百貨蔵のママさんの勧めで、Nさんという最近、自らのエッセイを書籍化した女性をなかだちに、彼女の本のデザインほかを担当されたDさんという編集長?とアジア美術館でお会いすることになった。9時すぎ太宰府駅近くに車を駐車して天神にむかう。約束の10時半まで20分ばかり時間があったので例のホテルオオクラそばの文字フェンスから写真を撮りに行く。
2Fから下を通る赤い服をきた女性を文字の間にいれてとるつもりだがなかなか思うような人は通ってくれない。
とりあえず男性サラリーマンが通過したので撮る
なかなかカラフルな女性は来ない
あきらめてアジア美術館の7Fへ。カフェは営業停止中らしい。電話で早めに行ってお待ちしてますとNさんは言ってたが?うろうろしているとYさんですかと男性に声をかけられる。Dさんだった。挨拶をかわし芸術作品のような椅子に腰かけてしばし歓談。Nさんがあらわれてカフェコーナーのテーブルに移動して、私のコピーしたブログ記事(企業戦士は今?)や軽キャン車旅日本一周の軌跡など原稿原本をDさんに見せる。これだけ整理できてるならちょっと手を加えたり省いたり読みやすくすればすぐいい本ができますよということ。
Nさんいわく、そのあたりの手の入れ方がDさんは超一流よというわけ。Nさんも出版社経由だと100万以上かかるといわれたらしい。とりあえずは昼は百貨蔵で皆一緒にとることにしてDさんがこれから書の展示会をしている松田さんにあいにいきましょうという。8Fにあがる。松田朴伝社中展。なにやら赤いTシャツの松田先生のお弟子さんたちの展示会らしい。
Dさんが私とNさんを先生に紹介。いろいろ書道についてうんちくをお聞きする。どうやら世界的に活躍しておられる墨象パフォーマー、佐賀県出身、宗像市在住の書道家と後で知る。赤と黒は松田先生のトレードマークとのこと。胸にはアイラブユーを具象した文字がプリントされている。書はどんなものにもどんな道具ででも感性のひらめきにおうじて書きたいように書けばいいとおっしゃる。作品になるかならないかの境界線はバランスだとおっしゃる。お弟子さんたちの作品はユニークでおもしろいのがづらっと並んでいた。今も世界中からオファーがひっきりなしで外人のお弟子さんも多いらしい。こんな立派な先生とは思いもよらなかった。しかし気さくな魅力的な人だ
ところでDさん、かわす話の中でどうやら私が現役時代、地元の大手の印刷会社の関連会社のデザイン部門の役員であったことが判明。縁はいなもの、人生は出会いの総決算、邂逅と謝念とはよく言ったものだね。今日はNさん、Dさん、松田先生との知遇を得て、おおいなる人儲けをさせていただいた。