Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

新月、黄金色の瞳を持つセイレムを見送る

2017-07-04 17:21:00 | パセリ & セイレム(工房の猫たち)
肝っ玉母ちゃんパセリ同様、喫茶店経営時にはお客さんに愛され看板猫だった仔。

家族みんなに愛され生涯『 お嬢 』だった セーちゃん



6月23日に亡くなり、パセリ母ちゃんや先に逝った兄弟たちのもとへと旅立っていった。


翌日、 パセリが眠る隣りに埋葬することになった。

パパさんたちが穴を掘った。甥は数年前のパセリを埋葬した時と同じように泥だらけになりながら掘った。あの時と同じように…。


パセリを埋葬した時にママさんは 天然石を数個一緒に埋めた。


ひとつ、ひとつに意味が込められた天然石。

それをママさんや私もすっかり忘れていたのだが…甥が何を思ったか突然言い出した。


    パーちゃんの時は石を埋めたからセーちゃんにも


   ママさんと私 : 何を言い出すのだ???


数年前にもかかわらず甥はその天然石に込められた石の意味もすべて覚えていたのだ。

パセリと共に埋める時にママさんが甥に説明していたのを数年経った今も覚えていた。


それを思い出したママさんは セイレム用の天然石を数個用意して一緒に埋めることにした。


たくさんの花・おやつ・天然石・皆から愛された記憶・皆の感謝の気持ちを持ってパセリのもとへ…。




      セイレムを見送った日はちょうど新月だった


数年前、パセリを見送った日は『 スーパームーン 』だった。



6月21日の セーちゃん


   

   

   

この二日後に…。

眼にもチカラがあり、とてもきれいな黄金色の瞳



セーちゃんは生きている時にいつ死んでもおかしくない出来事が事故も含め何度もあった。


それでも凄まじい強運と生命力で何度も復活した。

パセリと同じようにセイレムは死なないと思っていた。

それはママさんも思っていたそうだ。




    セイレム、生まれてきてくれてありがとう

   パセリの仔としてここに来てくれてありがとう!!!

   楽しい時間をありがとう!!!

   また皆で戻っておいで



やっぱり感謝の言葉しか出てこなかったよ。





心配性のパセリがきっと迎えに来ているはずだったからセーちゃんが昇ってゆくのに私は心配はしていなかった。

それでも、いつまで経ってもコロコロした仔猫のような愛らしいセーちゃんにもう会えないのだと思うと…どうしても涙が…ね。



土をかけられ眠りにつこうとしているセイレムにママさんが セイレム!!ここでの生活は楽しかったね~ と笑って話しかけていた。

楽しい思い出ばかりを持って逝ってほしい

ママさんはパセリの墓石に新たにセイレムの名を刻むと言っていた。


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