映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

ショーシャンクの空に

2008-10-18 23:25:56 | 映画(自分好みベスト100)
いったい何度目だろう、この感動に浸るのは。。。
見るたびごとにディテールのすばらしさに気づく。そして単純な友情に心を動かされる。初めて見たのは会社の同僚の女の子の薦めであった。

妻とその不倫相手の男を殺した罪で、無期懲役の刑に罰せられる主人公ティムロビンスがショーシャンク刑務所に入る。もともと無実なのになぜという気持ちもあるが、刑務所で次々にいろんな目にあう。男色の男たちからの洗礼をその一つである。そんな中仲間のモーガンフリーマンとは気が合う。彼は裏の物品調達屋である。
淡々と刑務所生活を送っているティムロビンスは、刑務官が税金対策で悩んでいるのをきき、節税対策のアドバイスをしてあげる。彼が元有能な銀行家であり、経理上のテクニックを知っていることが刑務官に知れ渡り、刑務所の所長を初めとしていろんな人物の確定申告を手伝ってあげる。しかし、ちょっとしたことでトラブルがおき何度か独房にも入れられる。
そんなあるときいろんな刑務所を渡り歩いた新参者が入ってきた。満足な教育を受けていない彼に、高校卒業レヴェルの資格をとろうとティムロビンスが教える。そんな彼が雑談で話したむかし別の刑務所の仲間が起こした殺人の話が、まさに自分が無実の罪を着せられたものと知る。刑務所の所長に再審を要求するように話すが断られる。。。。。

脱獄と映画は相性がよく、たくさんつくられている。
「アルカトラズからの脱出」「暴力脱獄」「パピオン」が代表的か?
「アルカトラズからの脱出」では淡々と脱獄準備をするイーストウッドの姿が描かれている。しかし、この映画では最後まで準備の核心に触れることはでない。それよりも主人公が自分の知性を生かして刑務官たちを助ける姿が痛快である。刑務所から出た人間たちの悲しい行く末も描かれている。
ティムロビンス、モーガンフリーマンともに淡々と役柄に合った自分の演技をしている。派手さはない。最後に近づくにつれ解放感を感じさせてくれる。それは必ずしも脱獄シーンということではなく、各種風景の中で感じさせる解放感である。

自分のベスト5からははずせない大傑作である。
時間を空けながらこのすばらしさにまた浸りたい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする