映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

5年目の雑感4(選挙はどうなる?)

2012-11-19 05:36:24 | Weblog
ついに衆議院解散した。
野田さんもさすがにこれ以上もたもたすると、自分自身の選挙にも影響が出るかもしれない。
そんな推測も含めて解散に持ち込んだのかもしれない。
野田さんはTPPを選挙の争点にしようとしたとも言われる。自民の弱点だからだ。自民からするとうまくかわしたいところだ。佐藤優の言うとおり、「TPPをやらないという選択は日米同盟を放棄して中国に軍門に下るということ」と同じだ。それをわかっていないとケガをする。

野田さんのことは何回か話したが、前の2人の民主党首相よりかなりマシだった。消費税法案を通すし、原発は再稼働させるし、TPPも党内反対を押し切って推し進める。日本人全体に民主党アレルギーが蔓延している中で野田さんは集中砲火を浴びたが、歴史上まともだと評価される首相だと思う。少なくとも小泉さんの後の安倍さんや福田さんよりはマシだ。でも彼の命もあとわずかだ。

新聞で各党の候補者の一覧を見た。こうやって見ると、自民も民主もスター選挙区には強い対抗馬がいない印象だ。比例はともかく選挙区は意外に堅実に決まって行くのかもしれない。選挙巧者の小沢一郎が民主党のメンバーでないこともあるし、極端な偏りがない気がする。でも激戦区は最後までわからないだろう。
維新やみんなの党から出馬している議員の知名度は高くないのではないか。見ている限りでは自民、民主の現職または前回落選した自民ベテランが勝つパターンが多いような印象を受ける。そうすると、自民党から総裁が出ても過去2回の衆議院選挙のように偏らないで決まるだろう。

いずれにせよ、我々の生活は大きくは変わらない。

安倍さんは一度失敗しているから次は大丈夫なのかもしれないけど、わからないなあ。
ただ極度の金融緩和をやるって言っている。であるから衆議院選の勝利を織り込んで株は上昇している。自民が勝つと公共事業も復活してという期待からゼネコン株も上がっている。労賃が高くなっている今、そんなにうまくいくかなあ。そりゃそうさ、戦後まもなくじゃなく、大学に半分いく時代になり手がいないよ。ゼネコンのある営業部長は労務費でとられて利益がないとかなり厳しいこと言っていた。だから建設国債を日銀が買い取るなんて凄いこと安倍さん言っているけどこれは意味ないね。下手すると本当にハイパーインフレになる。

ただ、マネーサプライをもっと増やすということ自体は賛成だ。アメリカはリーマンショックの後日本の3倍程度マネーサプライを増やしている。世間ではアメリカが景気回復していないという人もいるが、現実ダウ平均株価は元に一度はほぼ戻している。これはバーナンキ議長の凄さである。

安倍さんが首相になって、強引に物事を進めて本当に過剰流動性となった時には、少しは土地の価格も上がるかもしれない。昔からインフレヘッジは土地と相場は決まっている。所得が上がらないから住宅地はほどほどだろうけど、投機の動きも出るかもしれない。そうして土地が極度に上がったら、今度こそ売っちゃった方がいいだろうなあ。
給料が上がっていて、デフレならばこんなに生活しやすいことはない。今はそんな人も多いのでは?ところが、消費税が上がって所得税もあげられて、重税がかけられる。しかもインフレとなるといいことない。インフレだから景気がいいとは必ずしもそうはならない。
うーんわからない。地道に働くしかないんだろう。中国がこんな状態の時、内需拡大となると面白いんだけど、ありえねえなあ。

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幸せへのキセキ マットデイモン

2012-11-19 05:10:01 | 映画(洋画 2010年以降主演男性)
映画「幸せのキセキ」はキャメロン・クロウ監督によるマットデイモン主演の作品だ。

英題は「we bought a zoo」
動物園付きの建物を買ってしまった元ジャーナリストの奮闘記だ。

ジャーナリストのベンジャミン(マットデイモン)は人がやらない突撃取材を得意とする名ジャーナリストだ。最近妻を亡くして、14歳の息子と7歳の娘と暮らしていた。仕事上で会社とイザコザがあったことや妻の思い出が住んでいる街に染みついていることで、気分転換をしようと家さがしをする。ところがなかなかいい物件がない。そんな時7万平米を超える大きな土地付き住宅を見ることにした。

現地と住居を見てすぐに気にいる主人公だ。しかし、仲介の不動産屋がここには動物園が付属しているという。亡くなった動物園の持ち主の遺産で動物たちを管理しているらしい。それじゃ止めようとしたら、娘が動物になついているのを見て、移転を決意する。思いを胸に動物園の再オープンを目指す決意をする。

そこでは飼育係のケリー(スカーレットヨハンソン)をはじめとした大勢のスタッフがいた。

素人の彼の前には動物の維持費でかかるたくさんの請求書の山である。それに加えて所轄官庁の厳しい検査がある。本来7月からの繁忙期の前に検査に来るはずなのが、新しいオーナーの存在を知り、検査官が来る。早速検査官は動物園の中を巡回する。いくつかの指摘事項が出てきたが、それを直そうとすると15万ドルかかるという。そんな金は持ち合わせていないどころか、懐はかなりさみしくなっている。一体どうしたら良いのか。。。

映画のテンポは悪くない。短いカットを多用して、主人公およびその家族の状況を簡潔に紹介する。大体の筋がわかりやすく頭に入ってくる。動物園のシーンになっても同様だ。出演者は動物になじんでいる。適度な起伏もあるが、胸にしみる何かはない。暇つぶしにはいいけれど程度かな?マットデイモンもスカーレットヨハンソンも割と普通だ。

ここでもエルファニングが登場、年齢を経るにつれ頻繁に顔を出す。大ブレイク寸前だ。「スーパーエイト」「somewhere」に続きここでもいい感じだ。大女優の道を歩んでいる印象だ。
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