世界一安全で清潔で心優しいヒトであふれているにっぽん!と、もし世界の人がそう思っていたら間違いかもしれない事件事故が頻発している。アメリカの銃乱射事件はもはやめずらしいことではないような印象をうけるがまあ日本においても自分の身は自分で守る、まわりには狂人が潜んでいるとかんがえながら生活していかねばならないのだろうか
カリスタ学園という加害者には因縁のあったとされる学校にターゲットを絞って計画的に無差別殺傷をおこない、わが首も包丁でつきさし自害してしまった犯人の50男。これから結婚もできない40,50男が増加の一方とされる日本、こころが鬱局した引きこもりが周囲に増えることを思うと暗澹たる気持ちになる。いつ凶器と化した車が飛び込んでくるかもしれない、いつ出刃包丁をふりまわした狂人が襲ってくるかもしれない末法のニッポン。いやいや、これはほんとにひと握りの特別な事例でほとんどに日本人は善良そのものだと言い切れるか?
26日の日曜日、小3孫の運動会をみながら、皆元気に運動会を楽しんでいそうにみえるが個々の家庭はそれぞれの事情を抱えているに違いない。自助、共助というか社会全体で子供たちを育てるという昔の地域社会の再現が必要かもしれないね。個人情報とやらが共助の壁を作っている。
数年ぶりにイオンシネマ筑紫野で映画を見た。孫娘から依頼された廃棄物をクリーンセンターにもっていったかえりイオンに立ち寄った。北九州出身の時代小説家佐伯泰英のヒット作、「居眠り磐音」佐伯時代小説は累計6500万部を超えるという。べらぼうな数字だね。
映画化されると意外とつまらないというか小説は想像力を働かせながら読むので面白いのであって映像化には限界がある。居眠り剣法をどう映像化するか、また松坂桃李がどう演ずるか?チケットの自動販売機で座席も自分で指定して購入、いままでの窓口の女性は零。合理化で大変だね。入り口で120ページの小冊子をくれた。佐伯泰英さんが映画化にあたり特別に書き下ろした小説「闘牛トオリ」、映画の脚本、元木監督と主役の松坂桃李の対談がのっていた。
シアターでみる映画は何と言っても音響効果がちがうしセリフの息遣いも耳にくっきり入ってくるのが一番のちがいですね。2時間弱、世間のわずらわしいことをわすれさせてくれました。アカデミー他、日本映画の評価や俳優の評価も高い昨今、それらがうなづける内容ではあるね。シルバー料金1100円、価値がありました。月1くらい見てもよさそうだ。