まさかの寝坊 ドタキャン寸前・・・何とか集合に間に合った 第2回西国お参り。
10月下旬にしては暑い日で 日中バス車内はクーラーを効かせるほど。
26日日曜日 名古屋駅を7時半 バス2台で出発 私が乗った1号車は38名でほぼ満席。
先達さんは 草津SAから乗車。
今回の先達さん 次にお参りするお寺さんの歴史や見どころなど車中で説明され
現地では案内もてきぱきてきぱきと上手にされ 私的にはgood!
【22番 総持寺(そうじじ)】 ご本尊:千手観世音
山蔭卿の父である高房卿は大宰府に赴任の途中、猟師たちが一匹の大亀を捕らえていました。
高房卿は、自分の着物と交換し、大亀を河に放しました。
翌朝、河に落ちた山蔭は、昨日の大亀が元気な山蔭を背に乗せて現れたのです。
観音様の御恩に感謝した高房卿は観音様の造像を発願します。
これはバスに戻る途中 蔦の絡まる石垣が素敵なお寺さん 黒いカバンを下げてる方が先達さん
恩返しをした亀? ちょっと怖い顔 山門
本堂
ご本尊の観音様の台座も亀だそうですが 秘仏ということで拝観することはできず。
その後、高房卿は亡くなり山蔭卿が、父高房卿の遺志を継いで千手観音を像立。
その際千日間に亘り料理を御供えした縁により包丁道の祖として、祀られています。
包丁塚 があります
こちらのお堂におられるのは・・・・・ボケ封じ観音様
足元に少しお歳を召した男女がすがる姿のある観音様はほとんど『ボケ封じ観音様』だそう。
なので・・・こちらもしっかりお参り!
添乗員さんのアシスタントとして一緒してくださった華奢な女性
納経帳などが入った重いリュックを背負っても 足並み軽やか 階段タッタカタッタカ!
【23番 勝尾寺(かつおじ)】 ご本尊:十一面千手観世音
義仲・善算が草堂を建てたのが始まりで 仏弟子となった開成皇子が道場を建立し弥勒寺とし
平安時代に勝尾寺と改名。
皇室とゆかりがあるということで 菊の御紋が・・・
山門
山門をくぐった途端 広がる景色に驚嘆!
人工的に作り出されたモヤが立ち昇る池 真ん中に架かる橋を渡って行きます
観音様像 多宝塔を右手に見ながら
途中に置かれた(これも奉納?)だるまを横に見ながら 階段を上がります
ウフッ! love×2 だるまちゃん? まだ本堂が見えてこない!
本堂
お大師堂
左側には 『四国お砂踏み』 があり1番から88番までお寺さんの名前を見ながら巡りました!
ありとあらゆるところに これでもか・・・というほどたくさんのだるまさんが!
お参り後の帰り道は行きと違いまして
こんなところがあったり(堂々巡りで出られないかも・・・やめておくことに)
紅葉がほんの少し始まったこんな道を通ります
右側丸い石垣の上には弁天様が祀ってあります 池には鯉がい~~っぱい!
一般には『勝ちだるま』として知られ 標高400mの山中にある8万坪の境内は
しだれ桜・石楠花・紫陽花・紅葉など 季節ごとに壮観な姿を観ることができ
癒しの空間・自然のご利益を求める参拝者も絶えないといわれ まるで大きな公園です。
午後1時15分 やっと昼食 美味しかった~!
【21番 穴太寺(あなおじ)】 ご本尊:聖観世音
欲の深かった宇治宮成という人が改心し堂宇を建立 身代わりになった聖観世音を奉安。
丹波でも屈指の古刹です。
山門
本堂 多宝塔
拝観料(ツアー料金に含まれる)の余分に 200円納め 本堂に上がり
お不動様・聖観音様・撫でお釈迦様のお姿を拝見
撫でお釈迦様・・・お布団かけて右手を頭の下に横になっておられます。
先達さんがお布団をよけて 「痛い所患ってるところを撫でてください」 と説明。
頭から足先へ 背中側へと回って全身撫でさせていただきました。
いかにお参り・おすがりする方が多いかわかります・・・全身つるっつる ぴっかぴか!
【20番 善峯寺(よしみねでら)】 ご本尊:千手観世音
現存の諸堂は徳川五代将軍綱吉の生母・桂昌院(けいしょういん)の再興といわれている。
今回唯一の難所!
バスを降り つづら折り(カクンカクンと5回曲がりました)の急坂を400メートル歩き
60段の階段を上がると東門があり
山門
この階段を上がったら・・・
本堂
天然記念物の『遊竜松』 (桂昌院のお手植えといわれている五葉松 樹齢600年)があります。
ここが一番の幹? ここから向かって右へ延びてる枝が下の写真なのですが
あまりにも立派過ぎて・・・竜のように横に長くて写真に収まらないのです
このまだ左手に延びてる枝もあって・・・写しようがありません
『しあわせ地蔵』 他人事(ひとごと)地蔵ともいわれ 自分以外の人のお願いをすること
しあわせ地蔵様のお堂の上の方に まだまだお堂が・・奥之院? こちらまでは行けず
境内から見下ろした 京都市内
午後4時半打ちおさめ
これで2回終わりましたが・・・まだピンとくるものがなくって正直よくわからないのです。。
夜7時半名古屋着 その後在来線に乗り30分。
朝 寝てるのを起こして駅まで送ってもらった手前 迎えに来て・・・とは頼めず
かといってタクシーももったいなくて・・・
徒歩にて帰宅 (夜道と言えど深夜でもなし街灯もあるので大丈夫)
歩くことによってクールダウンする時間も多くなり 即現実突入に備えられこれもいいかも。
それぞれのお寺には 言い伝えが生きているのね・
ナルホド・と思えば 手を合わせたくなるよね
立派な五葉松
いつもヨッコさん1人で参加かしら?
信心深いのね!脱帽です。沢山の徳を積まれて・・・
いい生き方してるなぁ~~と感心です。
あたいの開き直りライフと大違いだぁ~~
ここまで来たら 軌道修正効かないので
立派なところですね~
最後の方の まだピンとくるものがなくって・・・・
これ すっごくよくわかります
先に 四国八十八カ所のお遍路をしてしまうと
どちらにお参りしても あの感動や興奮を
上回ることができなくてねー。
でも きっとお参りを重ねる毎に
静かな やすらぎを持つことができると思います
どうぞ 楽しんで下さいね
日本人でありながら日本史が全く解っていない私はちんぷんかんぷん。
お遍路の時もそうだったけど、少しずつ・断片でもいいから解ってきたらいいなと思ってますがね
『お参りする』には一人がベスト!(お宮参りとか七五三とかは別ですが)
そう思ってますから一人参加です。
四国で一緒だった方も数人いますよ。
一人参加の方多いですね、次は夫婦連れが多いかな。
おばさん連れはバスの中でもうるさくてかないません
信心深い…まだその境地にはいたっておらず。
自分のあり方・人との接し方・ものの考え方が全然ダメで歩んできたこの60年。
このままじゃ絶対安らかな最期を迎えるのは難しい…と気付き
まだ間に合う!と自分自身を
また『家を抜け出す口実』ができるから
遊びじゃないよ、お参りだよ ってね。
こちらではわりとポピュラーな西国お参りだから…
なんて安易な気持ちで始めてはみたもののまだピンときてないんですよ
そのうち何か心に響いてくるんでしょうか。
こりゃ西国お参りについて書かれた本を読んでみないと
(姉には白洲正子さんの本を勧められました)
今回 お大師堂があるお寺さんでお大師様のお顔を見て
ホッ!ニコッ! 心休まる自分に気付きました。
お遍路は初めて、という方と仲良くなり四国を一緒に回ってた女性は
西国大好きということで中先達の資格まで持っておられるんです
今回も一緒でした とどまること知らずという感じ…すごいですよね!
月一で13回のツアー
一年を通してのお参りなので、寒い日もあれば暑い日も、また大雪・台風などで延期もあり?
どんな天候でも修行と思えば
な~んちゃってね