映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

一週間前 港区散策

2010-06-25 05:14:09 | 散歩
日曜日出ていたので、水曜日と木曜日は連休としていた。
木曜日は朝から高輪まで墓参りに行った。

今年は父と母がなくなって2年たつ、3回忌である。
いつにしようかと思ったが、娘が中学校3年ということもあり、土曜日曜は模擬試験もあり
夏休み中の平日にやることにした。お寺に行って住職に依頼した。
平日なので問題なし。妹とうちの家族3人の計4人で簡単にやろうと思う。
食事は中華かな?

そのあと昼飯どうしようかと思った。急に母校によろうかと思った。
地下鉄三田で降りて、中央の通りを学校に向けて歩いていった。そうすると昔二郎ラーメンがあった交差点の角に「矢沢永吉」の新しいCDの宣伝看板があった。先日は東大で歌ったらしい。大学生から攻めていく作戦なのかな?

三田のラーメン二郎本店に行った。学窓を離れたあとも時間があれば寄るようにしている。
以前よりも回転が速くなったのではないか?行列にならんで座るまで15分強程度
山田店主は相変わらず元気だ。我々が学生のときからずっとやっているのであるから
化石のような存在だ。交差点の角からいったん店を移転するときには日経新聞にも掲載された。

以前はメガネを掛けた奥さんと二人でやっていた。テーブルの上に小銭をだして、いい加減なものであった。
それが今は自動販売機となっている。食券を買う。一瞬「小ブタダブル」にしようかと迷ったら、小銭が
足りなかった。それで「小ブタ」にした。これでもものすごい量であった。
昔は「大ブタダブル」を食べていた。今は絶対にお腹に入らないと思う。
ここは「男の世界」だ。昔から来ていると思われる常連も多そうだ。武道系体育会OBと思しき隣の人間は「大ブタ」だった。これはどう見ても家畜のえさのようだ。デジカメでとろうかと思ったが、店内には殺気が走っていてそれは無理というものだ。
山田さんは昔は声を張り上げて、店に来る常連の学生と話をしていた。教授の姿も時おり見られた。今は静かである。人間国宝のようなものだ。
待つ間山田さんの顔を見ていた。今は大会社の社長さん風だ。髪の毛が若干すくなくなり、白い。柔和になった気がする。身体の動きは非常にエネルギッシュだ。
もくもくと二郎という食べ物をつくっている。

腹いっぱいになった後、母校のキャンパスに入った。
中央大学の事件もあったせいか、大学の入り口には警備員が立っている。
中等部に近い綱町側の入り口のそばに生協がある。その横を通って体育会本部の前の坂を登った。山食がある。今は場所が移ったようだ。そうするとキャンパスのメインに出てくる。昼休みで学生たちの姿も目立った。
軽くぶらぶらした。
教員棟の前で足が止まった。1年先輩と4年後輩が教授になった。
教授なんて絶対になれないものと思っていたが、意外になれるものだ。
でも忙しい中久しぶりといって呼び出すのもどうかと思う。
幻の門に向かった。でも今は図書館の増築工事の後で「幻」ではけっしてない。
建物がいくつか変わっていて、いくつかの建物以外はイメージが違う。
早々と母校の前を去った。

そのあとで六本木の国立新美術館に行った。
オルセー美術館展を見に行った。
建物自体は黒川紀章設計による現代的なすばらしい建物である。

今まで見たこともある作品が多い。しかし、人が多すぎる。
モネ、ゴーギャンもいいが、今回はシスレーの絵が気に入った。
気分が高揚したが、こみすぎているのでさらっと見て、絵葉書を15枚ほど買って帰った。
ここは以前は軍の施設だった気がする。このあたりにはおもしろいバーもあった。
昭和40~50年代を描いた小説に出てくるあたりである。
この隣のレンガタイル貼りのマンションの一部屋を先輩の父上が所有していた。
立派なマンションだった。一階に「EST」というカフェと、「セック」というディスコがあった。大学入ってすぐ酔いつぶれて連れて行かれたことがある。
すごいマンションだと思った。その父上は日経新聞の私の履歴書まで書いた大物であった。
マンションに入ってとき、寝室に行くと若い女性のワンピースがあった気がした。
今思うとあれは誰のものだったのであろう。
コメント
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