梅雨になると黄金色の花、キンシバイやビヨウヤナギが目立つようになってくる。
これらは以前からおなじみの花だったけれど、近年になって新しい品種が加わったので、すべてを総称して属名の「ヒペリカム」と呼ばれているようだ。
友人宅に咲いていたのは「ヒペリカム・アンドロサエマム」。
「数年前、いただいた花束の中に赤い実が入っていたので、その木を挿してみたら根付いて花が咲いた。」と友人は言っていた。
2~3本を挿し木したようなのだが、今では黄金色の花と赤く色づいた実の両方を楽しめる立派な木になっていた。
丈夫で手のかからない木のようだ。
つぼみが開き始めたと思ったら一気に開花し、ほんの数日で花びらは落ちてしまい、中心が赤く色づいて実になっていく。
花はキンシバイなどとよく似ているけれど、直径2~3㎝ほどの小さい花で、中心のぷっくりしているところが目立っている。
学名:Hypericum androsaemum
英名:Tutsan
別名:コボウズオトギリ(小坊主弟切)
科名・属名:オトギリソウ科 ヒペリカム(オトギリソウ)属
原産地:ヨーロッパ 北アメリカ
「ビヨウヤナギ」、「キンシバイ」、「ヒペリカム・ヒドコート」----そのほかのヒペリカム