映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

運命の女 ダイアンレイン

2008-10-05 19:13:40 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
リチャードギアは日本人にはなじみが深いハリウッド男優の一人であろう。
男女間のもつれ話にはよく似合う。そんな彼がダイアンレインと組んで演じたのが「運命の女」である。この和題もどうかと思うが、リチャードギアの存在を極めて小さく見せるダイアンレインの体当たりの好演である。

マンハッタンで会社を経営しているリチャードギアとダイアンレインはニューヨーク郊外に9歳の息子と住む普通の夫婦。ある日マンハッタンを歩いていたダイアンレインは突風にあい、脚を負傷してしまう。そんな時通りがかりの若い青年がけがの手当てをする。若い青年は自宅で本の流通をやっている。その部屋で手当てを受けながら、二人は惹かれあうが、連絡先だけ彼が伝えてその場は帰る。
しかし、気になる彼女はマンハッタンの彼の家へ再度訪れ結ばれる。そののち二人は密会を重ねるようになる。リチャードはダイアンの様子がおかしいことに気づき、探偵にダイアンの素行を調査する。そして二人の密会の写真を見せられる。。。。

渡辺淳一の「失楽園」などの不倫小説に出てくる女性主人公は、36~38くらいの年齢が多い。ある意味2度目の女性の美のピークを迎える時だからであろう。この映画を撮るときのダイアンレインがまさにその年齢である。
20代前半の女性にない魅力をぎらぎらさせ、かなり大胆なラブシーンもさらっとこなしていく。ここではリチャードギアはまったくの脇役である。
「ストリートオブファイア」という映画があった。売れっ子歌手ダイアンレインが誘拐されるのを昔の恋人が助けに行くという、小林旭の「渡り鳥シリーズ」を思わせる展開だったが、その映画の19歳の彼女と今を比較しても、今の方がいいと思わせてしまうすばらしい魅力だ。

この映画では、何度かハドソン川沿いの鉄道のシーンが出てくる。この鉄道で思い出すのは、ロバートデニーロとメリルストリープの「恋におちて」だ。あの映画も不倫映画だが、ニューヨークと郊外を結ぶ列車の中で、はかない思いをお互いつのらせながらという純愛である。それとはまったく違う。
12年前にニューヨークにいった時、ハドソン川沿いをバスに乗って走っていった記憶がある。マンハッタンのハドソン河口際もいいが、下流もなかなか趣があっていいものである。映画とはなぜか相性がいい。古い映画だが、ヒッチコック監督の「北北西に進路をとれ」でも、ケイリーグラントが寝台列車に乗って逃げる時に、ハドソン沿いの鉄道が出てきた記憶がある。

ハドソンラインに一度乗りたい。




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がんの母と会議

2008-10-05 18:33:21 | 家族
土曜日は本社で会議が3時半からあった。
自部署の上半期の成績は前年対比でプラスとなっているため、気持ちよく出席できる。その前に病気の母を見に行った。

7月に父が死んでから8月末の四十九日まで母はまだ気が入っていたと思う。
なんとかなったが、9月中旬の地元の祭りを終えてから一気に具合が悪くなってきた。抗がん剤の影響も出てきて、髪の毛が抜けてきた。
2月にこれからの薬は髪の毛が抜けるよと医者にも言われていたけど、抜けなかった。でも、ここに来て髪の毛の抜けが強烈に目立ってきた。

昨日もしんどそうだった。
2階の自室からなかなか動けないようだ。体重も35キロを割っているようだし、ふらふらして倒れることもあるようだ。妹も心配して電話かけてくるがどうにもならない。今度の木曜日が診察の日なので自分も同行しようと思う。
それにしても食べられないというのはつらい。
メロンやサンドウィッチを買ってきたが、今日食べたであろうか?

もともとでしゃばりの方だが、人と会うのも避けがちになってきた。
それでも、まだまだ自分は死ねないといっている。
気だけで人間は生きられるものだなと改めて感じたが、ここに来てのやつれ方はかなりきつい。でもどうにもしようがない。がんというのは本当にたちが悪いものだ。

そのあと会議に出た。
事業計画的に厳しい部署も多いようだ。上乗せも要求されそうだったが、来年のことも考えなければならないので、トップの要求も適当にあしらわねばならない。
会議後はいつものように、新宿三井ビル「55楼菜館」へ、ここの中華はおいしい。ただ、まわりがいっぱいいるので、好きなように食べられない。
マツタケの入った牛肉のオイスター炒めがおいしかった。マーボー豆腐はおいしいんだけど、あまり食べられないので残念
別の部署長と二人でのみに行こうということになり、軽くロシア料理の「スンガリー」で十八番の水餃子をつまみに3杯ほど飲んで帰った。明日朝娘を試験会場まで送ることになっていたので、不純な店も寄らずに家路を急いだ。


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