リチャードギアは日本人にはなじみが深いハリウッド男優の一人であろう。
男女間のもつれ話にはよく似合う。そんな彼がダイアンレインと組んで演じたのが「運命の女」である。この和題もどうかと思うが、リチャードギアの存在を極めて小さく見せるダイアンレインの体当たりの好演である。
マンハッタンで会社を経営しているリチャードギアとダイアンレインはニューヨーク郊外に9歳の息子と住む普通の夫婦。ある日マンハッタンを歩いていたダイアンレインは突風にあい、脚を負傷してしまう。そんな時通りがかりの若い青年がけがの手当てをする。若い青年は自宅で本の流通をやっている。その部屋で手当てを受けながら、二人は惹かれあうが、連絡先だけ彼が伝えてその場は帰る。
しかし、気になる彼女はマンハッタンの彼の家へ再度訪れ結ばれる。そののち二人は密会を重ねるようになる。リチャードはダイアンの様子がおかしいことに気づき、探偵にダイアンの素行を調査する。そして二人の密会の写真を見せられる。。。。
渡辺淳一の「失楽園」などの不倫小説に出てくる女性主人公は、36~38くらいの年齢が多い。ある意味2度目の女性の美のピークを迎える時だからであろう。この映画を撮るときのダイアンレインがまさにその年齢である。
20代前半の女性にない魅力をぎらぎらさせ、かなり大胆なラブシーンもさらっとこなしていく。ここではリチャードギアはまったくの脇役である。
「ストリートオブファイア」という映画があった。売れっ子歌手ダイアンレインが誘拐されるのを昔の恋人が助けに行くという、小林旭の「渡り鳥シリーズ」を思わせる展開だったが、その映画の19歳の彼女と今を比較しても、今の方がいいと思わせてしまうすばらしい魅力だ。
この映画では、何度かハドソン川沿いの鉄道のシーンが出てくる。この鉄道で思い出すのは、ロバートデニーロとメリルストリープの「恋におちて」だ。あの映画も不倫映画だが、ニューヨークと郊外を結ぶ列車の中で、はかない思いをお互いつのらせながらという純愛である。それとはまったく違う。
12年前にニューヨークにいった時、ハドソン川沿いをバスに乗って走っていった記憶がある。マンハッタンのハドソン河口際もいいが、下流もなかなか趣があっていいものである。映画とはなぜか相性がいい。古い映画だが、ヒッチコック監督の「北北西に進路をとれ」でも、ケイリーグラントが寝台列車に乗って逃げる時に、ハドソン沿いの鉄道が出てきた記憶がある。
ハドソンラインに一度乗りたい。
男女間のもつれ話にはよく似合う。そんな彼がダイアンレインと組んで演じたのが「運命の女」である。この和題もどうかと思うが、リチャードギアの存在を極めて小さく見せるダイアンレインの体当たりの好演である。
マンハッタンで会社を経営しているリチャードギアとダイアンレインはニューヨーク郊外に9歳の息子と住む普通の夫婦。ある日マンハッタンを歩いていたダイアンレインは突風にあい、脚を負傷してしまう。そんな時通りがかりの若い青年がけがの手当てをする。若い青年は自宅で本の流通をやっている。その部屋で手当てを受けながら、二人は惹かれあうが、連絡先だけ彼が伝えてその場は帰る。
しかし、気になる彼女はマンハッタンの彼の家へ再度訪れ結ばれる。そののち二人は密会を重ねるようになる。リチャードはダイアンの様子がおかしいことに気づき、探偵にダイアンの素行を調査する。そして二人の密会の写真を見せられる。。。。
渡辺淳一の「失楽園」などの不倫小説に出てくる女性主人公は、36~38くらいの年齢が多い。ある意味2度目の女性の美のピークを迎える時だからであろう。この映画を撮るときのダイアンレインがまさにその年齢である。
20代前半の女性にない魅力をぎらぎらさせ、かなり大胆なラブシーンもさらっとこなしていく。ここではリチャードギアはまったくの脇役である。
「ストリートオブファイア」という映画があった。売れっ子歌手ダイアンレインが誘拐されるのを昔の恋人が助けに行くという、小林旭の「渡り鳥シリーズ」を思わせる展開だったが、その映画の19歳の彼女と今を比較しても、今の方がいいと思わせてしまうすばらしい魅力だ。
この映画では、何度かハドソン川沿いの鉄道のシーンが出てくる。この鉄道で思い出すのは、ロバートデニーロとメリルストリープの「恋におちて」だ。あの映画も不倫映画だが、ニューヨークと郊外を結ぶ列車の中で、はかない思いをお互いつのらせながらという純愛である。それとはまったく違う。
12年前にニューヨークにいった時、ハドソン川沿いをバスに乗って走っていった記憶がある。マンハッタンのハドソン河口際もいいが、下流もなかなか趣があっていいものである。映画とはなぜか相性がいい。古い映画だが、ヒッチコック監督の「北北西に進路をとれ」でも、ケイリーグラントが寝台列車に乗って逃げる時に、ハドソン沿いの鉄道が出てきた記憶がある。
ハドソンラインに一度乗りたい。