映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

愛情物語  タイロン・パワー

2010-06-03 20:06:43 | 映画(洋画 69年以前)
タイロンパワーが成り上がりのピアニストを演じる物語。原題はモデルのピアニストの名前のまま「エディ・デューチンストーリー」である。最初の妻を当時人気絶頂のキム・ノヴァクが演じる。

ボストンのピアニストであるタイロンパワーは、ニューヨークのクラブのバンドマスターを訪ねてきた。バンドマスターがボストンに来た際、ピアノがうまいから来いよと言われ、空約束を本気にして、どびこみで来たのである。
ところが相手にされない。
やけくそでピアノを弾き始めたら、非常に美しい音色をだす。それを聞いていたセレブのご令嬢キム・ノヴァクが音楽に魅せられて、ちょっとクラブで使ってみたらとバンドマスターに頼む。使ってみたら非常にいいセンスをしている。最初はメインバンドの合間との演奏とのことだったが、次第に頭角を現す。
ショパンの「ノクターン」を現代風にアレンジしたテンポ良いピアノが好評で、社交界の紳士淑女が集うクラブで名を上げていく。クラブに出入りしているブルジョアの娘キム・ノヴァクと良い仲になっていきやがて二人は結婚するのであるが。。。。



ピアニストを演じるといっても、演奏する際は鍵盤をたたくところをクローズアップさせて本物のピアニストが弾くのが通例。ここでもそのようだ。
しかし、映画ではタイロンパワーがいかにも弾いているように見える。
彼の履歴を見るとピアニストだった形跡はないけれど、もしかして本気出して練習したのかなあ
物語では割と悲しいことがあったりするんだけど、そんなに暗いムードが出ない。
メインは古きよき時代の社交界ダンスミュージックでテンポがいいので聞いていて楽しい。

まだまだ映画全盛の時期のいい映画である。
キム・ノヴァクもここでもきれいだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする