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181119 九博ボランティアの館外研修で北九州へ。なかなかの1日でした!!

2018年11月19日 | ボランティア

 九州国立博物館のボランティア5期生として活動をはじめて1年と7か月を経過、勝手もわかってそれなりのペースで参画できている。1期3年で4期生の継続組と5期生150名余りでざっと300名近いメンバーが九博のパートナーとして自主的に無償で博物館活動の支援に携わっている。

 私は第一志望で環境部会、第二志望で展示解説部会で一昨年申請してあまり理解しないまま環境部会に籍をおいたわけだが要するに九博が展示、収蔵している文化財を保護する業務を主管部門の科学科の指導の下、側面から応援しているということになる。欧米では文化財保護従事者はシーダーと言われる専門職である。

 IPO(統合的有害生物管理)という化学物質を使わないやり方で文化財を保護する活動の日本での最先端博物館が九博というわけである。

 そんなわけで9つある部会がそれぞれ自主企画で館の外に出かけてボランティアとしての資質を高めようとするのが年1回行われる館外研修ということになる。企画内容がチェックされ合格した部会が館外研修でき、大型バスのチャーター代などを九博が支援してくれる。

 ということで昨日日曜日、33名の参加で北九州にでかけた。8時半、二日市を出発、太宰府ICにのって北九都市高速をへて9時半最初の訪問先に到着。閉館になった黒崎のスペースワールドそばの北九州市立いのちのたび博物館。集合写真をとったあと会議室で館のスタッフより説明をうける。事前提出の質問への解答という形の展開。

 この博物館は40数億年前の地球誕生から現在に至る自然と生命の歴史を約4500点の実物を標本やレプリカでわかりやすく紹介されている自然史ゾーンと中国、朝鮮に近い北九州地域の歴史や人々の暮らしの変遷を約1500点の歴史資料をもとに展示紹介されている歴史ゾーンの二つにわかれてゾーンニングされている。

子どものみならず大人も興味をもってみれるよう随所にわかりやすい工夫がなされ、大変興味深かった。

 北九州についての知識は意外とうすく今回はあらためて存在価値をみなおした。新日鉄のOBとおぼしきシーダーさんの熱っぽく解説してくれる姿勢にも感化されたきらいがある。

 

恐竜などの標本展示やタイムスリップできるような白亜紀のゾーンなど子供たちには大喜びするだろう。

しかしこんなリアルな標本を作る会社もあることにおおいに感心した。

生物標本など多くあることからこの博物館でも搬入時のガス燻蒸や定期的なトラップ設置などでIPM活動も学芸員さんたちが自らやっておられるとのこと。

イベントなども随時企画実施され入館者の維持拡大に努力されている。今も箸と和食の文化史と称して食のたびイベントが行われおり、利きダシなどやっていた。年間60万人ほど来館者があるとか、じっくり楽しむには1日かかりそうな充実カツわかりやすくおもしろい博物館でありました。12時半、小倉にむけ出発、13時、あるあるCityに到着、1Fの居酒屋で海鮮丼の昼食、他部門との交流もかねた楽しいひと時でした。

 いつも思うがボランティアの面々、ユニークで愉快な人が多い。やはりそれなりの人が集まっている感じではありますね。14時、次の研修先は同ビル6Fの北九州市漫画ミュージアムにむかう。

ここの名誉館長はあの松本零士さんだがこのミュージアムは市をあげて北九州市を世界をリードする漫画の王国にしようと取り組んでいる。

北九州出身の漫画家は200人ほどいるらしいが閲覧できる蔵書は5万冊をこえ自由で気楽な雰囲気で漫画を楽しめる仕掛けになっている。

 

漫画の過去、現在、未来がわかる殿堂であわせて未来の漫画家を育てる人づくりの場にもなっている感じだね。

一角で漫画のスキルアップ講座も行われていた。

出席メンバーのひとりが私は幼少期教科書というより漫画でほとんど学んだ感じでしたと述懐していた。

 有名作家の漫画の原板他を22世紀にまで残すための収蔵庫も見ることができたがここでもIPM的発想での取り組みが行われていた。16時まえ研修を終了し一路筑紫野に向かう。参加者の感想を車内で交換しながら18時まえ二日市に到着。有意義な1日ではありました。また原点にもどって頑張ることにしましょう!

 


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