アトリエ&工房の守り猫だった セイレムが旅立ってから、セイレムをお世話していた兄貴の事もしばらく気になっていた時期があった。
セイレムの体調が悪くなってから工房で仕事をしつつ睡眠もそこそこで見守りを続け、最期までの数日は交代で睡眠をとりながらセイレムを見守ってきた。
私が居た時にセイレムの異変を感じ兄貴に知らせ最期を迎えられたものの、涙も全く見せず愛猫が居なくなった心の穴はどれほどだったのかと…。
しばらく経って甥(小学生)に兄貴の様子を聞いた。
あれから兄貴は変なこと言いだしてないか?
甥 : うん、まだ変なこと言いだしてないから大丈夫やと思う。 何かあったら知らせるし
そうか『 まだ 』ね…
甥はどうやらママさんにも私と同じことを聞かれたそうだ。
兄は職人であると同時に良く言えば芸術家肌特有の独特の『 なにか 』がある人物なのだ。
なので甥も幼き頃から兄(自分の父親)のことを『 普通の父親 』だとは思っていない。
甥も成長し手足が急激に伸び サマーウォーズのカズマのような少年になった
なぁ~お前にとってアイツ(兄)って父親なん?
甥 : 友達の家にいる普通のお父さんとは違うし~ 友達とも違うし~ よくわからん人って感じ
あぁ…あの人(兄)日光とかに照らされたり、大勢の人前に出ると『 溶ける人種 』やからね
甥 : マジで!?
ここでママさん参戦。
ママさん : あら、知らなかったの? あなたのお父さんは溶けるんやで 世の中には吸血鬼みたいなそういう人種もいるのよ
甥 : ニヤニヤ ふふふ (嘘だと気が付いている)
アンタも半分その血が入ってんねんで これマジよ
甥 : 普通じゃないのは○○ちゃん(私)もやん
ほぇ
【 とある日の食卓で出口の見えないツッコミのない三人の小芝居が終了 】
それでも父と息子は色々なことを話し普通とは違う不思議な良い関係を築いているのだ。
夏休みが終わる直前や直後には学生たちの自殺が多いと聞く。
様々な理由があるだろうが『 そうするしかなかった 』のだとも思う。
私もこれから難しくなるだろう年頃の甥を見ているが、普段からそういった話や大人の話もして現実を聞かせている。
もちろん9月1日前後には自殺が多いのだという事も今回夏休みがあける前に話をしている。
『 自殺はダメ!そうするまえに誰かに相談して!』とは聞くが、もうね~心が切羽詰っていっぱいいっぱいだと『 誰かに言う 』ということすら思い及ばないのよ。
『 視野をもっと広げて!』とは聞くが、学生にとっては『 学校 』というマッチ箱のような小さな世界が今の置かれた自分の全てなのよ。
『 両親や友達に悩みを打ち明けて!』とも聞くが、色々な環境や状況が邪魔をしてこれが言えたら少しは楽になるがなかなか言えないのが現実なのよ。
『 こんなに悩んでいるなんて気が付かなかった 』とも聞くが、SOSを出していても本当に気が付かないこともあるがそれを必死で隠している子も居るから気が付かないのも当然あるのよ。
ここで思うのは 普段から自分の子供たちと話をすること だと思う。
親や保護者が仕事で忙しく家を空ける時間が長く子供と顔を合わせる時も少ないだろうが、まずは身近な者たちが頑張らねばならぬ。
ほんの些細な事でもいいので話をして『 子供たちが安心して話せる雰囲気 』をつくることも大事だと思う。
この『 安心して話す 』というのが難しいのだけれどもね
子供たちは自分が話す内容で同意が欲しいわけではないのだが否定されたり・拒絶されたりすると怖ろしくなって、以後『 話さなくなる・話せなくなる 』ことも多々あるからね。
私は甥には普通子供には話さない大人の事情やら、人種や男女差別・同性愛、死に対してもエグイ事も平気で話す。
こういったことを普段からちょっとずつ話しているので甥自身に困ったこと・悩みがあれば時々一人でスッっと私の部屋に来て話し始めるのだ。
ですが、もしなにかを決断しなければならない時は話を聞いて助言や相談にのっても親や保護者の方は『 こうしなさい・ああしなさい 』とこちらが決めてはいけません。
必ず 最後は自分で決めることが大事です。その答えを自分で出せないのなら出るまで待つのです。 長いですがね
お前の人生じゃ 私は自分の人生も保障できんのに、お前の人生に保障なんぞできん お前自身が決めろ
と自分の人生に対する責任は自分でとれ、誰のせいにもするなと。
一見すれば突き放したような言い方だけれども彼に対しては私はこれで良いと思っている。
この妙チクリンな (叔母)(甥)の関係性は不思議な微妙な立ち位置となっている。
独りで抱え込んでいる子どもたちが少なくなれば良いと思う夏休み明けであった。
セイレムの体調が悪くなってから工房で仕事をしつつ睡眠もそこそこで見守りを続け、最期までの数日は交代で睡眠をとりながらセイレムを見守ってきた。
私が居た時にセイレムの異変を感じ兄貴に知らせ最期を迎えられたものの、涙も全く見せず愛猫が居なくなった心の穴はどれほどだったのかと…。
しばらく経って甥(小学生)に兄貴の様子を聞いた。
あれから兄貴は変なこと言いだしてないか?
甥 : うん、まだ変なこと言いだしてないから大丈夫やと思う。 何かあったら知らせるし
そうか『 まだ 』ね…
甥はどうやらママさんにも私と同じことを聞かれたそうだ。
兄は職人であると同時に良く言えば芸術家肌特有の独特の『 なにか 』がある人物なのだ。
なので甥も幼き頃から兄(自分の父親)のことを『 普通の父親 』だとは思っていない。
甥も成長し手足が急激に伸び サマーウォーズのカズマのような少年になった
なぁ~お前にとってアイツ(兄)って父親なん?
甥 : 友達の家にいる普通のお父さんとは違うし~ 友達とも違うし~ よくわからん人って感じ
あぁ…あの人(兄)日光とかに照らされたり、大勢の人前に出ると『 溶ける人種 』やからね
甥 : マジで!?
ここでママさん参戦。
ママさん : あら、知らなかったの? あなたのお父さんは溶けるんやで 世の中には吸血鬼みたいなそういう人種もいるのよ
甥 : ニヤニヤ ふふふ (嘘だと気が付いている)
アンタも半分その血が入ってんねんで これマジよ
甥 : 普通じゃないのは○○ちゃん(私)もやん
ほぇ
【 とある日の食卓で出口の見えないツッコミのない三人の小芝居が終了 】
それでも父と息子は色々なことを話し普通とは違う不思議な良い関係を築いているのだ。
夏休みが終わる直前や直後には学生たちの自殺が多いと聞く。
様々な理由があるだろうが『 そうするしかなかった 』のだとも思う。
私もこれから難しくなるだろう年頃の甥を見ているが、普段からそういった話や大人の話もして現実を聞かせている。
もちろん9月1日前後には自殺が多いのだという事も今回夏休みがあける前に話をしている。
『 自殺はダメ!そうするまえに誰かに相談して!』とは聞くが、もうね~心が切羽詰っていっぱいいっぱいだと『 誰かに言う 』ということすら思い及ばないのよ。
『 視野をもっと広げて!』とは聞くが、学生にとっては『 学校 』というマッチ箱のような小さな世界が今の置かれた自分の全てなのよ。
『 両親や友達に悩みを打ち明けて!』とも聞くが、色々な環境や状況が邪魔をしてこれが言えたら少しは楽になるがなかなか言えないのが現実なのよ。
『 こんなに悩んでいるなんて気が付かなかった 』とも聞くが、SOSを出していても本当に気が付かないこともあるがそれを必死で隠している子も居るから気が付かないのも当然あるのよ。
ここで思うのは 普段から自分の子供たちと話をすること だと思う。
親や保護者が仕事で忙しく家を空ける時間が長く子供と顔を合わせる時も少ないだろうが、まずは身近な者たちが頑張らねばならぬ。
ほんの些細な事でもいいので話をして『 子供たちが安心して話せる雰囲気 』をつくることも大事だと思う。
この『 安心して話す 』というのが難しいのだけれどもね
子供たちは自分が話す内容で同意が欲しいわけではないのだが否定されたり・拒絶されたりすると怖ろしくなって、以後『 話さなくなる・話せなくなる 』ことも多々あるからね。
私は甥には普通子供には話さない大人の事情やら、人種や男女差別・同性愛、死に対してもエグイ事も平気で話す。
こういったことを普段からちょっとずつ話しているので甥自身に困ったこと・悩みがあれば時々一人でスッっと私の部屋に来て話し始めるのだ。
ですが、もしなにかを決断しなければならない時は話を聞いて助言や相談にのっても親や保護者の方は『 こうしなさい・ああしなさい 』とこちらが決めてはいけません。
必ず 最後は自分で決めることが大事です。その答えを自分で出せないのなら出るまで待つのです。 長いですがね
お前の人生じゃ 私は自分の人生も保障できんのに、お前の人生に保障なんぞできん お前自身が決めろ
と自分の人生に対する責任は自分でとれ、誰のせいにもするなと。
一見すれば突き放したような言い方だけれども彼に対しては私はこれで良いと思っている。
この妙チクリンな (叔母)(甥)の関係性は不思議な微妙な立ち位置となっている。
独りで抱え込んでいる子どもたちが少なくなれば良いと思う夏休み明けであった。