審判に怒りの久保が燃えました・・・甲府戦観戦記?

2006-09-01 | 横浜F・マリノス

前半12分。
まさに青天の霹靂だった。
何より”事態”に一番驚いていたのは甲府側だったのかもしれない。
問題のバックパスはそれほど強いものでもなく、まさか入るとは・・・。
でもさきっと、少し前だったらあのOGだって入ってなかったんだろうな・・・
流れが変わるとはそういうこと。
うまく行かない時はどうやってもうまくいかず、良い時には運さえも味方になる。
そしてこれが、決勝点www

【横浜水沼監督「久保のおかげ」】(ニッカ○
【水沼マリノス2連勝 10人で3―0だ】(スポニ○
【水沼マリノス、ホーム初勝利&連勝!代表・田中隼がゴール!】(サンス○
【水沼マリノス3発連勝…J1第21節】(スポーツ報○
【J1:第21節 横浜FM vs 甲府 レポート】(J’s Goal

序盤は完全に甲府ペースだった。
ただでさえ平均年齢が高いメンバーに加え、連戦のために疲労もあるのか、
出足の早く積極的な攻撃を仕掛ける甲府のペースについていけない横浜。
前線からのプレスに守備も油断できず。
中盤になかなかボールが収まらず、連携もイマイチで攻撃の糸口がつかめない。
それに加え、審判・・・久々の強烈さ。
しかし審判が相手寄りのジャッジをするたびに、横浜が得点を重ねるw
さすが空気の読めない横浜だと感心してしまう。

徐々に甲府のペースをダウンさせたのは、やはりあのOGだったろうか。
少なからず精神的な影響はあったのかもしれない。
依然とサイドを狙い積極性を見せる甲府だが、
最終的な工夫や精度を欠き得点へは結びつかない。
序盤はやや甲府の攻撃に戸惑いも見せていた横浜の守備だったが、
時間経過と共に安定感を増していった。
すると中盤にもボールが落ちつき始めた。
が、その矢先”ありえない”奥の退場。
アフター気味のスライディングで2枚目の黄色。
が、明らかにボールへ行っていたらしい(TV観戦の母証言)
呆れ顔で退く奥の姿が印象的だった。

数的不利を強いられた横浜。
しかしここからが凄かった。
って何が・・・久保が。
大ちゃんの仇と、ジャンプは本来の調子からはほど遠いものの、
フェイントにフェイントで相手DFを振り切り強烈シュートが数発。
久保があれだけプレーできれば、相手DFに与えるプレッシャーも大きい。
奮闘するエースをサポートするが如く、中盤が勢いは増してくる。
奥退場からわずか5分後。
良治のブラボーなイケメンパスから隼磨、やや角度のないポジションから
強烈なシュート。川崎戦のようなセンタリング気味のボールとはまた違い、
明らかにゴールを狙ったものと思われた。
良治はここ2試合のびのびプレーしているように見えるが・・・気のせいか。
やはり以前より攻撃に重点を置けるからかな?
河合の代わりに先発したエースケも体力的に厳しいところも見えたが、
よく頑張っていたと思う。
理想的な時間帯に追加点を奪い2-0で後半に突入。

数的不利の横浜は、甲府が猛攻を仕掛けてくることを見越し、
守備重視の戦術に転換。
後半序盤から守備的になってしまったのはしょうがない。
寧ろ、以前の”勝利に拘る”強さが戻ってきたなとも思えた。
想像したよりも相手に回されてしまったが、守備陣は落ちついて対応。
”回させた”という印象の方が強いかもしれない。

中盤に差し掛かると連携も良くなり、徐々にカウンターを狙う横浜。
すると2点を追う甲府はたまらず中盤でファウル。
甲府選手もこの日2枚目の黄色で退場。10人対10人の戦いとなる。
数的にイーブンになると横浜が途端に試合を支配。
面白いくらいにボールは横浜選手の前に転がる。
中盤の連携から功治が飛び出し、完全に誘ったPエリア内での「ハンド」
PKを獲得。
すかさずボールを取り、抱え込んで離さないマツwww
これをしっかり決め3点目。

試合終盤、ピンチの場面も達也が気合のワンハンドで弾き出し勝利を決定付けた。
2連勝。何より今季においては2戦完封で勝利を収めた事は大きい。

突然の監督交代から僅かでむかえた京都戦は勝利ながらも、
その内容には大きな不安を残していた。
それを受け大きな意味を持った、水沼マリノス2戦目の甲府戦。
アウェーでの衝撃的な敗戦もあり、下位ながら全く油断は出来ない相手だった。
京都戦では功治の好調に頼りきるところが大きかったが、
甲府戦では数的不利になった時点でチームの結束が強まり、
チームとして機能した勝利という印象が強い。
何より試合前の表情には気合が満ち、試合中もが良く出ているし、
勝利後の選手達の表情にも充実感が溢れている。
マツがインタビュー後、ファン一人一人と喜びを分かち合うように
ガッツポーズを見せ回った姿は、見ていて嬉しくなったなぁ。

だが、あのラッキーな先制点がなかったら・・・
正直結果はどちらに転がっていたかはわからない試合展開だった。
勝負ごとはタラレバを言ったらキリがないが、
連勝したからといってまだまだ気を引き締めなければならない状況は続く。
ナビスコ準決勝を含め、上位陣との対戦が続く。
厳しいけれど、貪欲に勝利を求めて戦っていって欲しい。
勝負は敗戦から学ぶべきものも多いけれど、
勝利から得られるものは、はるかに多い。
勝利することをやっと思い出したマリノス。
勝利への執念を取り戻したマリノス。
勝負はこれからだよ!

で、いつまで勇蔵にFKを蹴らせるのよw
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