チューリッヒには朝の6時半に着いた。
この日からグリンデルワルトで3泊するつもりだったので、チューリッヒの空港駅でスーツケースを預け、グリンデルワルト駅まで送ってもらった。
おかげで最低限必要なだけの荷物を持って移動することができた。
すぐにハーフチケット周遊パスを作ってもらい、電車で1時間のルツェルンに向かった。
ルツェルンはスイスで一番美しいと言われている街で、駅のすぐそばにはルツェルン湖があり、カペル橋がある。
カペル橋はヨーロッパで最も古い木造橋で、要塞として造られ、橋の途中にある水道塔は城壁の一部で、時には牢獄や拷問所として使われていたらしい。
橋の天井の部分にはそれぞれ違った三角形の板絵が取り付けられていてたので、絵を見ながら大勢の観光客と一緒に200mほどの橋を歩いた。
それらの絵も1994年に火災に遭って、半分以上が燃えてしまったらしいが、今は忠実に再建されていた。
また、火事によって焼け焦げてしまった板絵や梁もまだ残っていた。
外側はたくさんの花で飾られ、どこから見ても絵になる橋だと思った。
[ルツェルン駅]
[カペル橋と旧市街]
[カペル橋]
旧市街はコンパクトな街並みで半日もあれば回れた。
大きな通りは観光客とそれを目当てのお店が多く、少し辟易したので路地を歩いた。
一歩路地に入ると静かで、石畳の道が中世からの歴史を感じさせてくれた。
伝統的な建物の壁面にはフレスコ画が描かれ、当時の市民の富裕さが分かるような気がした。
一通り街を散策し、再び電車でグリンデルワルトに向かった。
グリンデルワルトまでは、途中のインターラーケン・オストで1度乗り換えて電車で2時間半かかった。