
〇まず、昆虫はどんな特徴があるのか?
・背骨のない「無脊椎動物」のうち、脚に節(ふし)のある「節足(せっそく)動物」であること。
・節足(せっそく)動物の中でも、成虫(親)になると頭と胸と腹の部分をはっきり区別できることが必要。
・そして、ほとんどの昆虫は、胸の部分に3対の脚(6本脚)と2対の翅(4枚翅)を持っています。一部例外はあるそうです。クモは頭と胸の区別がなく、脚も8本あり、昆虫ではない。
なるほど~

〇どれほどの種類があるのか?
世界では約100万種、日本では約3万種がこれまでに発見されています。 そして、毎年3,000種くらいが新種発見として発表され続けているという資料もあります。ですから、まだ発見されていない昆虫は500万種とも1000万種とも考えられています。すごい数です。どんだけすごい数なのか?
人を含む哺乳動物が約4500種
鳥の仲間が約1万種
魚の仲間が約1万8000種
カニやエビの仲間が約3万種
貝類が約11万種
カニやエビの仲間が約3万種
貝類が約11万種
なるほど~
〇昆虫を大きく分類したら?
目(もく)という種類で分けられている。約30目(もく)に分けられるそうだ。コガネムシやクワガタムシなどのコウチュウ目(もく)が約37万種で最も多く、ハエやカの仲間(ハエ目)、チョウやガの仲間(チョウ目)、ハチやアリの仲間(ハチ目)がそれぞれ10万種を越え、この4つの目だけで全昆虫の種類の約8割を占めているそうです。
これらは私たちがよく見ている昆虫だけに、やはりこの4つの目の多さがうなづける。
なるほど~
〇眼は複眼
昆虫のその他の特徴で特筆すべきは眼ですね。トンボで知ってます。複眼です。小さな目の「個眼」がたくさん集まってます。何と2万個前後あるそうです。上の方にある個眼は太陽で位置を確認して、遠くのものに焦点を合わせ、下の方にある個眼はエサを探すために近くが見えるようになっている。基本的に上下左右前後見え、遠くの小さなエサも見逃さない。昆虫により違い、イエバエは約2000個ある。カマキリもすごいぞ!逆三角形の顔の上の左右に大きな複眼があります。直径0.05mmの六角形の単眼が数万個集まっているそうだ。360度見渡せる。
鳥や昆虫は基本、赤・緑・青・透明(紫外線)の4原色を見分けることが可能ですが、昆虫の種類によって若干違うので、花はいろんな色を用意して待ち構えているようです。また、人間の目では捉えられない光「紫外線」を見ることができるので、花がここよここよ!と人間には見えていない幻想的な色や模様で花の蜜や花粉の場所などがすぐに分かるようになっています。なんと複眼の昆虫は個眼によって吸収する色が違うそうだ。そして、昆虫それぞれの活動の仕方により眼の機能も違ってくる。
びっくりするのは、この複眼の機能は、素早い獲物の動きがスローに見えるということです。
素早く飛び回る小さな獲物を捕らえるのは大変です。逃げる昆虫もこの複眼の機能を利用して機敏に逃げますが、捕食する側もこの複眼を利用して素早い動きをスローでとらえ、獲物を捕らえることができる。
私たち人間はそのような複眼の機能は必要ない。そんなものなくても食事をして生きていける。昆虫はビデオのフィルムを見ているようなストップモーションの連続のような感じで獲物を捕らえて捕食するのかもしれない。
昔はハエ叩きがあって、うるさいハエを叩いて殺していた。つぶれてペシャッとなり汚れることがないように殺そうと、集中力で力の加減を考えて叩いていた。しかし多分ハエは、私の渾身の素早い動きをスローで見ていたのかもしれない。
〇昆虫の時間
びっくりするのは、この複眼の機能は、素早い獲物の動きがスローに見えるということです。
素早く飛び回る小さな獲物を捕らえるのは大変です。逃げる昆虫もこの複眼の機能を利用して機敏に逃げますが、捕食する側もこの複眼を利用して素早い動きをスローでとらえ、獲物を捕らえることができる。
私たち人間はそのような複眼の機能は必要ない。そんなものなくても食事をして生きていける。昆虫はビデオのフィルムを見ているようなストップモーションの連続のような感じで獲物を捕らえて捕食するのかもしれない。
昔はハエ叩きがあって、うるさいハエを叩いて殺していた。つぶれてペシャッとなり汚れることがないように殺そうと、集中力で力の加減を考えて叩いていた。しかし多分ハエは、私の渾身の素早い動きをスローで見ていたのかもしれない。
〇昆虫の時間
昆虫の寿命はまちまちですが、総じて短い。1週間や1か月。幼虫から計算するともっと長くなる。女王アリは約20年生きるけど、これは特別の例外です。この短い命が続く間、食べることと子孫を残すことに集中する。
上記の昆虫の複眼は、昆虫の生きのびる時間を少しは長く感じさせているとも考えられる。ハエ叩きを振るう私の動きをスローで捉えているのなら、私の時間より長く生きているはずです。
人間は何十年と生き続ける。人生80年から100年?その間ちゃんと進歩しているのかな?なんか悲しいことを書いてしまった!いや、経験を積んで丸くなっている・・・?
昆虫は全精力を子孫を残すことに集中させる。そのために食事する。命は短いが、延々と昆虫が身の回りから消えていかないのは、次々と子孫が生まれ成長するからですね。大きな環境の変化が続き、絶滅しかねない厳しい環境になった時、DNAが突然変異して環境に適応するなんてまどろっこしいことはしない。生命を短くリレーすることで、生きていく上でのわずかな環境の変化という経験を新しい命でリレーする。そういうことなのでしょうか?
ともかく地球上の生物の多くは、昆虫のおびただしい新しい生命の数のそのおかげで生き延びている。
上記の昆虫の複眼は、昆虫の生きのびる時間を少しは長く感じさせているとも考えられる。ハエ叩きを振るう私の動きをスローで捉えているのなら、私の時間より長く生きているはずです。
人間は何十年と生き続ける。人生80年から100年?その間ちゃんと進歩しているのかな?なんか悲しいことを書いてしまった!いや、経験を積んで丸くなっている・・・?
昆虫は全精力を子孫を残すことに集中させる。そのために食事する。命は短いが、延々と昆虫が身の回りから消えていかないのは、次々と子孫が生まれ成長するからですね。大きな環境の変化が続き、絶滅しかねない厳しい環境になった時、DNAが突然変異して環境に適応するなんてまどろっこしいことはしない。生命を短くリレーすることで、生きていく上でのわずかな環境の変化という経験を新しい命でリレーする。そういうことなのでしょうか?
ともかく地球上の生物の多くは、昆虫のおびただしい新しい生命の数のそのおかげで生き延びている。
参考:公益社団法人農林水産・食品産業技術振興
参考:NHK Eテレ 香川照之の昆虫すごいぜ!
写真のカブトムシはおもちゃです。
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