エゴノキに実がいっぱいぶら下がっていた。
よく見たら、いくつもの実がくっついているような、何か変な形をしたものもあった。
何だろうと思い写真を撮ってきてすぐに調べてみた。(調べるの大好きなので)
その結果これは、虫こぶ。
虫こぶとは、昆虫や小動物のが寄生して、葉・茎・根などの組織が異常に発達してこぶ状あるいは特殊な形状となったものらしい。
エゴノキに作られた虫こぶはエゴノネコアシと呼ばれていて、作ったのはエゴノネコアシアブラムシ。
形が猫の足ににていて、エゴノキにできるから「エゴノネコアシアブラムシ」だって。
ネーミングが簡単すぎると思うけど・・・・
このアブラムシはエゴノキで越冬して、受精卵が孵化すると、雌が生まれ、エゴノキの芽の汁を吸う。
その刺激で芽が変形し、虫コブになる。
この中で増殖する。
7月頃、有翅虫(ゆうしちゅう・胸部に二対の翅 (はね)がある昆虫のこと)が誕生した後、虫コブから飛び立ってイネ科の雑草・アシボソに移動する。
そこでは雌だけで雌の仔虫を次々と生む。
葉の裏にコロニーをつくる。
10月頃、翅(はね)のある雌が生まれて、再びエゴノキへ戻って雌と雄の有性虫を産む。
そのペアによって受精し産卵する。
受精卵は越冬して翌春に孵化、再びこのサイクルを繰り返す。
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ここまではこちらからお借りしました。
疑問なのは受精した後、雄はどうなってしまうのかということ???
それにしても、雌は強い。