Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

工房の守り猫、セイレム逝く

2017-06-23 23:37:20 | パセリ & セイレム(工房の猫たち)
先週、先々週と セイレム痙攣発作を起こすようになった。

発作の原因は脳腫瘍によるものだ。


痙攣し口から泡をふいた。

二度目の発作の翌日、6月21日に仕事帰りにセーちゃんに会いに行った。


最初は座布団やちぐらで横になっていたが、ムクリと起きだしフラフラしながらもゆっくり歩いていた。

それでも眼は完全に失明したわけではないが、ほぼ微かに見え光を感じる程度。

私が会いに行った当日は発作が心配になり病院へ連れて行った日だった。

注射を打ってもらったせいで少しばかりいつもよりは調子が良くなったみたいだった。


それでも、この注射も一時的な効果であって、いつ効果が切れるとも限らない。



6月20日、セイレムのお世話係の兄貴から セイレムの容態がおもわしくないという連絡が入った。

私が行った水曜日にはママさんもセイレムに会いに行き、お外に出たいというセーちゃんに数時間付きっきりで大好きなお外を満喫していた。

それなのに… 何も食べなくなり、グッタリとしているとのこと。

   食べなければ体力が持たない

ただでさえ後ろ足の太ももの筋肉がゴッソリと落ちてしまっているのだ。



6月21日、またも兄貴から連絡が入った。

昨日同様 何も食べずぐったりとしているとのこと。

セイレムが気が気でない兄貴は夜通し眠らずセイレムの傍に居た。


   セイレムに残された時間がほとんどないということが嫌でも突きつけられた



6月23日。

その日はママさんが朝から6時間ほどセイレムの傍にいた。

最近じゃ兄貴はほとんど眠らず仕事をしつつセイレムに付きっきりだったので、兄嫁さんとママさんと兄貴とで交代で傍に居ることに。

兄嫁さんは『 自分がトイレへ行くのすら心配だ 』と言っていた。


   わずかな時間でも誰かが傍にいない時になにかあったら…と皆が心配していたのだ


23日は私も仕事が終わってから セイレム の顔を見るべく寄った。

21日に会った時よりもあきらかに容態は悪化していた。

傍には兄嫁さんが付いていた。

兄貴は寝ずにセイレムに付いていたので仮眠中だった。


ふかふか座布団に横たわり、もう眼が見えていないこともすぐにわかり、手足が冷たくなっていたので血圧が下がってきていることも分った。


   数日前に兄貴たちもここらがヤマだと覚悟は決めていた


私はセーちゃんを撫でまわし、マッサージをして手足を温めた。

セイレムに会って20分位した時に異変を感じた。

その様子が

   20年近く前、私の目の前で旅立った愛猫『 銀さん 』の死の間際を思い出した


慌てて兄嫁さんに 兄貴を起こしてきて!!!!!!急いで!!!!!!と叫んだ。

兄貴も飛び起きてセイレムを名を呼び、抱え… それからはすぐの出来事だった。



セイレムは大好きだった兄貴に支えられながら パセリ母ちゃんのところへ旅立って逝った。


セーちゃんのお世話係りの兄貴はセイレムをすごく可愛がっていた

人間でいえば80歳くらいだったけれど兄嫁さん曰く セイレムは生涯『 お嬢 』だったと。


それは兄嫁さんもヤキモチをやくほどに…また兄嫁さんもセイレムの面倒をよくみてくれていた。

兄貴が工房に泊まり込んで仕事をして、パセリが居なくなり兄貴とセイレムの二人っきりの時間は増えていった。

セイレムも兄貴を見ると私達に会うよりもあきらかに喜び方が違うのがみて分かったほど二人にはがあった。


野犬に襲われ生死を彷徨い、やっと病魔から解放され、痛みから解放され本当に良く頑張った。

独りで逝かせることなく、大好きだった兄貴に見守られながら旅立てたことが本当に良かった。

それでも兄貴含めて覚悟はしていたものの… 失った悲しみが溢れだした。



私達が泣く横で涙ひとつ見せなかった兄貴だけれど、誰よりも辛く、心にぽっかりと穴が開き、埋められぬ悲しさ寂しさを内に秘めていたのは他ならぬ兄貴なのだ。
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独眼竜 ライフ (243) 脱走・捜索・病院へ連行

2017-06-23 01:20:45 | 独眼竜 ライフ
先日、新しい動物病院から処方された鼻炎抗生剤の薬を一週間飲み続けた。


薬の効果といえば ★ 胃からカムバック(嘔吐)することがほぼなくなった

今までは夜中や朝方の寝ている間に気持ち悪くなり吐いていた。

それが
薬を飲ませた次の日は吐いたのだが、それ以来は見ている限りでは吐いておらず大丈夫そうだ。


鼻炎の 鼻ぶぅ~ぶぅ~ は相変わらずでいつもと変わらず。

お腹のゴロゴロも一時期よりは音が小さくなったような気がするが、それでもまだ胃や腸に空気が入っているのがわかる。

ヨダレもたまに透明で氷柱のように垂れ下がる時があるので、一週間飲み続けた効果は【 吐き気が治まった 】ということになる。



それと
前回 膵炎の疑いとして病理検査に出していた結果の連絡をもらった。


    膵炎じゃなかった


膵炎の検査に出した結果、正常値で問題ないとのこと。

今回の検査で【 膵炎の疑い 】はなくなりました。

動物病院の先生も 簡単な検査から一つずつ潰していこう と言っていたので良かった。

これにより膵炎は除外されたので一安心です



薬が切れる頃、6月19日に ライフ を病院へ連れて行くことに。


ここで大問題が発生したのです。

朝、坊主がまだ家に居るうちに部屋に監禁したのです。  嫌な予感をすぐ察知するのだよ


    やばい… ぼくまたつれていかれる


準備が整いいざ出発!!で部屋に居る坊主をバスケットの中へ入れようと監禁していた部屋に行くと…



      アイツ脱走した


朝から暑かったので少しだけ網戸にしていたのだが、その網戸を半分破りかけ、それでも出られないもんだから今度は手で網戸を開け外に出たのだ。

まさかの失態である  ( 今までこんなことはなかたのよ )



     ママさん & 私  えらいこっちゃ!!! 捜索や!!!!


坊主の行先は分っている。 約1km離れたいつもの所に違いないと踏んで私とママさんの二人で別々の車に乗り込み捜索にあたる

私はセンサー片手にゆっくりと車を走らせる。

ママさんは目視で坊主を探し車を走らせる。


探すこと1時間。


    見つからねぇ… どこ行きやがった!?


センサーも反応せず一旦家に帰ることに。


ふとその前に坊主があまり行かない我が家の反対の崖下のお宅の方に立ち寄った。


すると… センサーが反応するではないか!!!!!


      あんにゃろぉ( )~裏をかいたな!!!


私は坊主が行きそうな場所を知っている。

なので坊主はその裏をかいたのだ。


    ねぇちゃんはいつもぼくがおるトコしってる。 かならずさがしにくる。 いまいったら ねぇちゃんにぼくつかまる


アホだと思っていたけれど、こういう時の坊主の頭は驚くほど回転するのだ


    私もママさんもまんまとライフの策に騙された


ママさんと二人がかりで無事、坊主を捕獲して病院へ連行。

    午前の診療時間ギリギリで飛び込んだわさ


体重も増えても減ってもおらず前回のままだった。

内視鏡の話も以前からしていたのだが、嘔吐が止まったことでしばらくは継続して薬を飲み様子をみることにした。


鼻詰まりのせいで口からしか息が出来ないので空気を多量に飲んでしまい胃や腸に空気が溜まってしまう。

寝る時なんかはたまに無呼吸?や痰が詰まったようにむせ返り急に起きだし毎夜苦しそうにしている。


鼻腔炎の鼻詰まりはほぼ諦めてはいるが、少しでも坊主が鼻で息がしやすいようになれば

これからまだまだ問題は起こりそうだが、病気とは気楽に気長に付き合っていこうと思う

気ばっかり張っていると心身ともに耐えられそうにないのでね


     びょういん つかれた~
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