新型コロナウイルスの緊急事態宣言も解除され、昨日今日と各地で人流が増えただろう。しびれを切らして老若男女、動き出すにちがいない。リバウンドもくそもないという感じだろう。
その一人として10月最初の日曜日、6月にでていらい欠席していた二日市の椿崋山武蔵寺、九州最古のお寺での般若心経写経会に出かける。9時に出る予定でいつもの写真撮りのスタイル、ジーパンにTシャツ、それにポケットが4つついたベストをきてでようとしたら「そんなきたならしいカッコででかけないで」と妻からクレーム。
(庭の山茶花が咲き始めた)
65歳で完全リタイヤしていらい、ファッションにはとんとお構いなしでジーパンをベースにラフなスタイルで通してきた。いまさらどうでもよいと言った感じ。天神アクロスでの九州シニア大学(月1講演会)に通っていたときはブレザー&スラックスなどで出かけたが軽キャンにのって車中泊ツアーなどやり始めたらスーツを着ることは皆無になった。
結局、丸首のベージュのTシャツに今年一回も着なかったメッシュの紺ブレザー(暑くなりそうだったので)そしてジーンズをはいて、車に乗ったのは9時25分、写経は9時40分には写経堂に入る必要がある。ジャスト9時40分について、芳名帳に書いて墨をすって、本殿での写経浄行会9時55分に間に合った。
ヤレヤレである。私はどうでもよいと思うのだが妻は小さい頃から墓参の時はコレ、御呼ばれの時はコレなど要はTPO、ふさわしいいでたちをせよとしつけられたようだ。まあTPOは当たり前の話だが人に不快な思いをさせないレべルなら自由でいいと思うのだがね・・・
男4人、女8人、12人の参加の写経会。通いはじめてほぼ10年近くなるはずだが262文字の般若心経の言わんとするところはあらゆることが無であり、常ならない無常(変化が当たり前)であり、こだわりの心を捨てよということ。食事のうまい、まずいも一時のこと、多い少ない辛い甘い、いちいちケチをつけなさんな、人の美醜もいつまでも続くわけがない。どんな美人もトイレにしゃがんでおならをしてウンチをする、歳と共に腹も出て皺やシミがふえる、どうしようもないこと。そんなわけでこだわりの心は私からは大部カットされてきて今朝のような体たらくと言うわけ。
しかしファッションについては余計な迷いが出ないように四季にあわせて、スタイルもきめておけばもっとスムースに生活できそうだとは思う。余計な衣類はすてて少々改革をしてみましょう・・・・