田植えのすんだばかりの水田に、小さな緑の植物が浮かび漂っている事があります。卵型の小さな葉が三,四枚集まっているだけなのです。親の葉が、両側に一枚ずつ子供の葉をくっつけて暮らしている「ウキクサ」です。
葉に見えるのは、実は茎が変化したもので、「葉状体」と呼ばれます。この葉状体が大きいのを「ウキクサ」と呼び、根が複数本ついています。
それに対して、葉状体が小さく根が1本だけの「アオウキクサ」があります。
どちらも一般には「ウキクサ」と呼ばれています。
葉状体は、表面に気孔を持ち、光合成を営み、葉の役目を果たしています。葉状体のポケットと呼ばれる所から、子供の葉状体が生まれます。そのため、葉状体は一枚だけでなく、親や子供、孫などいくつかの世代がつながって生活しています。
とても仲がいいのです。
居所を定めないで、各地を放浪する様を「根無し草」と言いますよね。これは「ウキクサ」のことです。でもよ~く見ると根は生えているんですよね。それでも風の流れに逆らわず、水の上を移ろい行く様子はさながら「流浪の民」なのでしょうか。
儚くも、風情を感じる植物です。
葉に見えるのは、実は茎が変化したもので、「葉状体」と呼ばれます。この葉状体が大きいのを「ウキクサ」と呼び、根が複数本ついています。
それに対して、葉状体が小さく根が1本だけの「アオウキクサ」があります。
どちらも一般には「ウキクサ」と呼ばれています。
葉状体は、表面に気孔を持ち、光合成を営み、葉の役目を果たしています。葉状体のポケットと呼ばれる所から、子供の葉状体が生まれます。そのため、葉状体は一枚だけでなく、親や子供、孫などいくつかの世代がつながって生活しています。
とても仲がいいのです。
居所を定めないで、各地を放浪する様を「根無し草」と言いますよね。これは「ウキクサ」のことです。でもよ~く見ると根は生えているんですよね。それでも風の流れに逆らわず、水の上を移ろい行く様子はさながら「流浪の民」なのでしょうか。
儚くも、風情を感じる植物です。