珍しく夏風邪を引いた。
これがなかなか治らない。
咳が止まらず、熱っぽい。
完治はしていない状態だったが、後悔しない様に三ツ沢へ向った。
試合中は不思議なほどに、赤く腫れ上がっているはずの喉が大きく振るえる。
少しでも多くの声が届きますように。沢山の声がチームの力になるように。
しかし残念ながら、ファンの想いは届かなかった。
序盤からやや横浜がボールと試合を回しているように見えた。
しかし実際回していたのはボールだけ。
横浜にとって最大の苦手チームである大宮のこの日のサッカーは調子が悪く、
中盤でボールが回らない。
横浜の攻撃といえば、久保を生かすための放り込み、孝行を生かすため
中盤からのスピードアップを図るも、
肝心の久保が競る気を見せなければ、ゴール前ではスローダウン。
前線に出すパスは簡単にカットされ、それを修正する術も見えないまま。
サイドが仕掛ける場面も無し。
後方は単にボールを回すだけで、
守備の位置から攻撃に繋げる意識が全く感じられない。
ゴールを奪えないまま時間は過ぎ、ワンチャンスを相手にモノにされる。
・・・全ては、いつも通り。
後半開始で選手交代はなし。
これが今季、問題に直面しても改善を図ってこなかった、
今何をすべきかを考える事を後回しにしてきた姿勢が表れた場面だったのかもね。
明らかに噛み合わない前半から何も変らない展開が続く。
やがて、選手交代。
今季の横浜は獲得してきた選手を必ず起用するという制約でもあったのだろうか、
と疑問に思う采配。
状況は打開できるはずも無く、PKで追いつくも、直後のロスタイムに失点。
・・・またか。
頭がボーっとする。
夏風邪のせいなのか、目の前の光景に打ちのめされたせいなのかは判らない。
90分戦ったと思われる選手達がいつも以上に近い距離に立っていても、
とても遠くにいるような錯覚さえ覚えた。
罵声を浴びせる気力も、拍手を送る辛抱強さもない。
この状況でもまるで燃え尽きたかのようにうな垂れる選手達に怒りよりも
悲しさだけを感じる。
燃え尽きるほど闘ってるの?
G裏で色んな事が起こっていて・・・
巧くは言えないけど、争いは絶対いけないし、寂しい事だけれど、
意見が対立するほどに皆が真剣に闘って、このチーム状況にもがいてる。
真剣にひとりひとりがチームを思うからこそ・・・
じゃないかな、と。私がどうこう言える立場ではないけれど。
一夜明け、予想通りの事態が起こっていた。
岡田監督、辞任。
こんな形での別れは、本当に想像もしていなかったし、無念だ。
監督就任が決まった時、勝手に思い込んだイメージで嫌悪感を抱いていた。
でも時が過ぎるにつれ、その判り易すぎるくらいな負けず嫌い、
以前持っていたイメージとは正反対の人間臭い姿勢にいつのまにか虜になった。
名門で、優秀な選手も大勢抱えているのに常勝という言葉に縁がなかった横浜。
チームとしてのあり方、ファンとしてのあり方を一から教えてくれた。
常勝チームというチームに育ててくれたこと、
世界を目指す喜びを教えてくれた事、
全ては岡田監督のおかげ。岡田監督にしか出来なかった事だと思う。
だが、辞任という事実を何の戸惑いもなく素直に受け止められるのは、
監督は今出来ることの限りを尽くしてくれたからだと思う。
昨年から続いた成績不振と試合に表れる監督の迷い。
一体どうしてしまったのだろう・・・
戸惑う事も多かったが、この一言ですっきりできた。
「勝利への執着心が薄れた」
監督は新しいものを目指した。
新しく何かを”起す”には痛みを伴う。それが”勝てない”ということだった。
監督という稼業は本当に大変なものだよね。
横浜の”歴史”を作ってくれた監督に感謝の想いでいっぱいです。
本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
昨日もチームは水沼新監督の指揮の下、普段通りに動いている。
この現状がこれで大きく変わるとも思わないが、
このことで選手一人一人が何かを感じ、やってくれることを願う。
真剣にチームの勝利のためにひとつになって。
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大宮戦…見に行けず結果のみで知りました。応援にいった知り合いから感想を聞きましたが、皆同じ事をいってました。
勝たなければいけない試合だった。岡田監督は決心がついていたようだけれど、もし勝っていたのならば、どうなっていたのでしょうか??
辞任はとても残念ですが、監督なりの心遣いと思います。私としてはもう一回このメンバーでアジアに挑戦したかったというのが本音ですが…。
岡田監督大変お疲れ様でしたm(__)mそして2連覇という喜び、感動をありがとうございました☆といいたいですね~。
水沼体制初戦選手もサポも一丸となって戦いぬきたいものです!
作ってくれた人でした。
こんな最後になってしまって残念ですが、
たくさんの感動を私達に与えて下さった事、
本当に感謝しています。
ただただ「ありがとう」です。
いつか、いつの日かまた現場に戻って
あの「世界一格好いいガッツポーズ」を
見せてほしいです。
もちろんマリノスで。
風邪はやっと良くなり、思いきり応援できそうです(^-^)
今季は結果が出ないばかりか、内容も「不可解な」ものばかりでしたから、
岡ちゃんもその責任を取られたということでしょう。
本当ならチームが立ち直る事での「責任」を果たしてくれる、
そればかりを望んでいたのですが・・・
監督が決断された今はもう、監督に対し本当に感謝の想いだけです。
ここまで横浜が強くなれた事、日本だけでなく世界へ向けた夢を持つ事を教えてくれたのは岡ちゃんです。
本当に本当にありがとうという言葉しか見つかりません。
岡ちゃんに感謝のメッセージを伝えるためにも、
もう一度チームを立て直して監督が与えてくれた夢を追いかけたい。追い続けたい。
水沼監督はじめ、選手達も強い気持ちを持ってくれたと思うので、
我々も頑張りましょう!!!!!
>>はちさん
そうですね、岡ちゃんは3年半の間、選手達だけでなく、
私達ファンにも沢山のものを与えてくれました。
振りかえると、横浜と歩んだ3年半、岡ちゃんと歩んだ3年半は本当に楽しかった。
こんなにもサッカーは楽しい、チームと戦う事は楽しいんだと。
その楽しさをもう一度取り戻すために、立ちあがりましょう!
岡ちゃんへの感謝の気持ちを力にかえて。