似ている花、アオイとフヨウ、ムクゲの違い。
アオイ
アオイ(葵)とは普通は「立葵」のことを指すらしい。
アオイ科の多年草で草の種類に入る。
5月下旬から7月上旬頃に咲く。
[タチアオイ]
[ゼニアオイ]
葉に向日性があるので「仰(あおぐ)日(ひ)」の意味で、その名前になったらしい。
また、昔からこの花が先端まで咲くと梅雨が明けると言われている。
京都の下鴨神社と上賀茂神社の神紋のアオイや徳川家の家紋の「三つ葉葵」はウマノスズクサ科のフタバアオイ(双葉葵)の葉を図案化したものだとか。
フヨウ
フヨウはアオイ科の落葉樹で樹木の種類に入る。
7月から10月に咲き、花は一日しかもたない「一日花」。
葉は薄い緑色で10~20cmの大きさ、形はプラタナスに似ている。
雌しべの先端が上向きになる。
[フヨウ]
雌しべの先端が上向き。
[スイフヨウ(酔芙蓉)]
八重咲きで朝白い花を咲かせ、午後からピンクに変わる。
様子を酒に酔った人になぞらえて名が付いた。
ムクゲ
フヨウと同じアオイ科で落葉性の樹木。
花は7月~10月に咲き、1日花。
葉は花より小さく、濃い緑色。
柱頭の下におしべが付き、雌しべの先がまっすぐに上を向く。
[ムクゲ]
他のアオイ科の花
[ハイビスカス]
[オオハマボウ(ユウナ)]
[ウキツリボク(チロリアンランプ) ]
[アブチロン]