映画とライフデザイン

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映画「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」 ナタリー・ポートマン

2017-04-05 20:21:50 | 映画(洋画:2013年以降主演女性)
映画「ジャッキー」を映画館で観てきました。


最近の若い人には知らない人も多いだろうけど、自分が小さいときはジャクリーンというのはセレブの象徴のような人であった。船舶王オナシスとの再婚も女性週刊誌にずいぶんと取り上げられているのを新聞の広告で見ていた気がする。まさに劇的な人生を送っていた彼女だが、ここではJ・F・ケネディが暗殺され葬儀に至る非常に短い期間を描いている。時間的には短いが非常に濃い日々である。

映画として抜群といった作品ではないが、ナタリーポートマンはいつもながらお見事な演技。「女の業」や情念のようなものをその表情とセリフできっちりと見せている。


1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領は、テキサス州ダラスでのパレードの最中に銃撃される。 目の前で愛する夫を暗殺されたファーストレディのジャッキーことジャクリーン・ケネディ(ナタリーポートマン)は、怒りと衝撃に震えていたが、悲しんでいる時間はなかった。すぐにジョンソン副大統領が新たな大統領に就任して激務を引き継ぎ、刻一刻と夫が過去の人になっていくのを目の当たりにしたジャッキーは、彼の名前と功績が後世に残るかどうかは、この数日間の自分の行動にかかっていると気付いたのだ。
自らの手で築き上げてきた<ケネディ伝説>を永遠にするために、ジャッキーは命の危険さえも顧みず、最後の使命に身を投じる──。(作品情報より)

ケネディ大統領が暗殺されてからジャッキーがホワイトハウスを出るまでにこんな出来事があったのかは知らなかった。
まずは、ジョンソン大統領の大統領就任の宣誓を暗殺されて半日もしないうちにしてしまうという事実に驚く。おなじみのピンクのシャネルスーツに身を包んだジャッキーがすぐその横に立ち会うのだ。ジャッキーのスーツには殺されていた時の血痕が飛び散っている。空白を作らないというのはわかるけど、ものすごい残酷なことである。


JFKの葬儀にあたっては、ジャッキーはこれまでに暗殺された大統領の葬儀の資料を取り寄せ、それを意識した葬儀をボビーことロバートケネディ長官とともにプロデュースしている。暗殺されたあと、周囲は警戒してジャッキーの希望を拒絶しようとするが、ジャッキーは押し通す。まだ小さい子供たちのけなげな姿を全世界に対して結果として強く印象付けた。


今回はアップの映像が目立った。血痕が飛び散った顔をジャッキーが涙ながらに拭いていく映像が印象的だ。ジャッキーを追うカメラのアングルもすばらしい。






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