アルバム「GLASS AGE」(1984年)収録
E.Guitar:今剛/A.Guitar:谷康一/E.Piano:山田秀俊/Prophet-10:渡辺俊幸/Syn-Programing:浦田恵司/Drums:渡嘉敷祐一/Bass:高水健司/Percussion:木村誠/Mandolin:竹内郁子/Panpipe:旭孝
いつも、そしていつまでも口うるさくて自分より大きな存在だったはずの親にある日突然「老い」を感じてしまう瞬間が、誰にでもかならすやって来ます・・・。いつもの両親が、妙に、妙に小さく見えて、か弱く見えて、“自分が守ってやらなければ・・・”と自覚する瞬間。初めて感じる不思議な切ない気持ち・・・これはそんな年代の男の歌です。
照れくさくって あたたかくって いいもんだ ・・・ ♪
この歌の主人公も、正月休みに帰省して、両親と酒を飲み食べながら毎年の行事を過ごしています。徐々に酒がまわりだすと、親父は昔から掛かっている柱時計がだんだん合わなくなった・・・などどとぶつぶつ言い始める。お袋は、遠くでトントン包丁の音を立てご馳走の準備をしている。
そして、毎年のように過ごす、年末の家族だけでの酒宴の席。多分普段はあまり飲まないであろうお袋も今夜だけは別。珍しく杯をお替りしています。でも・・・
胸を衝かれて不覚にも 涙一つ こぼれました・・・ ♪
・・・・この主人公は、ふと窓越しに空を仰ぎます。真冬の深夜、澄み渡った夜空に燦然と煌めく星座。ふと、寒天から何か語りかけてくるような気がしました・・・
("お前の意思は曲げるな”と、寒天の北斗七星に励まされているようだ)
この主人公は寒北斗に背中を押されるように、早く身を固めようと決心します。
こんな瞬間(とき)に、人は本当の意味での自立/自律した"大人"になるのかもしれません・・・
それにしても、有名な作家がさださんを”老成した人"と称していました。あの稀代の名曲「案山子」の感想を聞かれて答えています。そうでしょう。。。あの名曲(歌詞)を20代で書いたのだから天才の称号を与えられても当然です。正に人の心を著す天才さださましサンです。
PS
星は自分の心を映す鏡。宇宙(そら)から聞こえた声は実は内なる自分自身からの励ましの声なのでしょうね・・・