映画とライフデザイン

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映画「クロエ」 ジュリアン・ムーア

2012-09-24 06:00:23 | 映画(洋画:2006年以降主演女性)
映画「クロエ」はリーアムニーソン、ジュリアン・ムーアの2大スターが中心になったサスペンススリラー映画である。官能サスペンスといってもいいだろう。

夫の浮気調査を依頼した若い娼婦が夫と近づくことで揺れ動く妻ジュリアン・ムーアがクレジットトップだ。自分の視点からすると、彼女何でこんなことするのかなあ?と思うことばかりだ。若きマックス・シエリオットが美しき裸体を見せると同時に、ジュリアン・ムーアまで熟女ヌードを見せるのが見どころか。
悪女ものとしてドキドキを期待すると、肩すかしを食うかも?

舞台は雪がちらつくカナダトロントだ。
産婦人科医キャサリン(ジュリアン・ムーア)は、大学教授の夫デイヴィッド(リーアム・ニーソン)とピアニスト志望の一人息子マイケル(マックス・シエリオット)と3人で暮らしていた。

妻は夫の誕生日を祝おうとサプライズパーティを企画する。妻は大勢の招待客を自宅に招いたが、夫は飛行機に間に合わず帰れない。妻は落胆する。その翌日、何気なく見た夫の携帯から、教え子との浮気を疑わせるメールを発見する。彼女は不安を抑えられなくなる。
妻は偶然知り合った、若く美しい娼婦クロエ(アマンダ・セイフライド)に夫を誘惑させ、夫がどんな行動を取ったか報告させることにしたのだ。クロエは夫に接近する。夫は若い彼女に引き寄せられる。予想外に進展する2人の仲に戸惑う妻、そしてクロエは次第に魔性を発揮してくるのであるが。。。。

トロントの冬の街がきれいだ。雪がうっすらと舞う。以前ナイアガラに行くときにこの空港に離着した気がするが、自信がない。主人公夫婦が住む家が凄い。天井高3m以上あると思われる居住空間に、断熱性の高い木製サッシを使う。日本ではあまり見られないラグジュアリー空間だ。

カメラが追うジュリアン・ムーアは夫とは普通の夫婦関係だ。しかし、夜の生活もなくなってこれで大丈夫かと疑心暗鬼になっている。そんな時倦怠感を乗り越えようとバースデイパーティを企画するが、何も知らない夫は教え子との交流で帰らない。
バカだな!!この女性はと思う。ちゃんと言わないと男は外で何があるかわからない。言っておけばちゃんと準備するのは男だ。どんなに仕事の用事が入っても、家を優先させるはずだ。彼女も婦人科の開業医だ。仕事を持っているが、勤め人とは違うんだ。
そのずれがすべての始まりだ。

その上浮気調査を若い女性に依頼する心理もわからない。普通であれば、罠かと思って男が引く場合もあるが普通であればドンドン引き込まれていく。当たり前だろ!

それにしても気前よく脱ぐジュリアンムーアには驚く。他の映画でも拝見しているが、上品な肢体だ。ポルノやAVじゃないので寸止めにしているが、大胆だ。若い頃だったら単なるババアのヌードと思うだろうが、同世代だけに何か違うムラムラ感があるのは年をとったせいだろうか?

起承転結の最後の方がちょっと軽い気がした。「悪魔のような女」「危険な情事」や「エスター」の悪女ものに映る激しい終盤を途中期待したのに「アレ?」という感じだった。それが残念だ。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (けん)
2012-09-24 09:50:17
言われてみるとこの映画ってジュリアン・ムーアの”独り相撲”みたいな感じですよね。
そしてそれが悪い方向へ悪い方向へ(爆
そう思うと周りの振り回された旦那と情婦さんはいい迷惑ですよね(笑
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そうですね (wangchai)
2012-09-26 06:31:21
返事が遅くなってすみません。

おっしゃっていること全く同感です。
何でこんなことするの?ということばかりです。自分で悪い方向に持ち込んでいますよね。

この映画クロエのマックス・シエリオットをもう少し悪女に仕立てれば、もっと面白くなったのにと感じます。このあっさりした終わり方には不満です。

またよろしくお願いします。
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