映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

秩父の芝桜

2010-05-05 19:50:59 | 家族
5月2日妻が急に秩父に行こうと言い出した。
芝桜を見るためと。。

そういえば埼玉県に来て10年近くたつけれど、秩父に行っていない。
池袋経由、西武特急アロー号で秩父へいった。
西武秩父の駅に近づくと山が見えた。なんと美しいことか!

娘と妻と3人でシコシコ山に登った。
公園に行ったらきれいだった。羊山公園と名で、借景の山の美しさは比類ないものだ。



人出がすごかった。
それで帰りは特急に乗れなかった。鈍行電車でシコシコもどり、飯能から川越に行った。
川越では洋食屋「グリル満天星」で食べた。
麻布本店の有名な老舗洋食屋だが、川越では安い。テナント料の違いだろう
娘と妻はヒレステーキ、自分はビーフシチューを食べた。


これはおいしい。東京の支店より1500円以上は安いだろう。得した気分だ。
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ヴィヨンの妻  松たか子

2010-05-05 11:04:03 | 映画(日本 2000年以降主演女性)
映画「ヴィヨンの妻」は太宰治の原作をよりリアルに作家太宰をモデルとしているようにつくられた作品である。心中を扱う話なのに、全体を流れるムードがほのぼのとしていて、激辛の韓国映画を見たあとであっさりとした日本料理を食べる味わいを感じた。それは究極のお嬢様松たか子のキャラなのであろう。


戦後まもない東京、放浪癖のある作家大谷こと浅野忠信が妻である松たかこと息子がいる自宅に帰ってきた。息子は病気の様子だが、診療を受ける金もない。そんなとき飲み屋の主人伊武雅刀と女将室井滋が金を返せとやってきた。浅野は飲み屋から5000円の大金を持ち逃げしていたのであった。当然浅野には金がなく、返済期限をつけられた。松たかこは5000円の返済を計るべく金の用意にまわったあとで、伊武の経営する飲み屋に行き「金の目当てがついた。もう少ししたら金は手に入る。それまで自分が働く」と言って給仕するようになる。美人の松たかこが女給をやるので店は大繁盛するようになるが。。。

傑作とまではいえないと思う。この映画は松たか子だけでもっている気がする。ここではダメ男浅野忠信は普通だ。本来台本の設定でいけば、疲れた匂いも残した女性が演じるのが普通かもしれない。(ひと昔前の田中裕子が適役かも?)それを名門出身のお嬢様松たか子が演じることでやさしい匂いがする。居酒屋が繁盛していく姿など、ほのぼのとするではないか。暗いドラマにしなかったことで、見る人たちを安心させる。

あとはクリスマスを祝う居酒屋でのシーンもいい。ジェームス・スチュワート主演「素晴らしきかな人生」や黒澤監督の「醜聞」のワンシーンが思い起こされた。
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