitally Recorded byDan Gibson&D.William Gibson
Music Arranged&Adopted by Michael Maxwell(SOCAN)
Recorded by Jeff Wolfpert&Michael Jack with Assistants
John Biandich,Sal Grimald&Steve Payne
at McClear Pathe Studios&Phase One Audio,TORONTO,ON,CANADA
Mixed by Jeff Harper
 

Pachelbel in the Garden
[バッヘルベル・イン・ザ・ガーデン]

Solitudes [ソリチューズ]

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「Solitudes/ソリチュード」~from CANADA~

2006年08月24日 | ♪インスト・New Age


「Siesta BEACH」
「Solitudes/ソリチュード」より

以前にも何度か取り上げていますが、今回もカナダで、いや世界でも指折りの良質な環境音楽/ネイチャー・ミュージックを世に送り続けている素晴らしいレーベル「Solitudes/ソリチュード」の盤をいくつか取り上げてみます。

今でこそ、"自然音"と"美しい音楽"が美しくミックスされたCDは沢山ありますが、でもそのオリジナルはこの「ソリチュード」と言って良いでしょう。また巷にはこれを形だけ模倣した内容・質が低いものが沢山出回っておりますが、是非この音楽的にも自然音的にも本物の素晴らしさに触れて頂きたいと思い、一ファンとして再度ここに紹介致します。

~以下、国内の代理店のサイトより引用させて頂きました~
jciclub ↓クリック

「Solitudes/ソリチュード」について
長年にわたって、ネイチャー・ミュージック・アルバムだけを100タイトル以上もリリースしてきたソリチューズ。ダン・ギブソンが50年以上もの間デジタル録音し続けてきたネイチャーサウンド、プロジェクトチームで丹念に制作されるインストゥルメンタルミュージック、24ビットマスターリング、ドルビーサラウンド録音等々。今ではこころやすらぐ高品位なネイチャーミュージックとして世界25カ国の人々に愛されています。

ダン・ギブソンのプロフィール
ナイアガラの滝に程近い農場で生まれ育ったダン・ギブソンは、少年の頃、カナダの大自然に感化されてからというもの、自然界を相手に自らの芸術的才能を開花させていきました。野生動物や生物の写真家として活躍するかたわら、1946年以降は自然をテーマにした映画やテレビ番組の制作に携わるようになりました。

当時は自然界の映像と音声を一致させる事が容易ではなく、単に音楽を流しながら自然の映像を映していました。しかし、自然の素晴らしさにこだわるダン・ギブソンは、自ら自然界の音を録音し、音と映像を一致させた臨場感あふれる作品をプロデュースすることに成功、カナダで2つの映画賞(今日のジニー賞)を受賞しました。その後もサンフランシスコ国際映画祭でゴールデンゲート賞を受賞した「ホワイトスロート」や国際的にも賞賛されたテレビ番組「オーデュポンワイルドライフシアター」等、自然をテーマにした200本以上もの映画やテレビ番組を制作しました。

映画用に始めた自然音の録音作業でしたが、それが彼にとって生涯、情熱を傾ける仕事の始まりとなりました。1981年、ダン・ギブソンは59歳で映画界から退き、自ら録音した自然の音をより多くの人々に聴いてもらおうと、ネイチャーサウンドレーベルを創設したのです。レーベル名は、自分の好きなデューク・エリングトンの歌「イン・マイ・ソリチュード(静寂)」にちなんで「ソリチューズ」としました。

1983年からは業界に先駆けてデジタル録音を開始。その3年後には息子のゴードン・ギブソンがソリチューズに加わりました。以前から写真や音楽に非凡なセンスを発揮していたゴードンは、自然の音に繊細な音楽をアレンジすれば、それらはさらに引立ち、互いに補足し合って、自然の音だけよりも、もっと素晴らしい感動を与えることが出来るはずだと確信していました。ダンは、洗練された音楽を自然の音と完璧に調和させることを条件に、ゴードンの熱意ある提案を受け入れ、「音楽で探索する自然」シリーズのファーストアルバムとして「ハーモニー」をリリースしました。

「ハーモニー」は瞬く間にカナダのプラチナアルバムとなり、ソリチューズは音楽と自然を絶妙なバランスで融合させた新しいジャンルの音楽として一躍脚光を浴びました。映画界で活躍していたダンには有名な演奏家や作曲家の友人も多く、その後も誰もがソリチューズのために協力を惜しみませんでした。今では100タイトル以上もあるソリチューズのアルバムは、心安らぐネイチャーミュージックとして世界中の人々に愛されています。

 1994年4月、72歳のダン・ギブソンはカナダの民間人として最高の栄誉(ナイト爵に相当)であるカナダ勲章を受章しました。それは、彼が長年にわたって自然の音を録音し、映像に収めてきたことで、大切な自然や野生動物に対する人々の意識を高めたという功績を称えるものでした。


(以下私のコメントです)どの盤も素晴らしい音楽と自然音に溢れ、まず「はずれ」はありません(笑)。皆さんも是非一度、ジャケット買いでも大丈夫ですからお試しあれ!

Woodland Harp [ウッドランド・ハープ]

Solitudes [ソリチューズ]

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Piano Cascades [ピアノ・カスケイズ]

Solitudes [ソリチューズ]

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Polynesian Spa [ポリネシアンスパ]

Solitudes [ソリチューズ]

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Sleep Deeply [スリープ・ディープリー]

Solitudes [ソリチューズ]

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「ウクレレ・ウルトラマン」

2006年06月22日 | ♪インスト・New Age


「ウクレレ・ウルトラマン」by.Various Artists(2006/4)

40周年記念/円谷プロ全面協力
「ウルトラマンの歌」プロモビデオ付

ウルトラファミリーがハワイに行ったらこうなりました・・・
と言った趣の楽しいアルバムです(笑)

でも正直言うと、このどこかジャパニーズなテイストは、あの"スパリゾート・ハワイアンズ"の方が近いかも(笑)。でも別にけなしているわけではないですよ~。逆に、日本人でしかは出せない味わいがあるという積極的な意味合いで言ってます(^^)。ホント!

先にスターウォーズのダーズベイダーのテーマをウクレレで演奏したアルバムがヒットしたのでこれはそのシリーズの続編といったものでしょう。ウルトラQ-ウルトラセブン-怪獣ブースカ、etc。懐かしいです。効果音とかはちゃんと本物が使用されています。流石円谷プロ協力作品です。

中でもウルトラシリーズ最高傑作といわれるウルトラセブンですが、音楽的にも素晴らしいものが多い(♪ワンダバ、ワンダバ♪の男声スキャットとか)ことでも有名です。このアルバムでは、テーマ曲はもちろん、そんなMATのテーマとかの名曲もハワイ風になりました。脱力系ばかりではなく、なごみも系ありとどれも楽しいです。


(C)円谷プロダクション


参加メンバーの栗コーダーカルテットは昔から知っていたので、最近こうやって注目されて私としても大変うれしいです。またあのキヨシ小林さん!もちろんスィングしてますっ!今度ちゃんとアルバムもご紹介しますね。


(C)円谷プロダクション

1.ウルトラQメインタイトル~メインテーマ by.ウクレレカフェカルテット
2.ウルトラマンの歌 by.ウクレレカフェカルテット
3.特捜隊の歌 by.松宮幹彦
4.ウルトラセブンの歌 by.栗コーダーカルテット
5.ULTRA SEVEN by.ラウラ
6.ウルトラ少年の歌 by.久住昌之&BlueHip
7.帰ってきたウルトラマン by.はじめにきよし
8.MATのテーマ by.バンバンバザール
9.ウルトラマンエース by.キヨシ小林&ウクレレスウィングギャング
10.ウルトラマンタロウ by.IWAO
11.恐怖の町(怪奇大作戦) by.勝誠二とウクレレえいじ
12.快獣ブースカ by.栗コーダーカルテット
13.陽気なブースカ by.栗コーダーカルテット

一家に一枚のアルバムです!

ウクレレ ウルトラマン
IWAO,勝誠二とウクレレえいじ,栗コーダーカルテット,ウクレレカフェカルテット,松宮幹彦,はじめにきよし,バンバンバザール,キヨシ小林&ウクレレスウィングギャング
ジェネオン エンタテインメント

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Kevin Kernがついに来日!

2006年06月03日 | ♪インスト・New Age

「Summer Daydreams」
Kevin Kern - Piano

1998年

久しぶりの書き込みです。やっといろんな事が一段落しました・・・
それはともかく・・・

涙が出そうな程残念な事が!!!

昨日、このKevin Kernの初来日公演があったのに仕事の都合で行けなかった・・・一生後悔するかも・・・(涙)。彼のPianoほど美しく、更に心の髄に響くPianoを奏でる人はいない・・・。だから絶対生で聴きたかった!!!

世の中には美しい音楽も、素晴らしい演奏も、演奏家はもちろん"星の数"だと思いますが、でも彼の音楽は、なんと表現すべきでしょうか・・・もし人に「魂」というものがあるとしたら、その「魂」にPianoの調べを通じてストレート/ダイレクトに語りかけてくる、そういいった深さを感じるのです。私にはそういう表現意外には思いつきません・・・

今回、長年の夢の来日公演がやっとやっと実現したのに、それに行くことができなかった!!

嗚呼!

でも、いいんです。いつか彼の生演奏に出逢えることをこれからの夢として大事にとっておきます。

だから、
Kevin、これからも体を大切にして、幸せな音楽を私達に届けてくださいね。

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「Sweet Return」-Hilary Stagg

2006年03月06日 | ♪インスト・New Age


「Sweet Return」-Hilary Stagg
Real Music-1997年

Hilary Stagg-(1957~1999) 享年42歳

どういうわけか、昨日は私のBlog開設以来最高のアクセスを記録致してしまいました。こんな拙い文章を読んで下さっているみなさん、本当にありがとうございます (^^)。この私のBlogのポリシーの一つは「アクセス増加を意識した記事は絶対書かない事」。なので、そんな記事の連続でこのアクセスを頂いた事に、今とても素直にうれしいと思っています。"グッジョブ>自分"(>おいおい(笑))。と、冗談はともかく、今後ともお時間があればどうどおつき合い下さいませ

ところで、今日は昨日に引き続いてHarp演奏物です。実は私はHarpが大好き!結構、普段見かけないようないろんなCDを持っています。今後徐々にご紹介させて頂きます。でも、Harpと言ってもクラシック系CDが殆ど無いところが私らしいところですが(笑)。そうそう、今日は、こんな機会じゃないとなかなか紹介出来ない素晴らしいアルバムを今日は取り上げてみたいと思います。

「Sweet Return」-Hilary Stagg(ヒラリー・スタッグ)

男性のハーピストです。そのサウンドは、彼独自の美しさをたたえた素晴らしいものです。誰にもわかりやすいように言いきってしまえば、

ハープ演奏によるヒーリング・アルバム

と言うことになると思います。上のその例え言葉ははちょっとチープかもしれませんが、でも内容的にとても質が高いアルバムです。ここで良く取り上げているReal Music物と言う名前でピンとくる方は、大方のイメージが分かって頂けるかと思います。

ここで試聴も出来ますので一度お聴きになって見て下さい。
 ↓画像をクリック!
(音を聞くためには、「新しいウィンドウ」で開いてみて下さい)

彼は、とある所で聴いたハープの音色のに大感激し、即ハープを購入。更に元々エンジニアだった彼は、自分でハープを改造し、エレクトリック・ハープに仕立てたそうです。そして、既存のレッスンに疑問を持ち、独楽でハープ演奏を修得。更に、この経歴がすごいですが、彼の本業?はプロのダイバーだったそうで、多くの時間を海に潜っていたそうです。そんな仕事にしながら、一方で精力的にハープ演奏活動も行っていたそうです。彼のアルバムは7枚を数えます。

このアルバムは、彼の6枚目。アイリッシュ・フルートや、フィドル(バイオリン)美しいコーラスも加わった本当に美しく、穏やかで、心に染み渡る音楽となっています。ジャケットに惑わされちゃダメだよん(笑)。

このアルバム、音楽療法にも適しそうな、精神的な安寧を得ることが出来る秀逸なアルバムと言えると思います。でも、なんと言っても音を聞かなければ始まりませんので、是非上のレーベルの試聴サイトで音をご確認下さいマセ。多くの方には、抵抗なくお気に召して頂けるかと思っています(^^)。

そうそう、彼は既に故人となられています。享年42歳。でもこんな素晴らしいアルバムを届けてくれた彼の魂はその音楽の中で永遠に不滅だと言えます。

Thank You Hilary, for taking us to
the land of
serenity and enchantment!

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「Wedding Music for Harp」-Yolanda Kondonassis

2006年03月05日 | ♪インスト・New Age


「Music for a Perfect Day~Wedding Music for Harp」
-Yolanda Kondonassis-2002年-TELARC

そろそろ厳しい寒さも一段落。春を迎える季節。
その中で、新たな人生
-結婚-
に向けてご準備されているカップルも
おられるのではないでしょうか?

でも、意外と悩みの種は、その結婚式で流す曲の選曲・・・
これってやってみると意外難しいものですよね・・・
更に、「やり直し」はきかないし・・(普通)(^^;

単なるお二人の好みの曲のオンパレードという訳にもいかないし、いろんな世代が参列することを考えれば、あまり偏ったジャンル/世代の曲にするわけにもいかないし・・・。そうそう、若いカップル達が割と見落としてしまうのが、この「各世代への配慮」だと思います。私の友人で、二人とも大好きだった某アーティストの曲で全部通したカップルがいます。それは私達友人世代にはとても感情移入ができ、お二人の意図がとてもわかりましたが、でも親達や祖父母世代がずっと居ごごち悪そう/落ち着かなそうしていたのがとても気になってしまいました。でもこれって、実際にやってみないとわからない部分ですよね~・・・。それに結婚式は「一発勝負」のパターンが多いので、若いお二人ではなかなかそこまで雰囲気をシミュレートできないかもしれません。もっとも、それを承知の上で、若さで押し通すのもそれは一つ式の在り方とも言えますが。

ちなみに私の場合は、まぁこんなBlogを書いているくらいの音楽雑食人間なのが幸いして、その辺も配慮した幅広い選曲を自分で行いました。なので、結構無難な(そうこの「無難」に落ち着く事が意外と大変なのですが)、全体的に落ち着い感じに出来たと密かに自画自賛しておりますです(笑)。更には、自分の趣味で録音した自作の(打ち込みですが)「パッヘルベルのカノン」他数曲を途中で流したりして、お色直しの時にみんなが飽きないように、話題を作ったりしてちょっと工夫も致しました(<自慢かっ?(笑)

これはハープ演奏による、ウェデイング用のアルバムです。

奏者は18才でニューヨーク・フィル/ズービン・メータでデビューした名ハーピスト、Yolanda Kondonassisです。TELARCから出ている由緒正しいアルバムです。曲は下記の通りクラシック曲ばかりです。式のシーン別(4部)となっていて、彼女のいろんなアルバム/演奏からセレクトされたアルバムです。

Music For The Prelude:
1. Jesu, Joy Of Man's Dressing/J. S. Bach (From Cantata No. 147)
2. Reverie / Debussy
3. Gymnopedie No.1/ Satie
4. Clair De Lune / Debussy
5. Quietude / Salzedo
6. En Bateau / Debussy

Music For The Processional
7. Canon In D Major/ Pachelbel
8. Andante - J. S. Bach (From Violin Sonata No. 2)
9. Arioso - J. S. Bach (Sinfonia From Canata No.156)
10. Largo / Vivaldi (From The Four Seasons: "Winter")

Music For The Interlude:
11.Ave Maria / Gounod (Adapted To Prelude No.1 Of J. S. Bach)
12. Meditation / Mendelssohn (From Songs Without Words, Op.67, No. 1)
13. Apres Un Reve / Faure
14. Arabesque No.1 / Debussy

Music For The Recessional / Postlude:
15. Allegro  / Vivaldi(From The Four Seasons: "Spring")
16. Fantasia / Telemann
17. Bourree - J. S. Bach (From Suite For Lute Bwv 996)
18. Sonata In B Minor, K. 27 / Scarlatti
19. Passacaille / Handel (From Suite No.7)
20. Allegro Vivaldi (From The Four Seasons: "Autumn")

ただ正直、このアルバム全部をそのまま結婚式で流すには、途中サティの「ジムノベティ」があったりして私的にはどうかなぁ・・?という曲もあります。ちょっとまったりし過ぎる曲も多い感じかな?なので、この中からご自分でセレクトしてご使用になるなら、結構良いアルバムかとも思います。ご参考にして見て下さい。

ちなみにこんなアルバムもあります。

「Romantic Wedding Music on the Harp」

ハープ曲だと
新婦が、より
美しく
見えると思いますヨ

PS
このアルバムの紹介に良いことが書いてありましたのでそのまま転記致します。

"The music you choose for your ceremony is a direct reflection of your personal style and taste.It will set the scene,create the atmosphere ,and highlight the joy and solemnity of the day.

If you're considering having a harpist perform at your wedding,you're in good company.The harp has a noble history as the earliest known stringed instrument and has been an integral part of human ritual and ceremony for thousand of years.More than any other instrument,it is associated with beauty,love ,health ,and happiness.Instrument of kings and angels,it is a perfect choice for your perfect day."

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「The Impending Death of the Virgin Spirit」

2006年02月16日 | ♪インスト・New Age


「The Impending Death of the Virgin Spirit(1970)」
from the Album「Returning」-2004年
Will Ackerman
-solo Guitar-

POP系ではない、
いわゆるインストゥルメンタル曲の中に
特別な感覚
を覚える曲があります

その感覚は言葉では上手く表現し切れないけれど、敢えて言ってみれば、"ふつうの音楽は耳から入って耳で聴く感じであるのに対して、それは直接、心・魂の隣で鳴っているような感じ・・・"かなぁ?私は特に精神世界に傾倒している訳ではなく、逆に最近過熱気味のスピリチュアル・ブームにちょっと行き過ぎ感を感じている位なのですが、でも言葉にすればやはり「スピリチュアル」な感覚というのが近いかもしれません。このアルバムの中でも特にこの曲です。

この曲
「The Impending Death of the Virgin Spirit(1970)」


このアルバムはあのWindhamHillレーベルの創始者であるWill Ackerman/ウィリアム・アッカーマンが、自分の過去の作品11曲を再演奏/再録音した、ギター・ソロアルバムです。DECCAからのリリースです。殆どがオリジナルに忠実に再現されています。ところで、今回このアルバムの自身のライナーを読んで、この曲のその「特別な感覚」の意味というか、理由がわかった気がしました・・・

「The Impending Death of the Virgin Spirit(1970)」
"My mother committed suicide when I was tweleve.This I wrote to try to capture the innocence of my childfood on the night before she died. I don't offer this to be dramatic or shocking.This is what song has always been about and only after years of therapy am I able to simply say it."

彼のお母さんは、彼が12歳の時に自死してしまったのだそうです・・・(!)(初告白との事)。そして、この曲は、その愛する母が亡くなる前の晩の、無邪気だった幼い自分を残しておきたかった曲とのことです・・・。そんな想いがあるとは全然知らないでずっと聴いてきたこの曲、その背景を聴いてとても納得しました。想いは曲に込められていたのですね・・。そしてそんな想いは、言葉を介せず音だけで伝わるものだと、今回改めて音楽の底の深さを感じた次第です(^^)。


ところで、今ではごく当たり前に店頭に並んでいるNewAge系(わかりやすく言えば「ヒーリング」系)音楽ですが、70年代まではそれまで存在しなかったタイプの音楽でしたね。WindhamHillレーベルが、初めてこのジャンルを世に広めたと言って良いと思います。この方はそのWindhamHillという新しい音楽ジャンルを確立してしまった歴史的な人物であり、且つソロ・ギタープレイヤーであり、且つピアノのGeorgeWinstonなどを世に出したプロデューサーでもあります。私は、彼は、音楽の歴史に名を刻む偉大なる方だと思っております。※彼はドイツからアメリカに渡って、スタンフォード大学に学び、1976年に建築会社と並行してこのWindhamHillレーベルを創設しました。

私はWindhamHillがこれまで果たしてきた役割は、音楽の歴史においてあのBeatles以上のインパクトがあったものと信じています。でもずっと昔から"センセーショナルな話題"ばかり追い求めてきた音楽メディアには、この"センセーショナルと対極にある"音楽ジャンルを評価できる"フェアで冷静な"マインドは期待できません。そのためか、このレーベルを真摯に評価しているのはごく限られたメディア/人ばかりです。もっとも私は、一部の良心的な所を除いて、私は現状のメジャーな音楽メディアには何も期待していないので別にそれに対しては何とも思っておりません。でもこれだけは言っておきたいなぁ・・・。

この音楽は
人々の心の中に
静かに・・・
でも、確実に存在し、
そして、広がっている・・・
と。

ps.
ちなみに、葬式の日に、お母さんのお墓に12歳の少年が植えた木は、今では随分大きく育ったそうです。でこのアルバムは、そのお母さんの木をイメージしたロゴと共に"Mary's tree"と名付けられたレーベルからリリースされています・・・

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「Woodland Harp」-Dan Gibson’s Solitudes

2006年02月04日 | ♪インスト・New Age


「Woodland Harp」-Dan Gibson’s Solitudes-2000年
Nature sound recording & surround sound preparations
by Dan Gibson with Willliam Gibson
Music composed,arranged and orchestrated by Howard Baer
Featuring Erica Goodman - harp   with
Christine Little -
flute
Melvin Berman  - oboe & cor anglais
Gary Pattison - french horn
Marie Berad -
violin
Scott Alexander -a coustic bass
Brian Barlow - percussion
Howard Baer -
MIDI sound design


名曲はなにも楽器だけが奏でるとは限らない・・・
・・・って昨日のパロディだぁ(笑)。

このアルバムは、鳥のさえずりや雨音や川のせせらぎ等の自然音と優れた音楽をミックスした環境音楽の先駆者、"Dan Gibson”が主宰するSolitudes/ソリテュード(ちなみにフランス語です-孤独とかの意味があります)の素晴らしいアルバムです。これはそのHarp/ハープ音楽編です。

このSolitudes/ソリテュードはカナダのレーベル。このレーベルは、50年以上にわたって自然音を録り続けてきたナチュラリストDan Gibsonが、自然音とリラクゼーション音楽を融合させた1981年設立したものです。今ではちまたにこのような自然音と音楽をミックスしたCDは沢山氾濫していますが、これはそのパイオニアであり、且つその自然音そしても何より音楽のレベルの高さは他の追随を許さない唯一無比の世界と言って良いでしょう。

Solitudes/ソリテュードは日本でもKittyレコードが沢山のカタログからほんの一部だけ(日本語カバーや解説を付けて)国内リリースした事もあります。ちなみにそのプロデュースはあの高久光雄氏。この方、CBS/SONY-EPIC洋楽でミシェル・ポルナレフ等をディレクション、国内制作では五十嵐浩晃さんなどのプロデュース、その後某レコード会社の偉いさん、近年はAVEXでご活躍されています(^^)。




このアルバム。
自然音とハープ中心の美しい音楽が違和感なく融合されて
本当に安らぐ美しいアルバムです!

そうそう、忘れてたっ。私は小鳥が大好きなんです・・・。えっ言ってませんでしたっけ?(笑)時折野鳥の観察会にも行きますよ~。小鳥のさえずりが大好きなんです。CDとしても、オーストラリアで買ったオーストラリア固有種の小鳥の鳴き声だけのアルバムも持ってたりします。他にもちょろちょろと・・・。なんでこんなに小鳥の声が好きなんだろうなぁ・・・?音楽と何か関係があるのかなぁ・・・・?そう言えば、小鳥は、鳴き声が美しくない個体は淘汰されて鳴き声が美しい個体だけが生き残ってきた・・・というお話を聞いたことがあります。またウグイスは、毎年鳴き始めは鳴き方があまり上手くなく、しばらく練習してやっとあの"ホ-ホケキョ"になるらしいです・・・(笑)。話はちょっと横道に逸れましたが・・・

私の音楽好きと小鳥好きは
どこかで繋がっているんだな、きっと(^^)

このアルバムは、小鳥のさえずりや優しい雨音・・・いろんな自然音が音楽にカブっているのに、どちらも耳障りに鳴らず、違和感なく美しく聞くことが出来ます。ちょっとお疲れ気味で、あまり"音楽々々"しない、でも心安すらぐBGM的なサウンドが欲しい方には最適ですヨ・・・(^^)

↓こちらはフルートバージョン。どちらも甲乙付けがたいお勧め盤です↓

リラクゼーションはもちろん
音楽療法にも良いと思うなぁ・・・(^^)

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「Passion & Grace」-GOVI-

2006年01月27日 | ♪インスト・New Age


 「Passion & Grace」-GOVI-
Real Music-1995年

ジャケットではトロピカルなお姉さんがギターをつま弾いていますが、
GOVIさんはおじさん(男)です(笑)。

このアルバムはGOVIというアコースティック・ギタリストのインスト(演奏)アルバムです。彼の4枚目のアルバム。彼はここで、フラメンコ・ギター(がメインです)、6弦ギター、エレキ・ギター、8弦ウクレレ、そしてキーボードとパーカッションを演奏しています。他に4人のミュージシャンが参加しています。このアルバムは、BGMとして聴いても良いのですが、でもそれだけじゃとてももったいない位、充実した内容です。

それはレーベルがReal Music(Real Playerとは全然関係ありませんよ~)という事でもわかります。以前Pianoでご紹介したKevin Kernと同じところですしね。

内容の説明はアルバムのジャケットにある紹介文が簡潔で分かりやすいのでそのまま掲載します。

On Govi's fourth solo album,melodies flow freely from his many guitars.Bright steel strings,elegant Spanish and tasteful electric guitars are set to carefree tropical percussive rhythms.
From the wide-eyed innocence of "In Wonder"to the flamenco-spiced high spirits of "Abundance"and"Viva LA Vida",Passion & Grace overflows with a life-affirming joy and deeply felt sensitivity guaranteed to soothe the soul and uplift the spirit.

寒いこの時期、トロピカルな季節や場所が恋しくなりますよね~(^^)。是非このアルバムなんかを聴いて、せめて気持ちだけでも、穏やかなでトロピカルな"極上の時間"を過ごされては如何でしょうか?

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「Deep Peace」- Bill Douglas -

2006年01月12日 | ♪インスト・New Age


「Deep Peace」- Bill Douglas /ビル・ダグラス-
featuring the Ars Nova Singers

アルバム 1996年

Celtic-inspired choral and instrumental music

Bill Douglas :piano,synthesizers,bassoon
The Ars Nova Singers conducted by Thomas Morgan
Bil Jackson:clarinet
Stephan Arado:violin
Peter Cooper:oboe
Anne Stackpole-Cueller:flute
Brett Wallace:cello

静謐。安寧。安穏。閑寂。静安。静寂。平穏。森閑・・・
このアルバムのイメージです。内容はこのジャケットの写真のイメージ通りです・・・

これはNewage界では有名な人気アーティスト、Bill Douglasの傑作アルバムです。コーラスが、教会のミサのように荘厳で、心安らぐ、文字どおりのディープ・ピース/心の安寧に誘います。特に7曲目が秀逸!もう、本~~~~~~~当に静謐そのもの!!!美しいです!!!夜、お休みになる前に流せば一番フィットするかも・・・?心が穏やかになり、浄化されて行く感じです。最近”音楽療法”が注目されていますが、そういう用途でも高い効果があるのではないでしょうか・・・?何れにしても、大変質が高いアルバムです。

それで思い出しましたが、「癒し」を謳ったアルバムを目にする事が多いですね。一時ほどではないのかもしれませんないが、ブームとしては結構長く続いていると思います。でもそんなアルバムを聞いて人は本当に癒されるのかなぁ・・・。私の感覚では、単に静か系インスト曲を集めただけの安易なものも結構目に付きます。特に、NewAge系のカタログに弱い某巨大レーベルのものは結構粗い/適当な選曲が多い感じ・・・。変に"癒し"をキャッチ・コピーにしたアルバムは、多少引いて見た方が確実かも知れませんね・・・。本当に音楽で癒されたいのならば、自ら求めていろいろ聴くのが一番ですね(^^)。

最近特に感じるのは、こういった小さな、でも独自の良質なアルバムを出してくれていたレーベルからのニューリリースが殆ど無くなってしまった事・・・。このHOSレーベルもそうです。今も続いているのかなぁ・・・?心配だ。その後の補足:ここでこの詳細が見られます。Heart of Space(HOS)のHPです。

ファイル交換とかコピーの一番打撃を受けているのは、こういった良質のアルバムを制作してきたインディ系の会社なんだなぁ・・・。元々小さなマーケットで商売していたので、CDがコピーされたら即経営にダメージになってしまう。。。こういうレーベルは、リスナーも積極的に応援する、つまりちゃんとCDを買ってあげないとやっていけないんだよね・・・。既にこの手のジャンルは縮小しつつあるように思う。いずれレーベルといった組織体は消えてしまうかもなぁ?その代わり。アーティスト個人発でしか発表できなくなるかもしれませんねぇ。残念だけど、これも現実。

メジャー系の流行物を聞いている人はいいけど、私にはとっても深刻な音楽のコピーの問題です・・・

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「Sweet Memories」-幸田さと子

2006年01月10日 | ♪インスト・New Age


「Sweet Memories」-幸田さと子(2005年)
~バイオリンによる松田聖子さんのヒット曲のインスト・アルバム~

♪ ガラスの海の  向こうには 広がりゆく 銀河・・・
地球という名の  船の 誰もが  旅人・・・・ ♪
「瑠璃色の地球」作詞:松本隆 作曲:平井夏美

この「瑠璃色の地球」を含む、全13曲全て松田聖子さんのヒット曲を、クラシック・バイオリニスト幸田("聡子"より改め)さと子さんが演奏しているインスト・アルバムです。

アルバム全編を通して言える事は、クラシック系と言っても"オペラ系歌手が童謡を歌うような、あの妙な気持ち悪さ"は微塵もないと言うこと。それは第一に、この方が楽しんでいるからです、それは幸田さんが松田聖子さんのファンクラブ会員であるいう事実からして明らかです(笑)。それに、そもそもこの方は美空ひばりさんの曲を演奏したアルバムでレコード大賞の企画賞を受賞した方でもありますし、他にも昭和の名曲をバイオリンで沢山演奏されています。そのどれもが、独特の歌心に溢れる演奏です。
※ちなみに私は新星堂のイベントに参加して、直接サインをもらった事がありま~す(^^;。

アルバムの内容は、Pop~歌謡曲的アプローチとクラシック的のアプローチと大きく二つに分かれます。それはアレンジャーの違いによります。Pop~歌謡曲系は、聖子さんのデビュー時のアレンジャー信田かずお氏担当楽曲中心、クラシック寄りは上田益氏担当分。ほぼ半分ずつ担当しています。

ただどの曲も、オリジナルの雰囲気を大きく損なうような冒険は少なく、BGMとしても、ちょっと聞き込んでも楽しめる内容です。狙いは、音楽にうるさい人達ではなく、"聖子さんもバイオリンも好き"と言った感じの聖子さんfanに向けて制作されたのだろうと思います。でも結構凝った作品もあります。特に面白いのはボサノヴァに変化した、でも妙にマッチした「青い珊瑚礁」、と更に上田氏曰く「モーツァルトがこの曲をヴァイオリン・ソナタとして作曲していたら、きっとこんな感じでしょうか?モーツァルト的な動きをふんだんに取り入れてみました」というピンクのモーツァルト」です。なるほど、ピアノの動きが本当にモーツァルトぽくて、思わず微笑んでしまいました(^^)

私の意外な発見は「ガラスの林檎」が結構良い曲だって事。。。あまり好きな曲じゃなかったんですよね、今まで。

「瑠璃色の地球」は一番シンプルで、オリジナルのイメージそのものです。そうそう、この曲を中森明菜さんがカバーした時には、妙に情念こもったような彼女の歌い方にちょっと・・・と思ってしましまった私ですが(<ファンの方ゴメンね)、それでもこの曲を再度スポット当てた功績は讃えられてしかるべきですね・・。あと、曲を語るときに特定の個人名を出す事は適当ではないと思いつつ、これは聖子さんの娘(何故か神田正輝さんの娘とまマスコミ的には呼ばない・・・)沙也加さんのご誕生を契機に作られた曲ですね・・・(と言うと曲のイメージが狭まってしまうなぁ(笑)。でも沙也加さん、その話題を狙って今度自分でカバーするのも歌手復活の妙案かも・・・(半分冗談、半分本気)

ところで、ここまでポピュラーどっぷりになると、クラシック界って何か妙にプライド高そうだから、幸田さんはもうクラシックの世界には入れてもらえないのかもなぁ・・・。そんな空気ってありますよね、あの世界って・・・そういうトコちょっとイヤ・・・(^^;

大村雅朗氏がご存命だったら、きっと彼独自のセンスでこの企画を受けたかもしれません・・・。それはそれでとても楽しみだったなぁ・・・

※ところで、瑠璃色ってどんな色かご存じ・・・?→辞書をひいてね(笑)。

1.Rock’n Rouge
2.瞳はダイアモンド
3.ガラスの林檎
4.小麦色のマーメイド
5.ピンクのモーツァルト
6.青い珊瑚礁
7.SWEET MEMORIES

8.赤いスイートピー
9.渚のバルコニー
10.白いパラソル
11.天使のウインク
12.あなたに逢いたくて
13.瑠璃色の地球

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