Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

日本も負けてはおらぬ 『 尾州ウール 』 made in Japan

2018-01-28 18:13:03 | 裁縫
世界各国にはたくさんの毛織物があります。

代表的なものでいえば 英国御用達のハリスツイードやカラフルな色合いのアイルランドのアヴォカなどなど。

紳士のコートやジャケットを見ると高級ウールたちはまだまだたくさん

だが、しかし!! 日本製の毛織物も負けてはおりません。


今回はこちら。

      尾州ウール(BISHU WOOL)でございまふ

   

    たくさんの色や柄がありますがオイラは渋めをチョイス

当然こちらも お財布に優しくないお値段となっておりますよ

  尾州ウールは日本が世界に誇るウール。

愛知県西部の尾州地域は世界でも有数の毛織物産地として知られているそうな。

世界的に有名な毛織物ブランドとも引けを取らない高品質な素材として、海外の有名ファッションブランドでも服地として多く採用されているそうな。



前回ブログに掲載したフエルトアップリケや蜂の刺繍を施した茶色の部分も『 尾州ウール 』を使っています。


日本にはまだまだ伝統毛織物がたくさんあるね~


オイラは自分が取り扱う布地には一応こだわりをもっておりやす。

こだわりというより知識かな。

ハンドメイドや布地に興味のない一般のヒトからみたら『 布地なんてどれも一緒 』『 素材なんて気にしたことない 』という方もおられるでしょう。

ですがハンドメイドサイトをよく利用しているお客さんは素材を気にする方が多いということです。

デザインや機能性ももちろん重視されますが、素材で決めるこだわりをもった方も多いというのもあるのですよ。



例えば素材に『 帆布 』と書かれてあっても帆布にも厚みが色々あり、それぞれ号数によって違うのです。

実際に自分が使用してわかったことですが、同じ号サイズの帆布生地でも色の染め具合によって厚みや手触りが変わってくるのです。

コットン・コットンリネン・ハーフリネン・ローン・ツイル・オックス…糸の織り方や種類は数知れず

ハンドメイドを始めた頃は『 素材 』なんてチンプンカンプンで全く分かりませんでした。

自分が取り扱っている 品なのにお客さんに質問されて答えられないようではダメだ!!!と思い、多少なりにも知識を身に付けました。

当然 商用利用の禁止のルールも勉強しました。

    販売目的に使っちゃいけない生地があるのよ~ バザーでもダメなのよ~

知ってか知らずにか禁止生地を使っているヒトも時々見かけるけれども、それを購入したお客さんは騙されたようなもの。

それは、作り手の責任だと思うよ

なのでオイラは『 製品にしてよい生地 』か分らない時は手を出さないし、どうしても使いたい時は直接メーカーへ問い合わせることにしている。


ハンドメイドを始めて数年…分らないことも多いが、ちょっとずつ知識が増えた。


    生地購入して何度も失敗しているからさ!!!


失敗するたびに知識は増えた…  最初は布地をネット注文した時に届いた商品見てビックリの繰り返しだったからさ

    USAコットンとかローンも厚みがある事知らずに注文してみたら…生地がテロンテロンとかね


今は失敗も肥やしになっておる

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