ruruBの極楽な日々

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セミナーと「サラの鍵」と忘年会

2011-12-29 23:32:52 | 映画

今日は大忙しな一日だった。

10時から12時までアカシックリーダーで小説家でもある如月マヤさんのセミナー。
今回は、まず今生の誕生直前の状態まで戻った後に、今生の命を終えるところまで体験し、そこから現在へ戻って「ではその終末を迎えるために今後できる第一歩は?」を自問するという、壮大な私的アカシックツアーのようなプログラムで、とてもおもしろかった。

私の場合、次のような展開だった。
扉がいっぱいある巨大な白い宇宙船の内部→暗がりのトンネルを落ちて行く(おそらく誕生のとき)→高速で死ぬ地点まで→「あ~、楽しかった!」と楽しいイベントを終えたときのようなすがすがしい感覚、でも心残りがあるとすれば…(具体的にはここでは割愛)というところまで体験できた。「なるほどね」と納得できたこともあったし、気づいたことも色々あった。今日体験したことをこれからのより良い人生のために生かしたいな。

それから、Mさんに教えてもらった池袋のおいしいパン屋さんTAKASE(タカセ)でランチした。
選んだパンは、奥が全国ご当地パンコンテストで会長賞を受賞したキャラメルナッツデニッシュ。手前も同じく会長賞の池フクロウパン。デニッシュは甘さ控えめでくるみの香ばしさが効いていて、池フクロウパンは意表をついたひじき入り和風惣菜パン、どちらもおいしかった。このあと、もう一個食べられそう、と紫イモのアンパンを追加で買って食べた。

その後、銀座へ移動し、友達2人と待ち合わせて映画を観た。
東京国際映画祭最優秀監督賞&観客賞をダブル受賞した「サラの鍵」という映画だ。



パリに住むアメリカ人女性ジャーナリストが1942年のフランス政府によるユダヤ迫害のことを調べるうちにサラという少女の人生の真実をひも解くことになり、その体験によって自身の運命も変わっていくというストーリーであった。

どこかに正悪を決めつけたりせずに常に公平であろうとする監督の姿勢によるのだろう。重いテーマでありながらも決して重苦しい救いのなさに沈むことなく最後まで観ることができた。

また、フランス映画にありがちなグダグダ感がまったくなく、2時間の上映時間が短く感じられるほど上手に作られていたのが良かった。

この映画は私が今年観た映画の中でもベスト1だったと思う。感動した。

夕方から友達1人が合流して、有楽町の「楽蔵うたげ」で忘年会をした。

このお店は全室個室でお料理もおいしくて気に入っている。また、JRの線路に面したビルなので窓際の個室は走る新幹線が真横に見えるのも魅力的だ。

忘年会も今日で終わりか。あと2日で今年も終わりだなんて、何だか実感がわかない。

実感がわかないまま来年になりそうだな


箱根

2011-12-28 23:12:42 | 旅行

一泊で箱根に行ってきた。

快適な新型ロマンスカーで箱根湯本まで行き、そこから登山鉄道で約40分。箱根は寒い、と完全防備で行ったのだが、そこまで寒くなく、むしろ東京と同じくらいに感じた。

案内されたのは3つのベッドと8畳の和室の、2人にしては広すぎるくらいの部屋でうれしかった。

さっそく温泉、夕食、飲みながらしゃべって再び温泉、これを極楽と言わずしてなんと言おう。

翌日はバスで20分ほどのところにあるポーラ美術館へ行った。



山の斜面に沿って建てられている、すごく素敵な美術館。レオナール・フジタ展(藤田嗣治)をやっていた。

今年の8月に存在が知られていなかった油絵37点が見つかり(遺族から買い取っていた個人収集家がポーラ美術館に寄贈を申し出た)ニュースになったが、その作品も展示されていた。











小さな職人シリーズ 「守銭奴」



今夏見つかった中の一枚

こうして見るとあまりかわいく見えないが、実物はどれも個性的でかわいかった。

私が妙に惹かれて気に入ったのは「守銭奴」


ブライス忘年会

2011-12-26 23:11:34 | おいしいもの

ブライスつながりの友達3人と恒例の忘年会をしてきた。

みんなが出てきやすいところ、ということで自由が丘で会うことが多いのだが、今回はネットで人気なタイ料理のお店「クルンサイアム」で。前にお昼のランチには来たことがあるけれど、夜来るのは初めてだ。

7~8種類のお料理を頼んだが、どれもおいしかった。

私はこの写真の中央に写っているお肉つきの揚げパンを甘いタレで食べるお料理が気に入った。


それから駅前のお茶が飲めるお店へ移動して、スフレを食べ、持ち寄ったブライスを取り出して写真を撮った。



数年前、ブライスに凝りまくっていたころに比べると全員あのころの熱情は消え失せているものの、こうして久しぶりに人形を持ち寄るときには「どの子を連れていこう」「何を着せて行こう」とウキウキするようだ。

私の場合、日ごろは放置しっぱなし、季節に応じて着替えさせることもなくなり、真夏に真冬のかっこうをさせたまま、なんてことも多いのだが。



たまにはかまってあげないとね。


メリークリスマス♪ 猫カフェ

2011-12-25 20:52:41 | 楽しかったこと

クリスマス・イブだった昨日は、友達と自由が丘に出かけた。「ohanaya」っていう人気のカフェでランチをして、プレゼント交換(♪)をし、予約しておいた猫カフェへ行った。

1Fは生後半年までの赤ちゃん猫、2Fは生後半年~1年までの猫がいるのだが、私たちは2Fへ。

広いスペースに10匹ほどの猫がいて、お客はほぼ私たちだけの貸し切り状態。寝てばかりいる赤ちゃん猫と違ってけっこう遊べたので、こちらにして正解だった。



この子はおとなしくて最初はなかなか打ち解けなかったけど、見た目がいちばんかわいかった。



友達が「中尾彬に似ている」というので「アキラ」と呼ばれるようになった猫。このように顔だちがブサカワなのだが、ここにいた猫の中でいちばん人なつっこく、最初からなついてきた。



ゴロゴロして招き猫状態になったアキラ。目をつぶると案外かわいい。



2Fにただ一匹いた生後2ヶ月の赤ちゃん猫。最初から最後まで元気に飛び回っていて、お兄さん猫に威嚇されていじめられてもちっともへこたれていなかった。







こんな風に手をあげて、あるいは丸まった状態でずーっと眠っていて、最後のほうでやっと起きてきた。下の写真に赤ちゃん猫が写っている。



クールな表情の変わった模様の猫。



哲学的な印象の猫。


1時間いたのだが、癒された。また行きたい。



夜、前日焼いておいたスポンジにデコレーションした。




こんな感じに出来上がった。

遅くなったので昨日は食べずに今日食べた。

そしてひと切れ、父のところへも持って行った。おいしそうに食べていたよ。


その妹

2011-12-05 23:48:21 | 演劇

シス・カンパニーの「その妹」を観てきた。

亀治郎と蒼井優、秋山菜津子と段田安則らが出演している。


出かける前に別の友達と電話で話していて、私は
「今日はこれからお芝居なんだ~。「その妹」っていう藤原竜也の出るやつ」
と言っていたのだが、これは間違いだった。完璧な混同で勘違い。

藤原君の出るのは来月観る予定の「下谷万年町物語」だった。

なので今日一緒に観た友達から
「え?今日は藤原君は出ないよ」と言われてときは非常に驚いた。

勘違いはさらに続く。

時は大正あたり。戦争で盲目になった画家(亀治郎)に献身的に仕える妹(蒼井優)が周りの助けを得ながらも
どうにもならない運命に翻弄されていくという、あまり救いのない話であった。
亀治郎の卑屈でウジウジしたところや、兄を必死に支えようとする蒼井優のけなげな演技はとても上手かったのだが
話自体に感動するようなエピソードがなく、観終わって元気になるというよりも、元気を持って行かれたような感があった。

その後お茶を飲みつつ談義したのだが、以下は私たちの無知による壮大な勘違いの会話である。

私「武者小路実篤って途中で盲目になったんだね、知らなかった」
F「うん」      ←2人とも「その妹」は武者小路実篤とその妹のことを書いた話だと思っている。
私「武者小路実篤ってさ、確か、ほら、あの高度成長期の昭和の時代にどこの家の玄関や部屋にも
  飾ってあったような絵の人だよね。柿とかカボチャとか。静物画に、筆文字でひと言添えてある、みたいな」
F「ん~??」
しばらくして、
F「ああ、わかった。相田みつをの「人間だもの」みたいな感じの絵ね、あったあった」
私「そうそうそう!」 「ってことは、ああいう絵は目が見えなくなる前に描いたのかね??」
F「う~ん」
私「そういえば、主人公の名前は『野村』だったよね? ってことは、武者小路実篤っていうのは本名じゃなかったんだ」
F「うん」


そして家に帰ってちょっとネットで調べたら顔から火が噴いた。

武者小路実篤は白樺派の小説家で詩人で画家であり盲目にもなっていなければ「その妹」は彼の小説だったのである。

武者小路実篤が本名だし。

恥ずかしすぎる。すいません。