僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

イケメンと幸せになる確率

2008-06-03 23:25:49 | Weblog
木村拓哉や小栗旬のような美男子で、年収1千万以上あって、3大疾病にかからず、浮気をしない男性は0.00649%しかいないそうです。
さらに彼らと結婚できる確率となると天文学的に低い数字になるようです。

ここは無謀な理想論を語らず、ほら、あなたのそばにいる、その男性で我慢しなさい。

鼾(いびき)

2008-06-03 23:08:28 | Weblog
 いびきは、睡眠中に気道が狭くなることで発生する喉の粘膜の振動音です。寝ているうちに喉や舌の筋肉がゆるむと、空気が通るたびに粘膜と気道が擦れて音が出ます。確かに普段はいびきをかかないという人でも、お酒を飲んだり疲れている時には、筋肉が弛緩するのでいびきをかきやすくなります。また、首の周囲に脂肪がついている人やあごの小さい人は気道が狭くなりやすく、睡眠中に舌根が気道をふさいで、いびきが発生しやすいということもあります。

いびきにもいろんな原因があるけれど、では、簡単に止める方法ってあるんでしょうか?

横向きに寝たり、枕を低いものに変えるだけでも、気道が広がるのでいびきをかきにくくなります。ほかにも新しい治療法として、睡眠中に装着するマウスピースがあります。あごを少し前に突き出す形で固定することによって、気道を広げ、空気の通りを良くするんです。

いびきを放置していると、眠っても疲れが取れなかったり、睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群になる可能性があるそうです。

ここで有名な句を一句。

白河を夜舟で渡る高いびき

いびきをかくほどにぐっすりと寝ていた為に、記憶が全く無い事。その昔、京を見物した振りをした人が白河の事を訊ねられ、うっかり川の事だと思い込んで「夜に船で渡ったので見ていない」と答えた故事に由来。

牛のゲップと温暖化

2008-06-03 22:53:10 | Weblog
地球温暖化の要因のひとつは、ウシの“ゲップ”だといいます。噯(おくび)ともいいます。ゲップで温暖化?「ウシなどの反芻家畜には胃が4つありますが、1番目の胃に生息する多数の微生物がエサを分解する際、発酵により温室効果ガスのひとつ“メタン”が発生します。反芻家畜からのメタンは、国内では温室効果ガス総排出量の0.5%、地球規模では全体の約2%強に相当します」(農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所・畜産温暖化研究チーム長の永西氏)。今後、世界的な人口増加などから、ウシの飼育頭数増加は必須。一方、脂質を多く含む米ヌカや、ポリフェノールを多く含むお茶殻などを飼料に添加すれば、メタンを抑制できることも判明。現在、研究が進められているそうです。

蝉論争

2008-06-03 22:04:50 | Weblog
蝉の季節にはちょっと早いのですが、小生も子どもの頃は、夏休みともなると、昆虫採集に明け暮れていました。
特にヒグラシが好きで、夏の夕暮れ時に「カナカナカナ・・・」となくその鳴き声に所在無き孤独感と哀愁を感じたものです。


芭蕉の「閑さや岩にしみ入蝉の声」の「蝉」が、どんな蝉であるか、昭和の初期に歌人・精神科医の斎藤茂吉と、夏目漱石門下で芭蕉研究家の小宮豊隆との間で激しい論戦が繰り広げられました。

茂吉はジージーと鳴くアブラゼミであると主張し、小宮はチィーチィーと小さく鳴くニイニイゼミであると主張しました。山形県出身の茂吉は、山寺のことだけに一歩も譲ることができずアブラゼミで押し通したのです。

そのうちに、これらのセミの活動時期を調べ論戦に決着をつけようということになり、実際に山寺に入って調査が行われました。その結果、芭蕉が山寺を訪れた7月13日(新暦。旧暦では5月27日)ごろ鳴き出しているのはニイニイゼミで、山寺界隈ではこのころまだアブラゼミは鳴かないということになり、茂吉が敗れた形で蝉論議は終結しました。