映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

この自由な世界で  ケン・ローチ

2010-06-20 06:32:25 | 映画(洋画:2006年以降主演女性)
カンヌ映画祭の常連ケンローチ監督の人材派遣に伴う不法な仕事にかかわったある女性の物語である。美人の主人公がアバズレシングルマザーながらたくましく生きていく姿を描く。イギリス映画だが英語が聞きづらい。

シングルマザーのアンジーは職業安定所の仕事をしている。彼女は同僚の男性からお尻を触られる。何度もあったことなので、相手に水をぶっ掛けて怒りを表わす。しかし、相手のセクハラにもかかわらず、逆にある日突然クビを告げられてしまう。彼女は、今までのノウハウと経験を生かして、自分で職業紹介所を立ち上げる。親友のローズを共同経営に、二人は移民労働者たちを集めて仕事の斡旋を始めた。アンジーの努力もあり、仕事は増えていくが、やがてトラブルが出始める。会社の賃金未払いのため、移民たちにお金を払えなくなったが。。。。。

最近のヨーロッパ映画をみると、東欧の人たちの移民問題が話題になっていることが実に多い。イギリスもまだ移民が多く人口が増えていると聞く。おそらくはそれに伴う問題は多々起きているのであろう。
同時に父母が好き勝手にする中、その子供が路頭に迷ってしまい、祖父や祖母が面倒を見てあげるといったシーンも数多く散見される。祖父や祖母が親を信用していないのである。マギーチャン主演の「クリーン」も同じような場面があった。どの映画もけなげな子供たちの振る舞いがかわいそうに見える。

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