日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

スイスの旅③ メンリッフェンハイキングとシーニゲプラッテ高山植物園

2020-07-26 07:00:00 | 海外旅行

 

この日の予定はメンリッフェンからクライネシャイデックまで2時間のハイキング。

雲行きが少し怪しいけれど、決行することにした。

朝食後、駅近くのバスターミナルからバスで隣駅のグルントに向かった。

グルント駅はクライネシャイデックに行くヴェンゲルンアルプ鉄道の起点駅。

 

[メンリッフェン行きのロープウェイ乗り場]

 

駅からすぐのロープウェイ乗り場に行き、ヨーロッパ最長だというロープウェイに30分間乗ってメンリッフェンへ。

足下には田園風景、上を見ればアルプスの山々と、絶景を眺めながらメンリッフェンに着く予定だったけど、天気が良くなくて時々見えた程度。

 

メンリッヒェン山頂にはレストランや宿泊施設完備もあった。

ここからクライネシャイデックまでハイキング、人気のあるコースでパノラマの道(Panoramaweg)と名付けられている。

眼前にはアルプス三連峰(オーバーラント三山)がそびえていた。

このコースはなだらかな下り坂なので、楽に歩けた。

ただ、残念なのは天気がイマイチ・・・・

 

ゆっくり歩いて2時間後にクライネシャイデックに到着、普通ならば1時間半で歩けるらしい。

 

ハイキングコースには小川が流れているような場所もあった。

 

[途中で見つけた花]

 

 

クライネシャイデックに着いた時、駅前で何かのフェスティバルをやっていて、大勢の人が集まっていた。

 

 

この後もハイキングコースを考えていたのだが、いつ雨になってしまうか分からないので、電車に乗って付近を回ることを計画した。

ヴェンゲン、ラウターブルンネンとロープーウェイ、電車を乗り継いでミューレンまで。

 

[ラウターブルネン駅]

この駅の近くには垂直の岩をこぼれ落ちるシュタウプバッハの滝がある。

電車から見えた滝に思わず「すごい!」と声が出たくらいだった。

 

 

[ミューレンのアルメントフーベル行きのケーブルカー]

一面の花、ケーブルカーは動いていなかった。

 

この日はまだ時間があるので、急遽花を見ようとシーニゲプラッテ高山植物園に行くことを思い立った。

すぐにミューレンからヴィルダースヴィル駅に移動した。

ここからはシーニゲプラッテ鉄道が出ている。

駅に着くとかわいい機関車がゆっくりと押す列車が入ってきた。

トロッコ電車の様だった。

この列車に乗って終点のシーニゲプラッテまで50分。

この列車は楽しかった。

眼下にはインターラーケンの街も見えた。

 

[シーニゲプラッテ鉄道]

 

終点のシーニゲプラッテ駅から直行で植物園に行ける。

というか、この植物園のための駅のようだ、でもホテルも1軒あった。

 

ここはスイスアルプスでみられるほぼ全種類の花がみられる植物園で、古くから花の名所として知られている。

約1kmの軽いハイキングコースがあり、園内を一周できる。

花がたくさん咲いていて、ここはとても気に入った。

晴れた時にもう一度来てみたい場所になった。

 

 

 

 

 

主な花には名前と説明が付いていた。

 

 

山の天気は変わりやすいけど、この日はずっと曇りと小雨、晴れていればもっと良かったのに・・・

と思いながら、グリンデルワルトに戻った。

 

 

 

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スイスの旅② グリンデルワルトからユングフラウヨッホ

2020-07-25 08:00:00 | 海外旅行

グリンデルワルトに着いてからすぐに駅前の日本語観光局に行き、明日に乗るユングフラウヨッホ登山鉄道パスを購入し、座席の予約をしてからホテルに向かい、チェックインした。

 

[グリンデルワルトのホテル・グレイシャーガルテン]

スイスらしい花でいっぱいのおしゃれなホテルで、駅から徒歩圏内(15分)にあった。

オーナーも奥様も親切で、駅に着いている荷物を取りに行ってくれたり、駅まで送迎してくれたりした。

このホテルに3泊した。

 

[部屋のベランダから]

 

 

 

翌日はクライネシャイデックへ向かった。

 

 

クライネシャイデックはグリンデルワルト駅からウェンゲンアルプ鉄道で行ったところにあり、アイガー・メンヒ・ユングフラウと、3つの山を望める場所で、ユングフラウヨッホ駅へ行くユングフラウ鉄道はここから出発している。

 

[クライネシャイデック駅からの風景]

あいにく天気がイマイチで山がよく見えなかったが、アイガーだけはどうにか見ることができた。

 

ここには集落はなくて、駅のまわりに土産物屋、レストランとホテルがあるだけだった。

昨日、予約してあった電車でユングフラウヨッホに登った。

 

[ユングフラウヨッホ登山鉄道]

 

電車はアイガーに向かって進み始めた。

アイガーグレッチャー駅の先はトンネルになっていて、途中のアイスメーア駅に停車した。

ここにはビューポイントがあって、のぞき窓から景色を見ることができた。

そしてユングフラウヨッホ駅に着いた。

最初にスフィンクス展望台へ向かった。

エレベーターがあり、一気に標高3571メートルまで上がった。

そこにあった展望テラスからの景観は、時々霧が晴れてて山が見えた時は圧巻の一言だったけれど、何せ天気があまり良くなくて、白一色といった感じだった。

本当ならばアレッチ氷河が見えたのに、メンヒやユングフラウの雄姿も見えたのに・・・・残念。

 

 

 

 

気を持ち直してアイス・パレス(氷の宮殿)へ。

ユングフラウヨッホのもう一つの楽しみは、氷河の中に開けたトンネルを歩けるアイスパレスがあった。

さまざまな氷の彫像を見ながら歩くことができた。

光で上手に氷を演出してあって、トンネルの中は、神秘的な雰囲気になっていた。

 

 

 

 

アイス・パレス見学を終わってから戸外に出て、しばらく雪で遊んでからユングフラウヨッホ観光を終え、再びグリンデルワルトへ戻った。

下山途中から大雨になってしまい、グリンデルワアルトの街歩きができないので、駅近くのスーパーマーケットで買い物だけをしてホテルに戻った。

 

 

 

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スイスの旅① ルツェルン

2020-07-24 07:00:00 | 海外旅行

チューリッヒには朝の6時半に着いた。

この日からグリンデルワルトで3泊するつもりだったので、チューリッヒの空港駅でスーツケースを預け、グリンデルワルト駅まで送ってもらった。

おかげで最低限必要なだけの荷物を持って移動することができた。

すぐにハーフチケット周遊パスを作ってもらい、電車で1時間のルツェルンに向かった。

 

ルツェルンはスイスで一番美しいと言われている街で、駅のすぐそばにはルツェルン湖があり、カペル橋がある。

カペル橋はヨーロッパで最も古い木造橋で、要塞として造られ、橋の途中にある水道塔は城壁の一部で、時には牢獄や拷問所として使われていたらしい。

 

橋の天井の部分にはそれぞれ違った三角形の板絵が取り付けられていてたので、絵を見ながら大勢の観光客と一緒に200mほどの橋を歩いた。

それらの絵も1994年に火災に遭って、半分以上が燃えてしまったらしいが、今は忠実に再建されていた。

また、火事によって焼け焦げてしまった板絵や梁もまだ残っていた。

外側はたくさんの花で飾られ、どこから見ても絵になる橋だと思った。

 

 

[ルツェルン駅]

 

[カペル橋と旧市街]

 

[カペル橋]

 

旧市街はコンパクトな街並みで半日もあれば回れた。

大きな通りは観光客とそれを目当てのお店が多く、少し辟易したので路地を歩いた。

一歩路地に入ると静かで、石畳の道が中世からの歴史を感じさせてくれた。

伝統的な建物の壁面にはフレスコ画が描かれ、当時の市民の富裕さが分かるような気がした。

 

一通り街を散策し、再び電車でグリンデルワルトに向かった。

グリンデルワルトまでは、途中のインターラーケン・オストで1度乗り換えて電車で2時間半かかった。

 

 

 

 

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かわいそうな名前の花

2020-07-23 07:00:00 | 植物

しばらく雨が続いたので、散歩もしなかった。

久しぶりに晴れたので、いつもの散歩コースを歩いたら風景が一変していて、もう夏の色に変わっていた。

 

樹木の葉は生い繁り、咲いている花々も違った。

そこで見つけた花。

ヘクソカズラ、ワルナスビ。

 

 

 

ヘクソカズラ(屁糞葛)

一番かわいそうに思ったのがこの花。

屁と糞と二つもついて。

花はかわいいのに、臭いが強烈なのでこの名前になったとか。

近くに寄ってもあまり臭わなかったけれど。

 

 

 

 

ワルナスビ(悪茄子)

切っても根っこを刻んでも再び生えてきて毒やトゲもある、そのたちの悪い生態から名付けられたそうだ。

名付け親は植物学者の牧野富太郎博士らしい。

 

 

 

なぜこんな名前なのだろう。

このほかにも、ドクダミ(蕺・毒矯み)、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、ハキダメギク(掃溜め菊)、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)、クサノオウ(瘡の王)

などたくさんある。

クサノオウは「草の王」かと思ったら「瘡の王」、要するに「おでき」のこと。

 

和名にすると一層イメージが悪く感じる。

名前をつける時に、もう少し考えてやれなかったのかと思う。

 

 

 

[ドクダミ]

 

[オオイヌノフグリ]

 

[クサノオウ]

 

 

 

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ベトナム・フエ②

2020-07-22 07:00:00 | 海外旅行

カイディエン帝廟、トゥドゥック帝廟、ティエンムー寺と回ったあと、フォーン川沿いを進み、最後に寄ったのが阮(ぐえん)朝王宮

歴代13代阮朝国王の王宮だったところで、本来ならば華やかな建物が見られたはずなのに、ベトナム戦争時に破壊され、今ではほとんどが残っていないか、修復中となっていた。

この王宮は、歴代皇帝が中国を君主としていたため中国の影響が強く、北京の故宮を模して造られたと言われている。

 

[王宮正門]

門は3ヶ所あり、中央の門は皇族専用となっている。

 

城壁に囲まれた内側にはフラッグタワー、大和殿などがあったが城壁や城門の石造りの部分以外は元の姿が見られなかった。

 

[フラッグタワー]

敷地内に入って最初に目にしたフラッグタワー。

ベトナム戦争時の銃弾跡も残されていた。

ランドマークとなっている。

 

 

 

王宮内部はきらびやかになっていたが、これはベトナム戦争時に損傷されたものが復興終了した場所だけで、まだ手つかずの場所は芝生の広場になっていた。

完全に復興するのはまだまだ先らしい。

 

 

[内部の扉]

 

 

王宮の衣装を纏った男女が歓迎の演奏をしてくれた。

 

 

こうしてフエの観光が終わった。

この後、ダナンに戻るのだが、途中にあるミーソン遺跡にも寄ってみた。

 

ミーソン遺跡はダナンから約70kのところにある。

1999年に世界遺産に登録された、6世紀から13世紀頃まで栄えたチャンパ王国の遺跡。

チャンパ王国とは現在では少数民族のチャム族が築いた王朝と言われている。

海沿いに王国を築いたチャム族は交易のおかげで高い技術力を持っていたと言われていて、レベルの高い建築技術を取り入れていたらしい。

このミーソン遺跡はフランス統治時代にフランス人が見つけたと言われている。

ジャングルの中にあったので、分からなかったらしい。

現在では発掘作業も進んでいるが、まだまだ謎は残っているようだ。

 

チケット売り場からカートで5分くらい走ると遺跡の入り口になった。

ここから遺跡まではあと1kmある。

この1kmは一本道で、道路は整備されているが両脇は鬱蒼としたジャングルだった。

しばらく歩いたら休憩所と土産物屋やステージがあって、このステージでチャム族の伝統舞踊を鑑賞できた。

それを見た後、遺跡まではここからまた歩かなければならなかった。

 

突然目の前のジャングルがが開けたと思ったら遺跡群が現われた。

この遺跡はA ~Hまでの8つのエリアに分かれていて、中には修復作業などのために公開されていない場所もあった。

グループAにはミーソン遺跡で一番高く美しいとされていた主祠堂があったのだがベトナム戦争の爆撃により、現在は見る影もなかった。

ここもベトナム戦争の被害を受けていた。

観光客が集まっているのはB・C・Dのエリアで、この辺りは保存状態が良い場所だった。

 

 

 

 

 

 

 

チャム族は交易のあったインドから伝わったヒンドゥー教を信仰していたので、歴代王朝が代わる度に祠堂を建てていたらしく、シヴァ神を祀る祠堂たくさんあった。

 

 

 

[展示されていた踊るシヴァの像]

 

 

この後ダナンに戻った。

こうしてフエの旅を終えたが、行った時期が7月だったのでものすごく暑かった。

特に遺跡巡りなどはずっと戸外にいたので、ゆっくりと見学できなかった。

行く場合は時期も考慮しなければ・・・・

 

最後に、レストランで出た料理の飾り付けが可愛かったので、思わず写真を撮ってしまった。

 

 

 

 

 

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