こんなインドの寓話、知ってる?
男は砂漠を旅して疲れ切っていた。すると一本の大きな樹を発見。
男は樹までたどり着き、木かげで涼んでひと息入れた。
「のどがカラカラだ。冷たい飲み水があったらいいのに」
すると、目の前に突然、コップになみなみとつがれた冷たい水があらわれた。
驚いた男は冷たい水を一気に飲みほし、ひと息ついた。
「お腹がペコペコだ。なにかおいしいものが食べたい」
すると、ごちそうが山盛りにつまれた大皿が目の前にあらわれた。
何種類もの料理、チャパティ、スープ。お菓子やフルーツもあった。どれもおいしくて満腹になるまで食べ続けたら、男は眠たくなった。
「ここは石がゴロゴロしていて寝心地が悪そうだ。やわらかなベッドがあったらな」
すると、男のわきに豪華なベッドがあらわれた。ベッドで体をのばしながら男は思った。
「歩き過ぎて足が痛い。だれかマッサージしてくれたらいいのに」
すると、ベッドわきに美しい女性があらわれて男の足をもみ始めた。
男は心から満足し、ようやく不思議に思い始めた。
「俺は夢を見ているのだろうか。思ったことが何でも現実になる。それに、こんなところで眠ったら危険だ。虎でも出てきたら…」
と思ったと同時に、宙から虎が飛び出した。
「あっ、まずい。食べられる!」
と思った瞬間、虎が襲ってきて、あっという間に男は食べられてしまった。
樹の名前は「カルパヴィラクシャ」。この樹の下で思ったことはすぐにかなってしまうという、不思議な樹のお話。
昨晩、この話を知り、最近ネットで読んだある話を思い出した。
確か2月16日のブログに書いた四次元喫茶「あんでるせん」のマスターがお客さんに語った話だったと思う。
マスターの知り合いに自動車の修理工場をやっている人がいるそうだ。
マスターはある日その人に聞いてみた。
事故を起こして工場に運ばれてくる車に何か共通していることがあるのかどうか。
すると、その人は言ったそうだ。
「あるよ」
なぜか、じゃらじゃらとやたらといっぱいお守りをぶら下げている車が運ばれてくることが多いんですって。
それって、事故をこわがる気持ちが強すぎて交通安全のお守りをやたらとつけている車が事故を起こしやすいってことだよね?
事故を起したくない → 常に「事故」に焦点が合ってしまっている → 事故を招いてしまう。
ふ~む、そういえば「引きよせの法則」にも書いてあったな。
脳の潜在能力は「事故を起こす」「事故を起こさない」の違いが判断できない。どちらも「事故」としてインプットしてしまうんだってね。
事故を恐れる気持ちが事故を招くことに力を貸してしまう。
なので「事故が怖い」とか「事故を起こしたくない」じゃなくて「安全であること」を常に思ってなくちゃいけないんだね。
同様に「戦争反対」もよくないんだってね。本当に戦争を防ぎたかったら「戦争に反対」するんじゃなく「平和であること」に焦点を合わせないと。
心配や不安を持つのは、その対象を遠ざけるには逆効果ということだね。
インドのお話に似ているな。
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