ruruBの極楽な日々

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渋谷の古代エジプト美術館

2010-03-13 03:22:40 | エジプト


この前、ネットで山種美術館のことを調べていたら、渋谷に「古代エジプト美術館」っていうのがあるのを知った。

え? なに、それ?

調べてみると、その美術館のホームページや訪れた人のブログ記事が出て来た。

古代エジプト美術館は、2009年7月に渋谷にオープンした、菊川さんという個人の集めたエジプトの遺物を
展示している美術館だそうである。

渋谷から徒歩5分のビルの8Fにあり、靴を脱いで入館し、エジプト学を勉強している院生の説明を
聞きながら見学するという、とてもユニークな形式をとっている。

へぇ~、おもしろそ~~~!!

そしてさっそく今日の午後行って来た。

渋谷の電力館へ向かってテクテク歩くこと5分。
タワーレコードのはす向かいのビルの8Fに古代エジプト美術館はあった。

ガラスのドアを開けて玄関に入ると学芸員が出迎えてくれる。
玄関わきの部屋には、発掘者に経済援助をしていたカーナボン卿を始めとするヨーロッパのパトロン達所蔵の
遺物が置いてある。




さそりのマークがついたひし形のパレットは全長45㎝の大きなもの。アイラインで目を囲むときに使用された。
さそりをシンボルとしていた「さそり王」と呼ばれた王様の時代の、世界にふたつしかないパレットのひとつである。
なんとクフ王のピラミッド建造より古い、5200年も前のものだそうだ。

それからカーナボン卿の持っていた「アクエンアテンのレリーフの一部、下唇&あご」

モニターでボブ博士(NYブルックリン美術館の学芸員)の3分ほどの案内映像を見る。

続いて隣りの第二の部屋は、発掘部屋という作りになっている。
ここでも5分ほどの「エジプト史のおさらい」映像を見せられ、机に置かれた石碑やガラスケースの中に並んだ
シャブティ(墓に入れる小さな人形)、ピアス、ネックレス、タイル、神様の像などの説明を受ける。



ミイラにかぶせてあった金箔をはったマスクや胸当て。状態がいい。

第3室は薄暗い。ここには彫りが施された巨大な柱の一部が置かれていた。
ガラスなどのさえぎるものがなく直に見られるのがすごい。

また壁面のガラスケースには木製マスクや鮮やかない色の陶の器、アラバスターの壺、神々の像、
カノポス壺など興味深いものがたくさん展示されていた。



こんな感じの部屋。

最後の第4室は懐中電灯を持って一人で行くようになっている。

アクセサリーなどが収められている大きな箱の中にヒントが隠されていて宝を探すというのがアトラクションっぽい。

この部屋の中央には彩色画が施された大きな木棺が置かれていた。鏡で底面の絵も見られるようになっている。
柱と同様、どうやってこんな大きなものを(笑)

ここには古代パピルスに書かれた文書なども展示されていた。

探し出した宝物は○○○○の○○○だった。

これで終了。

いや~~~、おもしろかった!

この美術館には菊川さんの所蔵している1000点の中から常時100点が展示されていると聞く。
マンションの一室だからそれほど広くはないんだけど、よく考えてスッキリと見やすく展示してある。
想像していたよりはるかに見ごたえがあって、すべてのものを興味深く見られた。

昨日はレプリカと知らずにいっぱい写真を撮ってしまったこともあり「これもホンモノなの?」と
何度か聞いてしまった。
そのたびに解説者の人から「ここにはレプリカは1点もないんですよ」といわれ、どんな古いものも
「全部ホンモノか~」とすごくありがたい気分になってしまった。

ホンモノってだけでわくわく度が違う。ものに込められたロマンを読みとってしまうのかしらね。

結局2時間近くいたんじゃないかしら。これで入館料1500円って良心的でしょう。

展示品は入れ替わるのか聞いたら、また4月に入れ替わりがあるそうだ。

そしてスタッフの人が言っていたよ。
そろそろ開館1周年になるのでミイラの展示をしようかという話が出ているんだって。

エジプト好きな人はもちろんだけど、ここに来てエジプトが好きになる人もいるんじゃないかな。

この美術館、ホントに楽しいよ。

おすすめです!

私もまた来よう~っと♪




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古代エジプト美術館
開館は金土日祝日のみ12:00-18:00

*それにしても不思議だ。ここのオープンは昨年7月。私はそのころから11月末のエジプト行きまで、
エジプトのことをさんざんネットで調べていたというのに、ここの情報を一切見つけられなかった。
たまたま見つけたのが最近になってからだなんて。それもエジプトではなく、山種美術館のことを
調べたときに発見したなんて。山種美術館に誘ってくれたAに感謝しなくちゃね。


アラブ・ポップス エジポップ

2009-12-30 01:04:31 | エジプト


エジプトのテレビでよく見ていた音楽チャンネル。

アラブポップスはおもしろい。

独特な節回し、のどをコロコロさせるような声。

なんかハマる。

歌っている人も異国情緒たっぷり。

男性はやたら濃くて毛深いし、女性はやたらとくねくねしている。

PVはダサダサなんだけど、なぜか癖になる。

いつのまにか、いいじゃん、この曲、とお気に入りを見つけ始めている自分がいる。

アラブポップスを聞いているとエジプトを再体験できるような気がする。

遠くなったエジプトがまたちょっと近づいてくる気がするのだ。






歌ってる子はまだしも、バックで踊る人たち、みんなずんぐりしているよね。





サビ部分をアラビア語で歌っている、ひときわムサイ人がTamer Hosny。この人歌うまい。声、好み。





アラブの歌姫、ナンシー・アジュラム。エジプトで売れている歌手にはレバノン人が多いらしい。
この人もレバノン人。あと、レバノン人には美男美女が多いらしい。





エジプシャンに超人気のTamer Hosny(タメル・ホズニ)





このチェックのショートパンツにブルーのTシャツはない、と思うんだが。





曲名は…

00:23 Karol Sakr - Ertah We Rayhni
01:38 Nourhan - Khalas Ya A'amy El Hag
02:17 Darine Hadchiti - Alef Beh Teh
03:31 Nourhan - Tab Wana Malee (Remix)
05:20 Walid - Enta Awez Eh
06:43 Rhany - Zerba
07:30 Razan - Law Hob Dah
08:06 Nancy Ajram - La Teloum (Mix)
09:44 Amal Wahby - Chocolata

だそうです。




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エジプト関連の本と、持って行ったもの

2009-12-27 16:55:10 | エジプト


旅行記を書き終えたので、今度は私が読んだエジプト関連の本をご紹介したい。

読んだ順番にね。




まずこれ。エジプトといっても誰がどの時代に?っていうのをまったく知らなかったので、
古代エジプトの概要を知りたくて買ってみた本。
というか、本屋に行ったとき、これしか置いてなかった。

とても読みやすくわかりやすく、ためになった。




綺麗なカラーイラストの絵柄がかわいい、絵本のような本。
ヒエログリフが少しでもわかると、エジプトはもっと楽しめる。




これもイラストと手書き文章満載の楽しい本。ところどころで大笑い。




3000年前の記憶を持ったイギリス人女性、ドロシー・イーディ(1904~81)のノンフィクション。
360ページの分厚い本だったがおもしろくて一気に読んでしまった。




神話、発掘にかかわった学者、歴代ファラオ、旅行記などを、マンガチックなイラストと
手書きの文章でディープにまとめあげた300頁の本。
アマゾンのエジプト関連で売上げ一位なので買ってみた。
おもしろいんだけど、一頁あたりの情報の量が多すぎて頭ぐちゃぐちゃ。
情報の量が多すぎる割に情報ひとつひとつに強弱の差がない(メインとかサブとか)ので
読み終えるのに時間がかかったし疲れた。
でも、帰国後もう一度読んだらまた楽しめた。




ガイドブックはこれだけ買った。写真満載のムック版で見やすく活用できた。
とくに考古学博物館のルート決めに役立った。




『エジプトのききめ。』の人たちの第一弾。旅行後に読んだ。
こっちはエジプトを100日かけて旅行したときの色々を写真やイラストとともにまとめたもの。
現代のエジプトのこと、エジプト人のことがおもしろおかしく書かれていて、
ときどき大笑いしながら読んだ。

こんな感じですかね。




あと、エジプトに持っていったもののことを少し。


・ぬれティッシュ(多めに)…食事のときの消毒用に。

・虫よけ、虫さされの薬…冬でも蚊がいたりするので。

・私は日本からはミネラルウォーターを持っていかなかったかわりに、
 海外用の携帯ポットを持っていった。



 これ正解。エジプトのホテルにポットはない。パックのコーヒーやお茶、紅茶を持って行き、
 毎日あたたかいものが飲めたのはお腹のためにも良かったと思う。

・食料(お腹をこわしたときやナイルエキスプレス内での栄養補給に)
 のどあめ、ウィダーインゼリー、ビスケット、ポッキー、グミと、
 チーカマ(ブログですすめている人がいたので)。
 チーカマは持って行って大正解。ぱさぱさしていなくてお腹にたまるし、
 エジプトで食べたチーカマはおいしく感じた~。

・タイプCの変換プラグ。
 


 デジカメの充電用。

・お腹の薬。
 エジ下痢に襲われたら日本の薬は効かないというので、
 抗生物質、バクテリアを排出する下痢止めを処方してもらって
 持っていった。結局つかわずにすんだけど、お守り代わりに。

・マスクと軍手。
 マスクは機内の乾燥、ピラミッドの中、砂ぼこりのときに活躍。
 軍手もピラミッドの中で使用。


・懐中電灯
 やはりピラミッド内や暗い遺跡内ではあったほうが便利かも。
 私が買っていったのは軽くて安い300円くらいのもの。


・日焼け止め、サングラス、帽子、ショール
 冬なのにルクソールやアスワンの暑かったこと!
 気温というより日差しなので、
 ネットで紹介されていた薄手の大判ショールが活躍した。
 頭からすっぽりかぶると日よけになって日傘より涼しかった。


・エジノート
 


 前にAちゃんにもらった、ハガキよりちょっと大きめサイズのノート。
 ネットで探した情報を書きとめたり、旅行中は日記をつけていた。


こんなところでしょうか。




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エジプト9日目(最終日~日本へ)

2009-12-26 22:10:29 | エジプト


11月29日、6時起床。荷物をまとめて最後の朝食を取りに行った。




通いなれた道と、




レストラン。




ブッフェの、



カットフルーツや生野菜のサラダは最後まで食べなかったけど、




その分、パンを食べた。


エジプトに来る前は、あまり食べられないだろうから「やせられるかも?」、最悪お腹をこわせば「さらにやせられるかも?」と思っていたのだが、

お腹はこわさなかったし、

ランチや夕食には、なぜかパンとライスと両方出ることが多く(炭水化物とり過ぎ)、1キロ太って帰ってきた( ̄□ ̄;)




ひんやりした空気。




お気に入りの、おなじみのメニュー。




ロビーまでの道。




敷地内マップ。広かったなぁ。



ロビー。


休日なのでバスもスイスイ。カイロ空港に早く着いたので、空港内の免税店でやっとエジプトのおみやげが買える、と喜んだ。

ところが…! トラブル発生!


チェックインどころか、荷物を持って入ることもできず、立ち往生。そのままの状態で2時間ほどたち、全員がイライラする中、ギリギリのギリでやっと飛行機に乗れることになった。

免税店を素通りして走って機内へ。

いや~~~~ん、こんなの初めて。



とにかく、乗れて良かった「大韓航空機」




さよなら、エジプト。




トルコの山々を超えて、


行きと同様、ウズベキスタンのタシケントで乗りかえた。


タシケントに着いたのはすでに夜。




ここで27歳の男の子が乗ってきて隣りの席に座った。


本当~~に素朴ないい子。あいさつしてニッコリしたのをきっかけに色々お話をした。

といっても、彼(R)は英語の単語がちょっとわかるくらい。

でも、身振りと手ぶりと絵でかなり通じたので驚いた。要するに魂で話が通じたとも言えるね。

楽しくていっぱい笑った。

Rはカラカルパクスタンという、タシケントから国内線で1時間半ほどの場所にある、ウズベキスタン領内の小さな共和国に住んでいる。

そこで、お父さんとふたりで小さなカフェをやっている。

祖父はロシア人、あと中国と韓国の血が入っている。

プックリした体型にチベット系のお顔、瞳はグレーだ。

5年前からお兄さんがソウルで衣料の染色の仕事をしているので(結婚して子供もふたりいる)、そこへ初めて遊びに行く。

自分は25歳まで結婚していたけど今は離婚してひとり。こどもは生まれる前に妊娠7カ月で亡くなった。


パソコンなど使っていなくて(話に出なかったし)たぶん国際線に乗るのも初めてなのだと思う。

機内食のパックのバターを「これはなに?」と聞いたり、機内で音楽を聴くイヤホンはどうやったら使えるのか聞いてきたくらいだもの。

それから「この飛行機にはスモーキングルームがある?」とも聞かれた。Rは毎日夕食後に1本だけタバコを吸うのだそう。

私が「世界中の飛行機が禁煙で、もしトイレで吸ったら警察につかまるんだよ」と言うとビックリしていた。

でも、本当にいい子だったの。

年齢を聞かれたけれど、「ダンナとムスコがいる」といって、年は言わなかった。

だって、たぶんRの母親と近いもの。せっかく楽しくフレンドリーに話しているのに急に距離を感じてよそよそしくなられても困るからね、あはは。



「お互いの国の人は何を食べるか」という話で使った絵。

Rはお寿司は知っていた。


あとRは「日本人はこれを食べる?」と



こんな絵をかいたので「アリ?」と聞くと、

「違う」といって、



この絵をかいた。



なので、私がカニをかいて「これ?」と聞くと、

また首を横にふる。


「グリーン」といって手をピョンピョンさせたので、



私がこれを書くと、「それだ!」と。


「最初のふたつはどう見てもカエルじゃないから!」と爆笑しあった。

あ~、楽しかったなぁ。

ソウルへ着いたとき「じゃあね、バイバイ!」と背中をバンとたたいて別れた。


苗字も住所も聞かなかったけど、Rという男の子に会ったことも、今回のエジプト旅行の重要な経験のひとつだったと思う。



こうして私の10日間のエジプトは終わった。

帰りの飛行機の中で「あー、またエジプト行きたいな。それも、できるだけ早いうちに」と思った。

まだ日本に帰りついてもいないのにそんな風に思ったのは、初めてだ。

エジプトは、私にとってそんな場所になった。


旅というのは旅に出ている期間だけの単なる観光なのではなく、

もっと「とても精神的なこと」なのだと思う。


何日間、そこへ行った、楽しかった。ではなく、

旅へ出る前と出た後では何もかもすべてが変わってしまう。

それくらい、

全細胞ひとつひとつ、自分の核である魂にまで深く影響するものではないかと思う。


今回のエジプトで、私は初めてそんなことを感じた。


そして、16回の長きに渡って、旅行記を読んでくださった皆さん、どうもありがとう。

旅行の話を聞いてくれる人がいたことは、この上なくうれしいことだった。

みんなのあたたかいコメントや励ましがあったから最後まで書き終えることができた。

本当にありがとう。





マクドナルドから見おろした夕暮れのナイル。




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エジプト8日目ー2(アレキサンドリア国立博物館と結婚式)

2009-12-24 22:59:50 | エジプト


白亜のアレキサンドリア国立博物館。

1F(ローマ時代)と2F(イスラム)、それに地階(ファラオ時代)に分かれている。




私が好きなのはやっぱりファラオ時代。


ここはフラッシュなしなら撮影OKだったので狂喜した。かなり薄暗くて撮りにくかったけど撮りまくった。やっぱり写真が撮れるのはうれしいな。




ハトシェプスト女王の胸像。かわいい。




この人は…




目玉がとびだしている! かわいい。




馬ヅラのアクエンアテン。




牛の耳をもつ癒しの女神、ハトホル。




若い兄妹、かな?




父と幼いむすこ。むすこ、ちっちゃい。




男とその家族のステラ(石碑)




アラバスター製のピラミッド。




色があざやか。




夫婦とこども。こども、ちっちゃい。お父さんのふくらはぎに手をまわしてる。




リアル。同じようなのがカイロの博物館にもあったなぁ。




3人。


そんなに時間がなかったのであまりゆっくりできなかったけれど、博物館、楽しかったなぁ。

そしてまた3時間かけて列車でカイロに戻った。

その帰りの電車はボロボロだった。行きとは全然ちがう。車両はかび臭く、椅子もガタガタ。トイレは戦慄を覚える汚さだった…


30分遅れでカイロに着き、地下のパピルス屋へ行った。私は買わなかったのだが、お店を出たあと、気持ちが悪くなった。

Mさんも「頭が痛い」と言っていたので、体調を狂わす何かがあの店にはあったように思う。


それから夕食。



エジプト最後の夕食はちょっと立派なお店だった。料理やデザートの種類も多かったのだが、味はお昼のシーフード屋さんのほうがおいしかったな~。


ホテルへ戻ったら、夜の10時前だというのになにやら敷地の奥がにぎやかだ。お祭りのような太鼓の音が聞こえるのでMさんと見に行った。


すると、



結婚式だった。






ひとしきり庭で大騒ぎした後、みんな建物の中に入って行った。




披露宴の前の新郎新婦。

「Congratulation!」と声をかけると、ふたりともニッコリ。


そして、ふたりは披露宴会場へ入って行った。


すると、式を仕切っていたエジプト人の支配人が私たちも会場に入れてくれた。ジーンズにパーカーっていう、ふさわしくない格好だったのだけどね。






それにしても、支配人によると、披露宴が終わるのは午前1時ごろなのだそう。ひょえ~~。小さな子どももけっこういるのに。


それから支配人は職務放棄して(!)、Mさんと私をホテル内のディスコに連れて行ってくれた。「友達がDJやっているんだ~」と。

ただ、私たちは荷物整理があるので、ほんの15分ほどお店にいただけだけどね。


でも、思いがけずエジプトの結婚式が見られて楽しかった。


さあ、明日はとうとう帰国だ~。



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