goo blog サービス終了のお知らせ 

某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「Ka Nohona Pili Kai」-Keali’i Reichel/ケアリィ・レイシェル

2006年02月13日 | ♪海外 -男性


「Ka Nohona Pili Kai」-Keali’i Reichel/ケアリィ・レイシェル
Word:Puakea Nogelmeier/Keali'i Reichel
Music:BEGIN(←あの日本のBEGINです)
12-strings Guitar,Bass:Jamie Lawrence
Strings arrangement:Clyde Pound
----
Co-produced by kapono Beamer
Masterd by Burnie Grundman
----
アルバム「 Ke'alaokameile 」2003年より~3曲目


最近この曲が妻夫木聡さんのCM(au携帯)で流れている事に気が付きました。

ハワイ語の「涙(なだ)そうそう」です

歌っているのは、Keali'i Reichel/ケアリィ・レイシェルです

CMはここで見られます(クリック!)

ハワイの言葉で歌っているし、それに伴いメロディも多少変わっているので、もしかしたらすぐには気づかない方もいるかもしれませんネ・・・(^^;

これを歌っているKeali'i Reichel/ケアリィ・レイシェルは、1995年にデビューした生粋のハワイアン。そのデビュー・アルバム「カワイプナヘレ」で一気にハワイで最も権威ある音楽賞「ナ・ホク・アワード」を受賞しました。その後の活躍はめざましく、日本を始め世界でもCDがリリースされ、あのビルボード誌でもチャート・インしています。もちろん私は全アルバムも、コンピ盤も、ハワイのフリーマーケットで見つけたちょっと珍しいCDシングルもライブ・ビデオも持ってます(<おいおい、自慢だろっそれは・・・?(笑)。更には、日比谷野音でのステージにも行きました(カミさんも大ファンなんですヨ(^^)。

このアルバムも含め、彼のアルバムは殆どがハワイ語で歌われています。それは私たちが漠然と考えるより遙かに重い意味合いがあると言えます。それをここで一言で言ってしまえば、それは

ハワイアン・ルネサンス

それは、アメリカ/西洋文化に侵食されてきたネイティブなハワイアンが、自分たちの民族の誇りと伝統に目覚め、その回帰を目指した、静かな、しかし大きなうねり現象・・・。彼はその中の、象徴的人物/現象であると私は感じています。だから彼のアルバムには、いわゆる「観光用」のハワイはありません。もっとPureな精神的な世界が広がっています。そして私は、そこにこそ大きく惹かれております。※この件は2005-11-7で彼のアルバムを書いた時に述べていますのでご参照下さいませ(^^)

このアルバムは、彼のオリジナル盤としては5枚目のアルバムです。語り~チャントで始まります。祖国ハワイへの愛や家族への愛なんかを感じる内容となっています。アルバムには家族の写真も沢山載ってます。そうそう、でも意外な所では、あのSting「Fields of Gold」も歌っています(これは英語のまま)。この曲は本~当に多くの方がカバーしていますね。私の持っている中でも、Mary Blackとか藤田恵美(ル・クプル)さんとか他にも沢山あります。良い曲なのは確かだけど、それ以上の何か理由がるのかなぁ・・・?もしご存じの方は教えて下さいませm( )m


Keali’i Reichel
(ちなみにGayとのウワサです・・・(^^; )
ハワイのCDショップにはもっと大胆なポスターがあって驚いたわ(笑)。

先回も書きましたが彼の歌声は、CMでお聞きの通りとても穏やかです。でも更にチャントではスピリチュアルなものさえ感じます。ルックスからはちょっと想像できない?とても素晴らしい歌声です!是非、是非聴いて見て下さ~い。このアルバムも良いですが、私のお勧めアルバムは2005/11/7にご紹介しました「E O MAI」1997年です。どれも良いけど、特にこれが一番好きかな~?

これを機会に、本当は今回は視点をちょっと変えて、彼のアルバムには欠かせない重要人物Jamie Lawrenceについて書いてみたい思っていましたが、でも時間がないのでまた後日にします。一応アルバムジャケットだけ載せておきます。


Jamie Lawrence「There is Love」
ちなみに本人直筆のサイン入りのアルバムなんですヨ(私の宝物!)
お店では販売されていないのが残念!!(涙)
上のリンクで声聴けます!!

それにしても沖縄とハワイとアイルランドは本当に似てる。
いや音楽そのものが似ているんじゃなく、
家族愛とか、民族の誇りとか、精神的な拠り所とその在り方とか・・・

だから私は
沖縄もハワイもアイルランドも
大好きなんだなぁ~(^^)

----------------------------------------------
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ
皆様の応援だけが私/このブログのモチベーションです(^^)


「American Tune」-Paul Simon

2006年01月17日 | ♪海外 -男性


「American Tune」-Paul Simon(1973年)/Simon & Garfunkel(2005年)
fromアルバム「There Goes Rhymin' Simon/ひとりごと」1973年
fromアルバム「Simon&Garfunkel Old Friends Live on Stage」2005年より

「American Tune」Composed by Paul Simon
Guitar: Paul Simon/ Keyboard: Bobby James/ Bass: Bob Cranshaw/ Drums:Grady Tale/ Strings:Del Newman.
Paul Samwell-Smith co-produced “American Tune”and assisted in the completion of the album.
(以上、1973年のアルバムのクレジットより)

さださんの記事の関係であまりに多くのアクセスを頂きましたので、今回はその感謝の意味も込めてこの曲を採り上げたいと思います(^^)。

さださんがPaul Simonの大ファンである・・・と言うか、Paulを音楽における"心の師"として仰いでいる事はfanの間では有名なお話ですよね。でもね、実はこれは私にとっても同じですし、更にきっとさださんと近い世代であの時代を体験してきた方々は大概そうなんじゃないかな~(なお、私はさださんより年下ですよ~>念のため(^^;

あの当時の Simon&GarfunkelもしくはソロのPaulSimonは、音楽シーンにとって、そのギター・サウンドや歌詞の時代感覚からしてとても特別な存在でした。「青春の光と影(Both sides now)」という歌ったのはジュディ・コリンズですが、正にその頃の"青春の光と陰"を歌に切り取ったのは彼らでした・・・。より正確に言うと、あの頃の私たちには、ケネディ等に代表される、まだ健全だった(?)頃のアメリカ的な青春に対する憧憬ありましたから、彼らへの憧れは強烈でした・・・。

Paul Simon個人に関して言えば、彼は音楽的には独自のギター・チューニング(ドロップDとか)を駆使したりしながら、オリジナリティ溢れるギター・サウンドを奏でていました。当時、音楽メディアがごく限られていた時代にも、彼のギターのタブ譜の特集を良く見かけましたしね。彼の音楽に対する姿勢とか感性が本当に多くの人に影響を与えていました。

※余談ですが、2年前程前に初めて世に出たS&Gの1967年のNYライブは、Paulのギター一本で繰り広げられるのですが、この時のPaulのテクはバンドの必要性を感じさせない程素晴らしく瑞々しいものです。是非一度お聞きになって見て下さい。

さださんは、PaulWarnerに移籍した時期に(ちなみにPaulはそれまではCBS~現Sony Music~所属でした)同じWarner所属となることになったので、ソロアルバムのヒット記念に?NYのPaulに会いに行き、お話をし、感銘を受け、ギターにサインを貰った事はステージでも良くお話されています。更に、さださんの30周年記念アルバムでは、許可を得て(これだけでも素晴らしい事!)Paulの曲に日本語の詞を付けてカバーしています。

前フリが超長いですが、これからが本題(笑)。今回採り上げた曲「American Tune」からは、さださんのPaulへの心酔ぶりが伺うことができます・・・・

さださんの曲「前夜」

途中で聴かれる"But it's all right,it's all right"は、この「American Tune」のフレーズからきていると思います。・・・・と言ってももちろん私はつまらない"種明かし"(そもそも、そんな大層な事でもないですが)をしたい訳ではありません。何よりさださんの曲は、誰にも似ていないオリジナリティに溢れまくっていることは、数十年音楽を聴き続けてきた私には本当に良く十分わかります。

つまり、私が言いたいのは、さださんはそれくらい(=誰にも明らかに分かるくらい)Paulのfanで有ることを示していると言うことと、この一瞬の引用が無意識なのかそれともさださんの確信なのかはわかりませんが、何れにしてもそれはさださんからのPaulに対するオマージュ(仏語/hommage)になっているという事実を示したかったのです(^^)。

それにしても、さださんは本当にPaulが大好きなんだなぁ・・・(^^)

この曲、StringsがEltonJohnでもお馴染みDel Newmanですね。Paul Samwell-Smithの名前も見られるし、南部/黒人系のリズムが多いこのアルバムの中でこの曲は大きく異色です。このDel Newmanのストリングにはアメリカの音と違って独特の厚みと重厚さ(クラシックぽい)が感じられます・・・。ちなみにPaul Samwell-SmithはあのYardbirdsのメンバーで、その後Cat Stevensとかのイギリスぽい音(彼はイギリス人だし)を得意としたプロデューサーでもありますね。

ちなみに下記は昨年リリースされた最近のS&Gリユニオン時のライブ盤です。この曲をガーファンクルと一緒に歌っています。別バージョンそのものですね。それにしても、60歳になってまたしてもマリファナで捕まったガーファンクル、久々の来日公演の予定もこれでぶち壊しだな・・・。不惑の年をとうに過ぎているのに、本当に残念なことです・・・・。Paulも残念がっている事でしょう・・・。だいいちPaulは大の(日本の)阪神タイガースファンだし(笑)。彼は野球ファン。たしか地元NYヤンキースのファンでもあったなぁ。この"阪神fan"と言うことは別にリップサービスではなく本当のようです(笑)。結構有名なお話かも。


2005年リリースのライブ盤

----------------------------------------------
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ
皆様の応援だけが私/このブログのモチベーションです(^^)


「Blessed」from "Made in England" - Elton John

2005年12月07日 | ♪海外 -男性

「Blessed」by.Elton John/Burnie Taupin
from the Album"Made in England"「メイド・イン・イングランド」 (1995年)

(「Full Moon」の回でElton Johnの事に触れたので、今回はEltonについてちゃんと採り上げます)

選曲は、本当は一番好きな「Slyline Pigeon/スカイライン・ピジョン(*)」にしようと思っていましたが、でもそれをやめてこれにします。"(* これはシングル盤Daniel/ダニエル"ののB面(カップリング)曲でした)
それはEltonの同性婚に関連します。

エルトンは確か"女性"と結婚しています。私の記憶ではオーストラリア人でレコーディング関係のエンジニアだったと思います。でもそれは(これも記憶によると)あっと言う間に破綻/離婚したはずです。だからそれは"偽装婚"だったのかな~?と、彼がGayと認めた時に思ったモンです(^^;。でもこのアルバムのこの曲を聴いたときそれは違ったんだなぁ、とちょっと反省したんです・・・

エルトンの曲は詞はBurnie Taupinがデビュー以来(一時的には離れましたが)すっと書いていますが、そういう意味では歌詞の内容は事実上彼の心情を吐露する内容を表現していると思って間違いないと思います。そう言う意味で、彼の人生を重ね合わせてこの曲「Blessed」を聞くと、とても、とても切ない悲しい曲に聞こえてきます。

エルトンは、まだ見ぬ架空の我が子に語りかけます・・

♪ まだ 僕の想像の中にいる 我が子よ
君を心から歓迎(祝福)するよ
君の瞳は緑色? それとも見たこともないようなブルーかな?
君のためならば 夜空の星だって 取ってあげるよ
何だってしてあげるよ・・・
だから・・
僕が 歳を取りすぎて 君と 一緒に散歩したり
君の成長を 見届けられなくなる前に 現れて欲しい・・・

でも君はまだ僕の空想の中だけなんだね・・ ♪
(注:意訳です)

今思えば、女性との結婚ももしかして(彼はGayであっても)子供は欲しかったんだろうな~、と考え直しました。多分きっと今でも自分の子供は欲しいんだろうな・・・(?)。そう言えばふと考えたけど、Gayであって子供を最初から諦めているカップルと、普通の男女ながら不妊で悩んだ末に、結局子供を授からないご夫婦はどちらが哀しいのだろう・・・。男女の方が"可能性"にすがる分だけより長く、辛いのかもしれないな。

それはともかく、何れにしてもエルトンは"創作"行為の中で、それを昇華するという選択肢があっただけ恵まれていると考えるべきなのかなぁ・・・?

何だか難しい話になってきちゃった(^^;)。話を換えようっと(笑)。

エルトンは「音楽家の希望の星」だと思います。それは一貫してPianoベースの作曲法を続けて40年近く膨大な曲を生み出し続けているのだから。これは、創作に行き詰まったミュージシャンに偉大なる希望を与える事実だと言えます。彼は"コード進行に変にこだわらなくとも、珠玉のメロディの在り方は無限なんだ"と身をもって示しているかのようです・・・。ちょっとしたテンション音/コードメロディに沿わせるセンスは天才的!。きっとコード進行以前にメロディが溢れ来るタイプなんでしょうね。天才です(^^)。

"Blessd"man, he is.

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)


「Love is always seventeen」- David Gates 

2005年11月20日 | ♪海外 -男性
 

「Love is always seventeen」- David Gates(1994年)
「ラヴ・イズ・ オルウェイズ・ セブンティーン」-デビッド・ゲイツ


「アメリカだけが世界だろうか?」と言うキャッチコピーの雑誌が出ました。正にキャッチーなコピーだと思います(^^)。みんなが何となく思っていたことを言葉にしていると言えます。みんな感じているんですよね~「何か違うって・・」。このコピー、一方自分に翻って考えてみると「アメリカの音楽だけが世界の音楽だろうか・・・?」と言うことで、答えはもちろん「Non」(←フランス語です(笑))。

自分は90年代以降、"アメリカの音楽は気にはなるけれど、でもそれは世界の音楽の一ジャンルでしかなく"て、徐々に北欧の音楽ケルトミュージックへ傾倒していく自分がありました・・・

これは青春時代、ビルボードHot100を貪るように、隈無くチェックしていた自分には驚くべき事です。でも今の時代、「ビルボード誌」の日本における存在感は昔に比べれば遙かに小さくなっているのが現実だと思います(とても淋しい限りですが・・・)

ここでご紹介するのは、「イフ」「ギターマン」のヒットで有名なバンドBreadの中心人物David Gatesのソロアルバムです。彼が事実上の引退生活の後、十数年振りに出してくれたアルバムです。ちょっとカントリー系です。タイトルもニクイです(笑)。ちなみその前のアルバムは、あの映画「グッバイガール」(ニールサイモン原作)のタイトル曲でしたからかなり前ですよね・・・。

※ちなみにこの「グッバイガール」はあの南沙織さんもカバーしていました。

David GatesBread時代からそうでしたが、メディアに煽る、又は煽られるような刺激的な作品は一切書いていませんでした。そのため、刺激好きな音楽メディアからは遠い存在でした。でも私はこの人のどこか職人ぽい、地道で心温まる、優しい作品が大好きでした。また素朴な詞の世界観は私の生き方にも指針を与えてくれました。

David Gatesは、正に「アメリカの良心」の代表です。


そう言い切れる人です。そんな古き良きアメリカはもうどこにもないのかなぁ・・・でも私はこんな優しい穏やかな人間になる事が人生の目標です(ちょっと照 (^^; )

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)


「君と僕のブー」- ロボ

2005年11月11日 | ♪海外 -男性
「君と僕のブー」-ロボ
「Me & You& A Dog Named Boo」Composed by Kent Lavoie
Billboard HOT100 最高位5位 (1971年)

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪

犬のブームである。いや今の時代、犬は家族としてのポジションを獲得したので、ブームとはちょっと違うのかもしれない・・・。でもちょっと不思議なのは「犬は家族」とか言う割には、犬をテーマにした楽曲って意外に少ない事・・。これは国内外を問わずそうだと思う。きっと画像/映像と違って、犬を表現するには音楽はあまり適さないと言うことなんですね。

これはそんな犬をテーマにした数少ない曲です。「君」と「僕」と"Boo(ブー)"と言う名の犬、二人と1匹で自由を求めて車で旅を続ける曲。歌詞にマクドナルドが出てくるのもいかにもアメリカ的です。

ミディアムテンポの、カントリー/フォークロック/POPSが上手くブレンドされた、典型的な70年代の上質なアメリカンPOPSです。聞く世代を選ばない、とても楽しい名曲です。オリジナルはアトランティック傘下のBig Treeレーベルからのリリースだった。そう言えばこのレーベルには、あのイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーもいたなぁ。大好きでした。

そうそう、この人はちょっと国籍不明な容貌をしているなぁと思っていたら、アメリカインディアンとフランス人の間の子だったそう。納得です。それはともかく、カーペンターズやドーンとかの典型的アメリカンポップス好きなら必聴曲ですよ~。

※以前あるTVのペット番組でこの曲が流れた時、この選曲をした方は"違いが判る"人だと確信しました(^^)。

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪

もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)


「愛のシンフォニー」-ミッシェル・ポルナレフ 

2005年11月09日 | ♪海外 -男性

 
「愛のシンフォニー」-ミッシェル・ポルナレフ 
「Une Simple Melodie」Words & Music:Michel Polnareff (1978)
※(注)写真はこのシングルのものではありません

哀しく、ひたすら美しい・・・

「美しい曲」は沢山ありますが、他人に勧められたもので素直に「美しい」と同感出来た曲は意外に少ないです。これを読んでいる貴方も、もしかしてそうではないですか?きっとそれほど「美しい」の感性は人の数だけあるのだと思います。

そう言っておきながら、私はこの曲は「本当に美しい」言ってしまいます(笑)。多分この曲は一番普遍的な意味での、その言葉に似つかわしい曲でしょう。加えて、この曲を補う他の言葉は、"繊細なガラス細工の様なメロディ"とか、"クラシカルでリリカル"とでも言えば、きっと分かる人には分かってもらえるかと思います。今時なかなか聴くことのできないシンフォニカルで洗練された正にポルナレフの世界です。

もっともこの写真からはあまりイメージできませんが・・・(^^;ミシェル・ポルナレフ・・・。今やあの「ウォーターボーイズ」で使われた「シェリーに口づけ」ばかりイメージされますが、こんな"美しい"曲を聴かせてくれるアーティストは他に絶対いません。唯一無二です。これを聴かずして、「美しい曲」を語ることなかれ・・・とまた言ってしまいます。

美しきロマンの復活

ユニバーサル インターナショナル

このアイテムの詳細を見る

  ♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪
もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^^)


「E O Mai」-Keali

2005年11月07日 | ♪海外 -男性


「E O Mai」-Keali'i Reichel 1997年
(エ・オ・マイ-ケアリィ・レイシェル)(アルバム)

ハワイのシンガーです。

更にはゲイらしいです。これは現地の観光ガイドさんがそう言っていました(周知の事実らしいです)。それはともかく、彼はハワイ語を中心とした素晴らしいアルバムを何枚も出しています。その質の高さは、あのビルボード誌のワールド・チャート常連という評価で折り紙付き。最近は毎年位来日しているので、ご存じの方も多い事でしょう。

私は男性のシンガーででこんなに深い"癒し"(好きな言葉じゃありませんが、分かりやすいので・・・)を感じる人はそう知りません・・・。その声には、深い穏やかさとある種スピリチュアルな要素も感じます。元々はマウイ島でフラを教えていたとの事で、(古典)フラ向きの曲も多いです。またアルバム毎に必ず英語のヒット曲のカバーもあります。きっと本人の好きな曲なのでしょう。

彼がハワイ語で歌っているのには、実は訳があります・・・一般に"フラ/フラダンス"と言うと腰を激しく振ったり、ファイアー・ダンスみたいな事を思い出す方も多いかと思います。でもそれらは、実はハワイがアメリカの州として併合されて(ラスベガスに代表される)ショー・ビジネス的に演出された結果であり、下世話なアメリカ人好みに変質させられた"観光用"のものです。本来の"フラ/フラダンス"はもっと神聖なスピリチュアルなもので、ある意味そのような"下品な"要素はなかったそうです。

文字を持たなかったハワイ人は言葉さえも強制的に英語に変えられて行きました。そんな歴史の反動で、近年、ネイティブ・ハワイ人達には自分たちのアイデンティティを確認する動きが起き始め、ハワイの言葉で自分たちを唄う動きが起きています。これはそんな動きの中でで生まれたアルバムでもあります。・・・と難しい事を書きましたが、その音楽はひたすら穏やかか、もしくはネイティブでスピリチュアルなもの。誰でも親しめるものです。是非一度このアルバムを聴いて見て下さい。それにしても、このジャケットからあのような音楽を連想することはまず不可能でしょう。私はそのギャップに驚きました・・・(^^;

E O Mai

Punahele Productions

このアイテムの詳細を見る
カワイプナヘレ

ビクターエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る

♪----♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪---♪


もしこの記事を読んで頂けましたら、下記のロゴをクリックして下さいませ(^)