京都五山の送り火の中継がなされていた。この行事のため多くの人が山に登り準備実施していることが放映されていた。今や京都の一大観光行事。
お盆に迎え火で穢土の世界に帰ってきた霊をまた浄土に送り返す。
大文字の火のみならず、三途の川を渡ってもらう船形というのもあるのだね。
昨日、終戦74年の全国戦没者追悼式があり、天皇陛下が「深い反省の上に立って再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」というお言葉。あいかわらず安倍総理から反省の弁はない。NHKの番組で昭和天皇が第二次大戦について深い後悔の念と反省の気持ちを持っておられたことが宮内庁長官との会話録が発見され、そのお気持ちが強かったことが明らかになったらしい。国民にそのことを発表したいと思われたが当時の吉田総理が折角、復興がはじまろうとしているのに余計なことを言わないでほしいととめたらしい。戦争責任を問われたり天皇退位論に火が付きかねないとの危惧だったらしい。
安倍総理はしらっと日本に原爆を落とした国の好戦的な大統領と仲良くしており、核廃止の先頭に立とうとしない。
西日本新聞に原爆短歌が紹介されていた。
友探し原子野さまよふわが傍をしかばね積むリヤカーいくつか過ぎにき
母は死に抱く子は生きて乳探るを見しがその後の生死を知らず
瓦礫の下に救ひ求むる声あるにすべなく過ぎき今に夢見る
瓦礫積み立ち木くすぶる浦上の人かききえし静寂をゆく
欲る水をいくたびわれは拒みしか愚かに兄を生かさんとして
などなど原爆歌人の歌。なまなましく悲惨。
アメリカや北朝鮮の指導者は核兵器を使っても自分だけは助かると思っているのだろうか?
海外での戦没者は240万人にのぼり、帰還した遺骨は112万柱。北はロシアから南はニューギニア、モンゴル、中国、インドと遺骨分布図。戦争の無謀さと政府の無責任ぶりが目立つと社説に。かつて報道機関が軍部に加担。深い反省とともに平和死守を私たちの誓いとしたいと論説主幹は述べているが・・・・・・・・。
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