サクラの時節になると日本人はなぜかくも浮かれて動き出したくなるのであろうか。まるで春の気配を感じて地中から虫たちがはいでてくる啓蟄の時期のように!今年は開花の時期も早く、天候も曇り雨が続いたりでやきもき。今日、福岡舞鶴公園あたりではもう散り始めか。
去年の春は4月初め、南熊本方面、軽キャン車中泊ツアーだったが今年は桜と空模様をにらみながら武雄、伊万里方面へ出かけた。10年前写真クラブでのバスチャーター撮影ツアーで桜の開花が遅れ、がっかりした武雄の円応寺や馬場の山桜。日程を延期すればよかったのだがまあ遠足と思えばいいかという理屈ででかけたものだ。そのリベンジをかねて、さらに以前から頭の片隅に残っていた松浦線、浦の崎駅、別名桜の駅をメインターゲットに28日早朝出発。
高速九州道,武雄北方ICをおりて8時40分頃着。駐車場は細い道を上がったところにあった。人影は3^4名。新1年生をつれて記念撮影に来ておられたおかあさんに許可をいただき、被写体に。この寺の桜は高さのあるトンネル桜が特徴。小一時間高さを表現すべく撮影。
その後、馬場の山桜にむかう。赤穂山トンネルをぬけたところに赤穂山八天桜という桜の名所。池に散り始めの花弁、そのさきに桜並木が映り込んできれいだった。
武内公民館へむけて車を走らせると数分で右手に「馬場の山桜」の案内板。しばらく上ると道沿いに車の駐車列。留めて山手に歩くと広大な黄色の菜の花畑へ。その先に山桜が満開、女性カメラマンたちが歓声を上げていた。
花の中太き一樹は山桜(桂信子)
早速バチバチ。黄色の菜の花をどうからませるか、堂々たる山桜をどう表現するか。小一時間撮影、とりあえずリベンジ完了。
10年前はこの後ジラカンス桜や庭木ダムに出かけたが、今回はメインが伊万里、松浦線、浦の崎駅。近くの波瀬公民館にナビ設定して1時間余りで到着。駅は無人だがまさに桜に覆われている。ファミマ横の空きスペースに車をとめ、歩いて駅へ。
ホームに花見をかねて座り込んでいる家族もいる。もちろんカメラマンもスマホをかざした女性たちもいっぱい・・一句。桜満つ無人の駅に子がはしゃぎ・・
伊万里、佐世保間、1時間に上下1本ずつくらい到着する。主役は桜、列車は片隅に置く。桜のトンネルをくぐって列車が入ってくる。ばちばち連写。乗客もちらほら。
また夜来るとして平戸まで1時間ほど、、赤い大橋と桜をみるべく出発。桜はほぼ終わり、城周辺も同様。観光協会に出かけたが発見できず。
5時過ぎ浦の崎駅にもどり、以後夜桜と列車のコラボ写真チャレンジ。寒い。
ダウンジャケットを着て8時2分の電車を撮影して終了、駅前のファミマへ。
オーナーの了解をとり車中泊、島津亜矢を聞きながらワンカップ大関、ほっとするひと時。撮った写真を見直したりして10時ごろ就寝。導眠剤を飲む。だが余りの寒さに夜中目が覚め、ダウンを着て寝る。朝睡眠不足。コーヒーで眼をさまし朝の桜の駅撮る。
7時45分、武雄方面にむかう。途中鍋島の里の表示、よらずに道の駅黒髪の里に九時前着。トイレ得休憩の後、西九州武雄新幹線駅にむかう。駅先の駐車場、1時間100円。入場券170円でホームへ。
かっこいいカモメ号が。同じホームに博多駅からの特急が到着。乗客がおりてすぐ横のカモメ号にうつる。移動はスムースなようだ。
妻に土産を買って、つぎは武雄温泉楼門にむかい、そして温泉につかる。10時半、元湯500円で温泉につかる。6時半から24時まで営業している。いい湯だ。至福の時。眠気もとけてサッパリ。リンゴジュースがうまい。12時前、家路につく。下道34号線、家まで2時間ちょっとの距離。走行300kmでした。
今回の1泊軽キャン車中泊ツアーは完了。妻の声、年寄りはうろうろしたら危険がいっぱいよ!!!
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